The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

クロ・デ・パプ

 | ワイン
Zooのブラインドでポール・アブリルのシャトーヌフ・デュ・パプを飲みました。
この造り手は現在、息子のヴァンサンが中心になっているとの事・・・良い、悪いはともかくとして、RP氏にはかなりうけが良いようです。

味わいは豪華絢爛たる酒躯を誇り、オリーブや熟したチェリーやプラムのフレーヴァーにミネラルや強いスパイス感を楽しめます。汁気の多い果実実は濃縮したブル・ピノそのものであります!

シャトーヌフの土臭さやある意味の素朴さもありますが、その味わいは実にセクシーでソフィストケートされています。

この手のシャトーヌフ・ド・パプの代表例はシャトー・レイヤス又はアンドレ・ブリュネルのレ・カイユー・キュベ・センティネール等になるのでしょうか?

このようなローヌワインにはわたくし、感心させられる訳であります!
とにかく、美味しかった!!
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クロ・ド・ヴージョ

 | ワイン
先日のZooのクロ・ド・ヴージョ特集のラインナップは面白かった。
02’グロ・フレール、03’アルヌー、02’シャトー・ド・ラ・トゥールと続いて、ブラインドで一休み・・・
一休みで意識朦朧の所へ矢継ぎ早に、02’ティボー・リジェ・ベレール、03’ジャック・プリュール、と話題性の多いアイテムで最後を〆る・・・なかなかでありました。

グロ・フレールのちょっと状態の悪さには残念!
アルヌーの一直線さと濃厚さ、シャトー・ド・ラ・トゥールの滋味の豊富な軽さの対比がなんとも見事!!
ファーストヴィンテージにして、見事に完成されたヴージョを世に出した、リジェ・ベレール将軍の子孫の一人!ティボーには大拍手であります。
しっかりとした、落ち着きのある、実の詰まったクロ・ド・ヴージョでありました。

最後を飾ったジャック・プリュール!
03’においても、濃密にしてエレガント!鮮烈なクリムゾンのフルーツの中には、持つべき資質と、複雑なニュアンスを全て持ち合わせています。
今飲む美味しさと、果てしない将来性・・・
このワインは、だからブルゴーニュの兆児と持て囃されるのでしょう・・・

イトウゾ氏には御馳走様でした!!
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ジャック・フレデリック・ミュニエ

 | ワイン
シャンボール・ミュジニーには、三つの至宝といえる畑があると言われております。それはグラン・クリュのミュジニーとボンヌ・マール・・・それにプルミエのレ・ザムルーズと言う事になります。

この三つの至宝を全て所有するシャンボール・ミュジニーの造り手は・・・
もちろんヴォギュエ、それとあのジョルジュ・ルーミエ・・・
そしてジャック・フレデリック・ミュニエであります。

ミュジニーのヴォギュエに次ぐ2番目の所有者にして、ボンヌ・マールとレ・ザムルーズをも所有するこの造り手・・・他の二つの造り手の輝かしい歴史と比べれば、目立つ事のない、控えめな物と言えるでしょう!

00’のボンヌ・マールを飲みました!
程よいクリムゾンの色合いで、花系の美しいトップです。微かなハーブとみずみずしいレッドチェリーの熟したアローマ!味わいは低めの温度で、出だし好調!!しかしながらグラスの中でほどけ出すと、ある線から生気を失います。
柔らかくエレガント・・・ボンヌ・マールの力感よりは、シャンボール・プルミエのしなやかさです。

コストにも濃慣れがあれば、テロワールの投影に手を挙げるのですが・・・
良い畑なんで、しょうがないのでしょうか?
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81’デュクリュ・ボーカイユ

 | ワイン
『ボルドーに始まり、ボルドーに帰る』てな事、言いますよね・・・

実は81’ガヤのバルバレスコのヴィンテージ繋がりで、81’デュクリュを出しました。もちろんガヤも素晴らしかったのですが、81’ボルドーという難しいヴィンテージを考え合わせると、デュクリュは大成功と言えるでしょう!

