Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

円覚寺(2017年10月1日参拝)

2017年10月29日 | 仏閣
清和天皇社参拝後、目的の円覚寺へ。

徒歩で向かうも案内板が見つからず少し迷う。(^^;

小学校の方へ歩いて行くと偶然お寺を発見。
分かり難い。

小学校の真横にお寺があり、
校庭に車を停める事が出来ます。

あー、わざわず有料駐車場に停めなくても良かったのに。

しかしお寺に向かう最後の右折がかなり難しい。
軽自動車なら何とか大丈夫だけど。



所在地:京都府京都市右京区嵯峨水尾宮ノ脇町58
宗派:浄土宗
御本尊:薬師如来
創建:不明
開山:不明


【縁起】


円覚寺は藤原基経(836-891)の山荘である粟田山庄を前身とする。

清和天皇は27歳で陽成天皇に譲位した後、
30歳の時に仏道修行のために近畿各地を回り、
その最後に水尾の山寺に入った。

清和天皇は水尾の地を終焉の地と考え、
31歳の時に洛東の円覚寺で崩御。

御遺骨は遺詔によって水尾の水尾山寺に葬られ、
清和天皇水尾山陵は集落から水尾川を渡って対岸にある
清和山の中腹に設けられている。

水尾の地には水尾山寺、円覚寺、貞観寺があり、
清和天皇と弔っていた。

次第に三カ寺は衰退し、室町時代の応永7年(1420)に焼失、
水尾山寺があったこの地に移され寺号を併称することにあったが、
円覚寺の名のみが残った。

後に水尾山寺が円覚寺として継承。

延宝7年(1679)に水尾の大火により焼失したが、
安永5年(1776)に村民により再建され、現在に至る。

清和天皇の護持仏とされる薬師如来を御本尊とする。


【水尾小学校】


水尾の地は限界集落となっていて、
小学校は現在休校です。

御住職の息子さん達が居た頃でも僅か2名だったとか。(^^;


【全景】




お寺の前に車は停めれます。


【宝篋印塔】




御住職によると清和天皇の供養塔で、
鎌倉時代辺りに建立されたものとか。


早速、本堂に上がらせていただく。

拝観料は志納ですので、
それなりの金額をお支払いください。

本堂は広くなく普通の家の畳の部屋といった感じ。

部屋の奥に仏間があり、厨子の中に安置された薬師如来、
左右に阿弥陀如来、地蔵菩薩が祀られていました。

清和天皇坐像が安置された厨子もありましたね。

御本尊は50年に一度の御開帳で、
次回は2052年とのことです。

2052年はさすがに無理かも。(^^;

仏間は撮影禁止でしたが、
御住職に確認すると襖絵は撮影OKでした。


【襖絵】








なかなか素晴らしい絵でした。(^^


【柚子茶】


接待でいただいた柚子茶。

美味しかったです。


【御朱印】


御住職は謙遜して字が下手だからということで、
公にしていないが、お願いされたら対応するとのこと。

15分程お話しをさせていただ有難うございました。

さて、この後はのんびり村を歩くとしよう。


【柿】



【清和天皇陵】


約1.5キロ、20分・・・

うーむ、どうしよう。


【清和山】


山道の1.5キロ歩くのはしんどいので回避。(^^;


【風景】


長閑です。(^^


【フジバカマ畑】


毎年9月末から10月始めの一週間程、
水尾フジバカマ鑑賞会が開催され、
花好きや写真愛好家の方々が多く訪れるそうです。

現に撮影するのに苦労するほどでした。

今日、水尾に訪れたほとんどの人がフジバカマ目的の方々で、
私のように参拝目的で来られた方は非常に少ないと感じました。

私はフジバカマというのを初めて知りました。(^^;


【アサギマダラ】




飛んでいるのがアサギマダラという蝶。

日本本土で発生したアサギマダラのうち、
多くの個体が秋になると南西諸島や台湾まで南下するとか。

蝶々がそんなに遠くまで移動するとは知らんかった。


【フジバカマ】





【コスモス】



これにて水尾を去ります。

フジバカマとアサギマダラの競演は予想以上に良かったです。


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