Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

平泉寺白山神社 其の一(2017年7月8日参拝)

2017年07月24日 | 神社
平泉寺白山神社は歴史的にとても興味深い神社であると同時に、
境内に広がる苔の美しさが有名ですね。

京都の苔寺に匹敵、いや、司馬遼太郎は平泉寺の苔と比べれば、
苔寺の苔は大したこと無いとまで言い切ったとか。

苔が一番美しいのは梅雨。

苔寺は全く行きたいとは思わないが、
平泉寺白山神社は以前からどうしても訪れたかったので、
梅雨時期を狙って参拝です。

とても楽しみです。(^^


<白山神社>
所在地:福井県勝山市平泉寺町平泉寺56-63
御祭神:伊奘冊尊
創建:明治3年(1870)
社格:県社

<旧平泉寺>
宗派:天台宗
創建:伝養老元年(717)
開山:泰澄大師


【由緒】
霊峰白山へお参りをする時の登り口として西暦717年(養老元年)に、
泰澄大師により開かれた霊場です。

泰澄大師が白山山頂を目指して、現在の白山神社の境内にある御手洗池の傍らで、
祈祷をしていたところ白山の神である権現の女神が現れました。
その神に導かれて白山の頂上を極めたと伝えられています。

平泉寺は古くは平清水、白山社等と称され、
平安時代の末期には延暦寺の末寺となり、
その後、多くの寄進などもあって次第に勢力を伸ばしていきました。

最盛期には48社36堂そして6千の僧坊、寺領9万石9万貫、
僧兵8千人を要したといわれ、白山信仰の拠点とし栄えました。

戦国時代には朝倉氏と肩を並べる越前国の一大勢力であったが、
逃れてきた朝倉景鏡を匿った為、天正2年(1574)
一向一揆の兵火により全山が焼失。

この時の学頭にあった顕海は美濃に逃れ、
9年後の天正11年(1583)に平泉寺に戻った顕海は、

弟子の専海、日海と共に再興に着手し、
江戸時代までには境内の中心部が再興されました。

慶応4年(1868)明治政府より神仏分離令が出され、全国的な運動の高まりから、
ここ平泉寺においても明治3年(1870)平安時代以来の神仏習合の伝統が破棄され、
神社として分離独立しました。

このような歴史を経て今は平泉寺白山神社となっています。



【風景】


長閑な道を走りながら平泉寺白山神社へ。

神社に着くと幾つかの無料駐車場がありました。
その前に必ずお店があったけどね。

それにしても今日はめちゃくちゃ暑い。

福井だともっと涼しいと思ってたのに。(^^;


【泰澄大師廟】




まずはお大師にお参り。


【精進坂】


やはり素晴らしい雰囲気です。

期待値は上がりっぱなしですよ。(^^


【芭蕉句俳】


うらやまし 浮世の北の山桜


【一の鳥居】


精進坂から先は魚の持ち込みを禁止していた時期もあったとか。

この鳥居をくぐると完全に結界の世界に突入です。


【参道】


ここまで暑いと苔が一番美しい時期はとっくに過ぎていたようです。

それに天気が良くて光が多過ぎ。

こういう場所は曇りが一番良いんだけどね。





それでも奥に進めば進むほど雰囲気が素晴らしくなってくる。(^^


【御手洗池 平清水】




ここはオフィシャルHPの写真を見てると、
とても綺麗に映っているんだけど、実際はそうでも無い。(^^;

あれは写真が良過ぎるね。(苦笑)


【御神木】



【二の鳥居】


よく見ると鳥居の中央に屋根がついていて、
とても変わった鳥居です。

これは権現造りの鳥居で神仏習合を表す鳥居ですね。

一向一揆で焼かれた鳥居の代わりに、
安永6年(1778)に再建されたもの。


【境内】


苔がとても豊富です。(^^


【池尾明神】



【今宮神社】







【狛犬】



【稲荷社】



【境内】




神社仏閣巡りは天気がいい時に限る。

しかし、ここに限っては天気は曇りの方が断然いいですね。


【八幡神社】



【拝殿】


奥に拝殿が見えます。

この辺りから見る苔と拝殿、雰囲気が素晴らしい。




拝殿の中には福井藩主松平家の奉納品である十数面の絵馬があるそうです。


【境内】






写真を撮らずにはいられない。


【本社】




まさにいぶし銀の渋さ。

寛政7年(1795)に第12代福井藩主松平重富により再建されたもの。

本社の扉は33年に一度しかあけられないとかで、
次に扉が開けられるのは平成37年(2025)となります。


【狛犬】



【鳥居】


鳥居より先は苔の保護の為に立入禁止です。


【境内】





【高松宮妃殿下御手植】



【大汝社】


御祭神:天忍穂耳尊


【別山社】


御祭神:天忍穂耳尊


まだまだ見所は多い。

長くなりましたので続きは次回に。


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