The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2015 ヴェレゾン ビアンコ アズッカ・エ・アズッコ

 | ワイン
造り手は相当苦労の末このワインを仕込んだようだけれど、飲んでみて驚くべきソーヴィニヨン・ブランだった。

もちろんパッション・フルーツはある、そして黄桃に花梨のニュアンスが来る!
そこに華麗なるスパイシー加減もイイし、何ともいえない香料も感じえるのだ。
そして果実はマッタリとエキス多く、ボディはかのモンラッシェをも思わせる。





愛知県は豊田市のこのアジェンダは、とくにも白ワインの出来には感激を伴うほど旨いと思う。
アカシアとオークの樽で熟成させたとあるが、そんな香気も魅力満点なのだ。

さてさて、本数限られるけど、もう少し寝かせて楽しむことにしようと思う。
凄いソーヴィニヨンに出会ってしまった。(笑)
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1996 オルトレポ・パヴェーゼ バルバカルロ リーノ・マーガ

 | ワイン
いつもの上の橋のイタリアンでこのワインを飲んだ。
大概1996年のワインといえば、ずいぶん古酒だけれど、このバルバカルロについて言えば、まだまだ高原部の入り口というところか。(笑)
微発泡が少しばかり凪となって、酸味が幾分落ち着いてきたところなのだ。



その日は『短角牛のハツのロースト』をいただいたのだけれど、まさしくアッビナメント!
見事な相性を見せてくれた。



その昔、このリーノ・マーガに関しては、飲んでも受け付けないジブンが居た。
それは、そこにイイ相性の料理がなかったし、その時代ではアル意味オドロキのワインだったのだ。

そして今、このワインはナチュールの微発泡の急先鋒となっている。
ワイン飲みとして隔世の感を感じるのは正直な感想なのだ。

そんなことで、日本もワイン・ヒートが住み良くなってきたのだろう、とも思う。(笑)
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北海道産ケルナー、恐るべし!

 | ワイン
実際この藤澤葡萄園さんのケルナーを飲んで正直そう思った。
ドイツの赤用品種のトロリンガーとリースリングの交配品種であるこのケルナーですが、下手をすると地元ドイツよりも北海道産の方がいけているのかも知れない。
それほどオドロキのケルナーではあったのだ。

特にもこの『塞翁が馬』は2014年産の葡萄を、発酵が終結するのに待つこと2016年の正月まで。
葡萄には僅かに貴腐のニュアンスもあって、濃厚かつ、デンジャラスかつ、ゴージャスなケルナーの油みたいな代物に化けていたのだ。



北海道産のケルナーに中心的に見られるフレッシュ&フルーティーもさることながら、このワインは柑橘系に蜂蜜やらマンゴーやらマスカットやらが絡められ見事な味わいに昇華されている。
そこへもってきて品種特性の通り、酸味は抑えられており、果実のボディは豊満でそのエキスは半端じゃないのだ。

軽快なケルナーをお好きなら、ここはあなたの来るべき所ではない。
もしアウスレーゼに限りなく近いケルナーをご所望ならば、何をおいても探すべきなのだろう!
もしあればのハナシだけれど・・・
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2014 上幌ワイン 余市藤澤農園ケルナー 『塞翁が馬』

 | ワイン
この手のワインが好みかどうか?はともかくとして、日本でこれだけ完璧な、薫り高いケルナーを飲めるとは夢にも思わなかった!というのが、偽らざる心境だ。

ブルース・ガットラヴ氏を中心とした、10Rワインのスタッフによれば、藤澤農園さんのケルナーは、いつも外れなしの完熟で糖度が高く、加えて2014年産に限っては多くの貴腐が入っていたとのことだった。



その葡萄を教科書どおりに醸造を進めるのではなく、もちろんイーストは使わず、亜硫酸も極力抑え、発酵が完結するまで待ちに待ったそうだ。
すると果実味は多少なりとも減ったけれど、それに置き換わって円熟味と複雑さが付与された。
2016年の年明け頃、最終的には自然酵母が食いきらない糖をワイン中に残したまま発酵が止まって、そして一定の樽熟成を経て、我が家の大晦日の食卓を飾ったというわけだ。



