Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

東大寺大仏殿特別参拝(2015年1月31日参拝)

2015年03月10日 | 神仏霊場巡拝の道


僧侶の先導で東大寺大仏殿に。




非売品のパンフレットをいただきました。(^^

でも同じ表紙のパンフレットを二月堂で売っていたのを見たけど、
中身が違うのかな。


【大仏殿】


普段は立入禁止で通れない西側回廊を歩いていきます。




中門や回廊が見えます。


【菩提樹】


栄西禅師が中国天台山から持ち帰ってきた菩提樹の子孫だとか。

何で臨済宗の開祖であり建仁寺開山の栄西禅師が東大寺に?と思った。
僧侶の説明によると重源の後継として東大寺大勧進職だったそうです。

栄西禅師800年大遠諱の際、東大寺筒井寛昭別当ら僧侶22人が出仕し、
建仁寺法堂で法要を営み、東大寺と建仁寺の縁は今も連綿と続いています。




この角度から見る大仏殿は初めてなんで新鮮。


【大仏殿】


北側の回廊の扉を開けていただいて外に出る。

普段絶対に入れない場所に入れると嬉しいね。




砂利の部分は何を表わしているかというと、
東大寺大仏殿の戦いで焼失する前の大仏殿の大きさを表わしているそうです。

昔の大仏殿はもっと大きかったんですね。


【回廊】


回廊を進みいよいよ大仏殿内へ。

果たして憧れの台座の上にあがれるのか。
期待は高まる。


【殿内】


今回、特別の台座に登らせていただくことになった。

よっしゃー!

本当に嬉しい。

地球に生まれて良かったー!(古)
生まれてン十年、毎年東大寺に来て初めて登れる。

生きてて良かったわ~。(^^


はやる気持ちを抑え靴を脱いでスリッパに履き替えて階段を登ります。




ここで僧侶達が座って法要を行われています。


【大仏さん】






ついに台座に上がった。

感動。

台座に上がると大仏さんがより近くに感じる。


【蓮弁】




台座には28枚もの蓮弁があり、
その一枚一枚に蓮華蔵世界図が毛彫されていました。

ちなみに写真撮影は僧侶に確認してOKをいただきました。


【虚空蔵菩薩】




この角度で撮影出来るのも台座に上がってこそ。


【大仏さん】



【廣目天】



【光背】



【蓮弁】




現在の大仏さんは創建当時のものとは違うことはよく知られているが、
台座の蓮弁と線刻された蓮華蔵世界図の造形遺品や、
大腿部や腕の袖部分は奈良時代の創建当時のままの残っていることは余り知られていない。

嬉しいことに触ってもいいということで触ってみた。

ひんやりと冷たいが心が熱くなった。
だって滅多に触れないんだもん。

奈良時代に造られた台座を触れるとは最高です。
鳥肌が立ちました。




台座の通路は思ってたより広いです。


【大仏さん】





【如意輪観音菩薩】


虚空蔵菩薩や如意輪観音菩薩も近くで見れて嬉しい。(^^


【蓮弁線刻】





【大仏さん】


僧侶の説明によると左右の大きさが違うとか。
初めて知りましたよ。

台座をグルっと一周して夢のようなひと時も終了。

1月24日の特別参拝の回は台座に上がれなかったとか。
参拝客が多かったというのもあるけど、
上がる上がらないは僧侶それぞれの判断だそうです。

それを聞いたら私達はめっちゃラッキーですね。

今回、対応していただいたお坊さんには感謝!

有難うございます。(^^


【廣目天】


下に降りて大仏殿内を一周。


【多聞天】



最後に国宝の金銅八角燈籠を前に僧侶の説明。

野ざらしにしていることで酸性雨により腐食が進むので、
東京国立博物館開催の東大寺展で展示後、
東京で修復、コーティングし帰ってきました。

文化庁は屋根を造って燈籠を保護してほしいようだが、
東大寺は今のまま屋根なしでいくそうです。

90分の予定が40分オーバーの2時間10分もの特別参拝もこれにて終了。


【御朱印】


唯心をリクエストしたんですが、
華厳しか書けない職員さんでした。


【感想】
とにかく憧れの台座に上がれて、
素晴らしい体験が出来て本当に良かった。

今日の日は絶対に忘れません。

お坊さんによって上がれない場合もありますのですが、
来年も特別参拝があるのなら参加したいと思います。


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