Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

興禅寺(2015年6月28日参拝)

2015年07月25日 | 仏閣
やっぱり丹波は個性豊かな寺社が多い。

自然も豊かでとても落ち着く所。

次は春日局所縁の興禅寺へ。
春日局は3歳の冬までこの地で過ごしたそうです。

そういや大河ドラマの春日局は面白かったなぁ。
若かりし頃の江口洋介が家光役をやっていたのが印象に残っています。(遠い目)



所在地:兵庫県丹波市春日町黒井2263
宗派:曹洞宗
御本尊:釈迦如来
創建:不明
開基:荻野悪右衛門直正
中興年:寛永3年(1626年)
中興:寂道応勲和尚
札所:氷上郡西国三十三霊場



【縁起】
この寺の前身は杖林山誓願寺であったが、
八木城主内藤宗勝が黒井城を攻城した時に誓願寺も戦火にあい焼失。

当時の誓願寺があった場所は寺屋敷と呼ばれ9つの寺が立ち並んでいて、
黒井城の寺町を形成していた。
この時、寺の復興に努力したのが黒井城主荻野直正(赤井直正)で、
堂宇を建立などして再建につとめたと言われている。

現在の場所に移転したのは黒井城の落城50年後の寛永3年(1626年)のことで、
下館跡に本堂等を移転し山号を杖林山から大梅山、宗派を真言宗から曹洞宗に、
寺号を誓願寺から興禅寺に、開基を荻野直正とした。


【惣門】


黒井城の門材を使って建立されたもの。


【七間堀・高石垣】




80メートルの水濠と高さ4.5メートルの野面積みの石垣が印象的。

こんなお寺は滅多に無いですよね。
あったら教えてほしい。(^^

無料駐車場が近くにありました。


【楼門】




禅宗らしい石垣にマッチした楼門です。

近年、宮津市の智源寺から移築されたもの。


【仁天像】





【本堂】


こちらもいかにも禅宗といった本堂です。

ただ、残念ながら本堂内陣は見ることすら出来ませんでした。


【鐘楼堂】




赤井直正の子赤井悪右衛門直義が寛永年間、
先祖供養の為に鐘楼堂を建て梵鐘を寄進。
現在の鐘楼は大正2年に改築されたもの。


【禅堂】



【地蔵尊】



【庭園】




安土桃山時代の公家で関白、左大臣であった近衛信尹が、
この地で自ら設計して造園したもの。

近衛信尹は書家としても優れ本阿弥光悦・松花堂昭乗と共に寛永の三筆の一人。


【観音像】



【指月殿】


経蔵だそうです。


【お福産湯の井戸】




お福(春日局)が産まれた時、
この井戸の水を汲んで産湯に使ったとされています。


【お福の腰かけ石】



【鎮守社】



【御朱印】


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