さらにコストの点を考えますと、デュクリュはガヤの2倍お得という事になります。
皆さんいかがでしょう?

濃厚なガーネットの色合いに、ミネラリーなトップ!焙煎コーヒーやナツメグ・・・熟したブラックカラントに微かなハーブィーなニュアンス!
甘くとろけるようなフルーツには適度な酸味の下支え!味わいにも奥行きがあり、思索的なイメージが・・・練れてます、美味しいです、素敵です・・・

こんな感じ、イタリア−ノで出来ますかね?

もちろん82’サン・ロレンツォもえがった!!

そう言えば、81’はわたくし・・・盛岡帰還の年でありました。
提供のタケトッティ−氏に大感謝であります。
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今は亡きマテオ・コレッジア

 | ワイン
ピエモンテづくしのガヤ古酒の前に、マテオ・コレッジアの99年のロエロ・ロッケ・ダンプセイを出しました。
赤と黒のマフィア柄・・・
畑を拡充するために、岩盤を破砕中に大きな岩が頭に当たり、若くして命を落とした、稀代の天才醸造家・・・見事なまでに端正なロエロを造りあげます。

濃厚なクリムゾンレッド!甘いトップノーズ、煮豆のニュアンス・・・
ヴィオレットのエレガントな花の香り、熟したカラントのアローマ!!
穏やかで、甘く、奥行きのある、本格的なバローロを彷彿とさせる見事な酒躯・・・
とてもロエロとは思えません!

マテオ・コレッジアはこの他に、ネッビオーロ・ダルバ・ヴァル・プレティとバルベーラ・ダルバ・マルンが充実!!

特にマルンは、この世の物とは思えない程の素晴らしいバルベラ!!
なんとも惜しい人を亡くしたものであります。
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美味セシル・トランブレイ

 | ワイン
最近話題のセシル・トランブレイの02’ヴォーヌ・ロマネVVを開けてみました。
なにしろアンリ・ジャイエの従兄弟の孫?ロブレ・モノの当主パスカル・ロブレの嫁さん?ビオディナミの推進者・・・などなど話題は尽きない造り手ではあります!

ジャイエ家の畑を相続したという事なので、さしずめこの畑もそうなのかもしれません!

15度のセラーから取り出しまして、おもむろに抜栓いたします。口を取って、大ぶりのブルゴーニュ・タイプのワイングラスにたっぷりと注ぎます。
3メートル先からいきなりの芳香です!ミネラリーなトップにブラックチェリーの砂糖漬け、ほんの僅かですがビオ系のブケが・・・ジャイエに繋がる滋養のアローマです!
味わいは極めて繊細、かつエレガントそのもの・・・決して濃くはありません!
透明感のある流麗なフルーツであります。

ひょっとしたら、物足りなさを感じる人もいるかもしれません!
でも私には心地よい・・・ブルゴーニュのピノの見本のようなヴォーヌ・ロマネを、血筋はともかく、弱冠の女性の造り手が世に送り出たことに驚かされました。

凄い事です!!
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ベノア・アントのブルゴーニュ

 | ワイン
白の造り手の赤って独特のタッチがありますよね!
ベノアはかのミュルソー、シャサーニュなどで、その実力を認められている『アルノー・アント』の弟らしい・・・

ピノ・ノワール100%のACブルゴーニュ、2000年の物ですが、どこか薄い・・・物足りない印象です。美味しいですよ・・・と勧められたのですが、水っぽいフィニッシュが気になります。

でも、ここ何回か続いている一両日の放置が、ビックリするような良い結果を招いているので、これも今晩の結果待ちと言う所であります。
実は『プティ モンド』のブラインドで出した『アルガ・ビアンカ・ペッカ カツヌマワイナリー』(甲州種100%)が、翌日にはオオバケして、あたかもソーヴィニオンの遅摘みのような、品あり、旨味ありの見事な味わいになっていました。

最近、柳の下のドジョウのパターンで、残してはどう変わるのか?の実験を繰り返していますが、概ね翌日美味しくなるケースが多いような気がします。

それだけ、最近の造りはしっかりとしているのでしょう!
皆さんどうでしょう?
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ディジオイア・ロワイエの03’ブルゴーニュ

 | ワイン
他の03’ブルゴーニュ ピノ・ノワールと同様に、タンニンの多い堅固なフルーツです。しかしながらトップの香りに、気持ちの良い品・・・というのでしょうか?

