The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

パリ事件のシャルドネとは?

2009-09-21 18:07:32 | ワイン
ワインの魅力にチョットはハマッタ経験のある御仁は
一度は小耳に挟んだ事もあろうかと思いますが、
1976年のパリ事件もしくはパリの奇跡のことです・・・

それはアメリカ合衆国建国200年の記念にパリで行われた
フランスのトップシャトーとドメーヌのワインと
カリフォルニアのワインのブラインドによるコンペティションでの出来事!

その結果がなんと赤白共に第1位がカリフォルニア産が選ばれたんですね!
そして白の第1位が1973年産のシャトー・モンテリーナでありました。

今回のオテルではN野先生のご好意で2003年もののシャトー・モンテリーナ
しかもマグナムボトルをご相伴に預かりました。

考えてみれば1976年当時、審査員は第1位はフランス産
とたかをくくっていたでしょうから、相対的なバランスがフランス傾向で
しかもヴォリューム感もあり、節度ある締まりのシャルドネを選んだ
事と思います。

ソコへ持ってきて73’74’、75’あたりのブルゴーニュ・シャルドネ
は不出来ですのでヴィンテージ関係無しのカリフォルニアにお鉢が回ってきた
ということと考えるのはウガッタ見方でしょうか?

今回飲んでみましても、シャトー・モンテリーナは抑制の効いた
酸度の広がりの良い、調和のシャルドネでして
オテルに集まるワイン猛者をしてもブルゴーニュと言わしめた
逸品だったんですね・・・

1976年から数えて33年後の現在もそのスタイルを踏襲している
シャトー・モンテリーナさんに一票!
ソウ思ったのはワタクシだけではなかったと思います。

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07’モンテリーナはこの値段↓


PP満点時のセコンドワインは?

2009-09-21 06:22:57 | ワイン
1990年レオヴィル・ラス・カズの直前のブラインドは・・・

コレは皆さん相当驚いたようですが1986年物のクロ・デュ・マルキ
すなわちラス・カズのセカンド・ワインを持ってきました。

皆さんご存知かと思われますが1986年はラス・カズPP満点のヴィンテージ
なんですね。

しかも相当なヴァン・ド・ガルド!

数年前にご相伴に預かったのですが、まるでステゴザウルスの動きに似て
その熟成の度合いは遅々としていっこうに進まずといった様相でした。

実にそのセコンドがいい感じに解けてまして美味しく飲めたんです!

まあこの様な出し方もグラン・クリュとそのセカンドの格の違いや、
熟成の進み具合や、それから根本的な質感の違いなども感じる事ができまして
いい経験だったのでは?と思っています。

皆さんが驚かれたのは86’クロ・デュ・マルキを
当然グラン・クリュの61シャトーだと思っていたからなのですが、
実際ワタクシも事前試飲の時に『コレはシメタ♪』と思いました。

色合いは美しいガーネットの色調で
エッジにアンバーなニュアンスも見え隠れしています。

トップに適度なミネラルを感じ程無く本格的なメドックの香気が立ち昇ります。
新樽から来るローストの風味と黒胡椒のアクセント、
西洋スギの林道を歩くかのような森林浴のニュアンス、
そして熟したプラムやカラントのアローマです。

味わいはミディアムで甘く舌触りも流麗!
フィニッシュのシリアスな余韻はこのワインを忘れがたい物にしています

ラス・カズの別ヴィンテージというご意見にはチョットヒヤヒヤしましたが
それもこのクロ・デュ・マルキの美味しさユエでしょう!

驚きのセカンド・ワインではありました。

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ココが一番安値でしょうか?


ジェイムズ・テイラー健在ですね!

2009-09-21 01:15:02 | ミュージック
深夜にデンゼル・ワシントンの『マーシャル・ロー』を見ながら
B型気質で他のチャンネルも覗いて見ましたら
何とジェームズ・テイラーのライヴを放送しておりました。

キャロル・キングの名曲『You’ve Got A Friend
(君の友達)』はジェームズ・テイラーが歌ってミリオンにした楽曲!

実は何を隠そうワタクシのカラオケの持ち歌でもあります!

丁度それを歌っている所にチャンネルを変えるという
何か因縁めいたグッドタイミングでしてビックリしました。

それにしてもテイラー氏お頭以外は全くの健在ですね!

アメリカンフォークの中ではドコかに品がありまして
『何かあったらどんな季節でも僕は君の元に駆けつけるよ・・・
だって地球は丸いんだもん!ではなくて君の友達なんだから・・・』
と優しく語り掛けるお姿はワタクシもその様に言ってみたいと思うのも必定!

てな事でマイクを思わず握ってしまうという事です。

ところで『You’er So Vain 』のカーリー・サイモンは
どうなっちゃたんでしょ?