Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

長禅寺(2015年9月22日参拝)

2015年11月14日 | 甲斐百八霊場
次なる参拝地は甲府五山筆頭である長禅寺。

こちらは信玄公の母親である大井夫人の菩提寺でありますが、
それよりも甲府というか山梨で一番の伽藍が整えられています。

それを見ることがとても楽しみです。



所在地:山梨県甲府市愛宕町208
宗派:臨済宗
創建:(伝)天文21年(1552)
開基:大井夫人
開山:岐秀元伯
札所:甲斐百八霊場



【縁起】
長禅寺の前身は甲斐西郡の国人領主である大井氏の領する
巨摩郡相沢に建立された寺院で、大井氏の菩提寺であった。

古長禅寺は真言宗寺院であったが正和5年(1316)に甲斐国おいて
臨済宗を布教させた夢窓疎石により改宗されたという。

戦国時代には大井氏の娘である大井夫人が国斐守護武田信虎の正室となり、
晴信(信玄公)らを出産する。

大井夫人は信虎が駿河へ追放された後も館へ留まり、
没後に晴信は寺を二分して甲府へ移転する。

創建年代は甲斐国志によれば信玄生母が死去した天文21年で、
甲斐国社記・寺記によれば永禄年間(1558-1570)であるとする。

後に晴信が出家した時、岐秀和尚から機山信玄の法名を贈られたと言われます。

信玄公は大井夫人が亡くなった後、母を開基とし、岐秀元伯を開山に招いて、
現在の場所に新しく長禅寺を開かせました。

信玄公は臨済宗妙心寺派と強い関係を持ち、
後に臨済宗諸寺院である甲府五山を定めた際には第一位としている。

なお、旧地に残されたもう一つの寺は古長禅寺として現存している。


【岐秀和尚】
仏の道は己は何者なるやを問うところから始まる
御自身が何者なるかを問い続けられよ

さすればおのずから 答えをうることが出来るはず

己が見えずして 人は見えず
人見えなくば この世は見えません

何を考え いかなることをしてきたか よくよく考えられよ
さすればおのずから 己の姿見えるはずじゃ



大河ドラマ武田信玄での岐秀和尚のセリフが忘れられない。(一部略)


【惣門】




なんじゃこら~。
でけー。

こんな門は見たことが無い。

これだけでこのお寺の威容が分かるというもの。


惣門の下を車が通ってもいいのか不安であったが、
タイヤの跡があったので、この下を通りました。


【山門】


こちらもまた見事な門でした。

ここから右手に行けば無料駐車場がありました。


【三重塔】


甲府大空襲で伽藍は灰燼と化したので、
現在の伽藍は戦後に再建されたそうです。

三重塔は昭和53年(1978)のものですが、
かなり色褪せてますね。


【庭園】



【鐘楼堂】



【参道】


向こうに見えるのが山門です。


【大井夫人霊廟】



【五重塔】


平成2年(1990)に再建されたもの。

これは見事な五重塔ですね~。

ダークブラウンの色合いが渋くて、
完全にゴマラー好みです。(^^


【新塔】


新しく建てられています。

三重塔、五重塔があるから、
これは七重塔なんだろうか。

もともと現在の三重塔は七重塔にしようとしていたが、
建築技術の都合で三重塔になった経緯があるから、
七重塔かも知れないね。


それにしても庫裏もデカイし、
このお寺の資金力は凄いものがあるね。

檀家さんは大変だ。(^^;


【本堂】


これはまた大きな本堂ですが、
残念ながら見ることもままならない。


【大井夫人墓】




案内板はあるけど、最後の最後で大井夫人の墓です、
という案内板が無い。

だから参拝した時はこの墓が大井夫人の墓という確信が持てなかった。
大姉と刻まれていたので多分コレだろうと思ったけど。


【御朱印】
庫裏に行って玄関にいた方々に御朱印をお願いすると、
「うちは真言宗や天台宗と違ってそんなんしないしない」と、
オッサンに邪険に断られました。

あのオッサンは僧としての雰囲気、品格がまるで無いから、
恐らく檀家だと思うけど、
まるで御朱印をやる真言宗や天台宗をバカにしてるかのようでしたね。(怒)

臨済宗でも大本山を初め、沢山のお寺が御朱印をしていますが、
と言いたくなったけど、言ったところでしょうがないから言わなかったけど。

でも、時間が経てば経つほどムカムカしてました。

要は言い方なんだけどね~。

同じ言葉でも言い方が悪いと反感を買うだけ。
それでは人生において絶対損するよ。

能成護国禅寺(2015年9月22日参拝)

2015年11月14日 | 甲斐百八霊場
東光寺の仏殿にとても感動した後は近くの能成寺へ。

この界隈に寺社が近くにたくさんあって、
参拝する側はとても助かりますね。



所在地:甲府市東光寺町2153
宗派:臨済宗妙心寺派
御本尊:釈迦如来
創建:貞和年間(1345-1349)
開山:業海本淨禅師
開基:武田信守
札所:甲斐百八霊場


【縁起】
武田家甲府五山の一つ。 
貞和年間、現在の八代町北に創建されました。
信玄公の時、府中西青沼に移され、さらに文禄年間(1592-1595)の
甲府城築城のおり現在地に遷されたと伝えられています。

嘉永4年(1851年)に焼失。
その後復興しましたが昭和20年(1945)の甲府大空襲で再び伽藍を焼失。
昭和25年、仮本堂兼庫裡建築、昭和61年春、本堂新築。
引き続き平成3年書院、平成9年庫裡を再建し現在に至る。


【山門】


駐車場が無いのかなと思い、
山門手前で車をわざわざ停めて、参道を歩いて確認。

すると無料駐車場がありました。(^^


【本堂】


甲府五山という割りには見所は本堂のみとなります。


【屏風】


庫裏の玄関に置いてあったものです。

心に響きました。

花も月も美しいと感じるので、
私の心もきっと美しいのでしょう。(^^


【御朱印】