とにかく、花やヴァイオレットのフルーツを連想させる、美しい香気を感じ、がつんとくる果実のアタックも・・・まあいいか!妙に納得させる説得力を持った、そんなピノ・ノワールであります。

このワインをさり気無く、まる一日放置いたしました。
ぜんぜん大丈夫です!確かに心地よいアローマは減弱するものの、味わいは蛾が蝶になる。いわゆる、蛾蝶の法則・・・

見事に美味しく変身してくれました。
畑の総所有面積3ヘクタールというシャンボール・ミュジニーの小さなドメーヌです。
ディジオイア・ロワイエ!これも見守るべき造り手でしょう!!
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甘くとろけるオーヴァチュア

 | ワイン
昨日敢えて残したオーヴァチュアのデキャンターから、ヴィノム・ボルドーにワインを注ぎますと、なんと砂糖漬けのブラックチェリーの入ったビターチョクレートの香りが立ち昇りました。

一日の待ちで、オーヴァチュアが大化けしていました。
昨日は、後半の伸びに今一つの難点ありとコメントいたしましたが、なんと見事な調和であります、素晴らしい余韻であります!
その味わいは、とろけるカカオ風味のブラックフルーツのジャムのよう・・・

やはりカリカベには余力があるんですね!
何日かに分けて飲めるワイン・・・いわゆる落ちないワイン・・・
その筆頭がカリフォルニアのカベルネでしょう!

ちょっと御節に飽きた今日、鼻の曲がりそうな熟成したタレッジョとグリッシーニをかじりながら飲んでみました。

とにかくカリカベは一日待つべし!というところでしょうか?
皆さん、如何でしょう?
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オーヴァチュア!オーパスワンのセカンド?

 | ワイン
セラーの奥にあった『オーヴァチュア』なるワインを引っ張り出し、キャップシールを刻んだところ、ヴィンテージがないのに初めてがつきました。

これってノンヴィンテージだったんですね!
もちろん、ムートン・ロートシルトとモンダヴィのジョイント・ヴェンチャー『オーパス・ワン』の、世に言うセカンド的なワインであります。

セカンドって言っても、普段は流通してなくて、モンダヴィのワインショップでしか売られていない代物・・・つまり主力の『オーパス・ワン』より、希少なワインと言えそうであります。なんでそんなワインが我が家にあったのか?

思い出してみると、大分前にイトウゾ神父からのゴチだったような気がします!
どうでしたでしょうか?
そんな、いわくつきのワインですが・・・キャップシールに手がかかって、やめるなんて・・・そんな自制心も持ち合わせている訳でもない訳で・・・

結局開けちゃいました!
畳返し的に、イトウゾ氏にブラインドでぶつけてやろう!などと一瞬不埒な考えも浮びましたが、そんなに私って性格悪くもないので・・・

飲んじゃうことに致しました!
さて前置きが長くなりましたが、『オーヴァチュア』なかなかいけてます!

どちらかと言えば、オーヴァーデコレーションになりがちな、ナパのカベルネですが、これは違います!エレガントに良くまとまっています。
熟したカシスやブラックプルーンのジャムのアローマに、ミネラルと土の風味・・・
スパイシーなアクセントにバラの花束の香りが心地よし!豪勢なタンニンと良く熟したフルーツです。僅かに余韻の短さに難点があるのでしょうか?

しかしながら『オーパスワン』のコストパーフォーマンスの悪さを考えれば、『オーヴァチュア』は捨てたもんじゃありません!
ネットでも『オーパスワン』はごろごろありますが、『オーヴァチュア』は見つけれないでしょう!

でも飲んじゃいました!しまった!後の祭ですよね・・・
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