こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

なんのために「計画」をつくるのか?

2018-06-20 21:50:01 | 市政&議会報告
一般質問が終わりました。正直、疲れました。



「公共施設適正配置基本計画」を市民参加で見直すことを求めました。

結論。「5年を目途に見直す」そうです。今は、「計画」はとりあえず、ほっとくということです。


すでに「計画」とは違う方向に予算もつけて動きだしている。

「駅前への移転を前提とした図書館整備の検討調査」を民間企業に委託するための事業者公募。


「廃止」と明記された勤労青少年ホームの利用者の不安の声があがっている。

「活動の場は保障します」と言うけれど、「計画」上では廃止。「他の施設との複合化」なんてどこにも書いてない。


同じ時期に作った「生涯学習推進計画」には「活用して市民の学習機会を支援」。

「廃止」したら「活用」できない。


こんな矛盾があるのだから、そして現に「計画」と違う方向に動いているんだから、「市民参加で『計画』そのものを見直しましょう」というのが私の提案です。


「市民参加で計画をつくりました」「5年後の見直しも市民参加で進めます」と言うけれど、せっかく作った「計画」は無視して、行政の判断で市役所の部長会議の「検討判断」で物事を進めるなら・・・


「市民参加」って何ですか?

何のための「計画」ですか?


こんなことがあってはならないから「市民参画と協働の推進条例」を2014年12月に作りました。

(目的)
第1条 この条例は、泉大津市における市政への参画と協働によるまちづくりを推進するための基本的事項を定め、市民、市民公益活動団体、事業者(以下「市民等」という。)及び市がお互いの立場や役割を認識し、信頼関係のもと参画と協働を進めることにより、地域コミュニティが育まれ、市民が主役の活力ある豊かな地域社会をつくることを目的とする。


(定義)
第2条
(5) 市民参画 市民等が、市の政策等の立案、実施及び評価の過程に主体的に参加することをいう。

(6) 協働 市民等及び市が、それぞれの役割と責任を明確にした上で、相手の立場や特性を理解し合い、共通の課題の解決や目的の実現のために協力・協調して活動することをいう。


(市民の役割)
第4条 市民は、基本原則に基づき、地域の特性を生かした住みやすいまちづくりを進めるため、自らが主体であることを認識し、自主的にまちづくりに参加するよう努めるものとする。


(市の役割)
第7条 市は、基本原則に基づき、参画及び協働のまちづくりを推進するため、市民等が活発に市民公益活動を行えるよう環境整備を図るとともに、参画及び協働の機会を創出するよう努めるものとする。

2 市は、積極的に市政における情報を提供するとともに、市民等から広く意見を求め、施策に反映させるよう努めるものとする。


時間があれば、しっかりと読み上げたかった条文です。

「あなた方のしていることは、条例違反だと私は思う」と断じました。

皆さんは、どうお考えですか?
コメント (4)
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