なるほど、この過程こそ『塞翁が馬』というわけだ。
どちらに転ぶか分らない醸造のアル意味大きなトライがあったということだったのだ。

さてはたしてそのワインはどうだったのか?
朝の出勤前の時間もなくなってきたので、その続きはのちほど・・・
では!
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2014 ル・ヴァン・ド・プルサール ウーヴル・レスプリ トニー・ボールナール

 | ワイン
フランス東部のジュラ地方のアルボワの南、標高400m以上の高原に囲まれたプピヤンにある造り手といえば、ピエール・オヴェルノワつうことにはなるけれど、もう一人となればこれは聞くだけ野暮なわけだ。
それはもちろんフィリップ・ボールナールということになる。

で、この年末年始の家族大ブラインド大会に登場させたワインがこの表題のワイン、造り手のトニーとはこのフィリップの息子となる。
そしてこのワインの品種は書かれてあるとおり、アルボワの地場品種の赤、プルサールというわけだ。



『ル・ヴァン・ド・プルサール ウーヴル・レスプリ』とは『プルサールを飲めば、エスプリが全開する!』と言う意味だそうで、なるほどマイナーな品種にも目を向けて欲しい、というトニーの郷土愛をこのエティケットからもジンジンと感じてしまうのだ。

父フィリップと同じくなるべく手をかけない自然な造りに徹しているとのことだが、そのワインはお出汁感タップリの、まるでニッポンのナチュールのような塩梅だ。
しかもアルコール度数もそこそこで、色合いはロゼと見紛う、まるで紅茶のようなニュアンスである。



ピュアで果実感よろしく、酸味も壮麗ではあるけれど、どこかに収斂性もみてとれる。
そこへもってきて、燻したハーブにウーロン茶、そして微かなアセロラとサクランボにシナモンと来る!

ということで、ブラインドの参加者はニッポンワインのピノか何か?という回答が多かった。
もちろんその日のお節とは見事に相性も見せてくれたし、そのタイミングでこのワインを出したジブンも褒めてやりたい♪



2017年も幸先の良いナチュール・ダッシュ!
ということで、しょうもない小手先ブログだけれど、今年もよろしく!(笑)

ではでは・・・
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2013 カリニャン ヴィーニュ センティネール ル・トン・ルトルヴェ ミカエル・ジョルジュ

 | ワイン
年末年始に飲んだワインの中で、オドロキの一本の一つがコレだった。

カリニャンですよ、カリニャン!
フツーはローヌやラングドック・ルーションのワインなどで、もっぱら混醸で、しかも申し訳程度に使われる、いわゆる添加品種ですよね。
それがセンティネールということだから、百年の古木?で、すなわち超ヴィエ・ヴィーニュを、こともあろうに単一品種で仕込んだと言うこの荒業で出来たワインということなんですわ。
最近とみに急接近させてもらっているMichael Georgetさんのワインの特別なキュベなのです。



まあ飲んでみてビックリ、それは実にヴォリューム感はあるけれど、精緻にまとまるハンサムなワインなのです。
しかも、カリニャンの過度に突出した金気臭さやスパイシーさも抑えられている。
そしてブラッキーで芳醇な果実がシリアスに表現され、グラスで待てばゴージャスにマッセに迫ってくるのです。

価格を知っているけれど、私は他言いたしません。
なぜかといえば、驚くべきコスパで、へたをするとシャプティエのフラッグシップと見紛う凄みを見せてくれるのだ。

それだけこのワインは凄いと思う!
なぜにこのカリニャンをそう簡単には見つけれないのかも、容易に想像できるのだ。
 
年越しワインとしては、このワインにはキモチ拍手を送りたいと思う!
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2008 バローロ カンヌビ サン・ロレンツォ ジュゼッペ・リナルディ

 | ワイン
このワインを年末の大放談会に持ち込んだのだが、場所がドゥエ・マーニさんだけに、思い切って開けて良かったと思う。
説明するまでもないが、この畑名の並列の『カンヌビ サン・ロレンツォ』『ブルナーテ レ・コステ』は2010年が最後、それ以降は購入も不可の情況なので、持っている人だけが、このワインの素晴らしさの恩恵に預かることができるのだ。
だからこのワインを開けるという場面は、相当限定されると言うことは当然の成り行きなのだ。



それにしても、その時の短角牛のサーロインには劇的アッビナメントだったし、それゆえ飲めた面子も出した方も気持ちが良かったはずだと思う!(笑)



ジュゼッペ・リナルディのこのバローロの王道とも言われるバランスは、10年の歳月をもってやっと開花する。
数知れぬ香辛料やら、マオタイのニュアンスであったり、なめし革であったり、そしてジビエ、加えて乾いたプラムを存分に楽しめるのだ。
そして甘い渋みやダークなトーンに忘れがたいエキストラクトが極上の余韻となって微笑みを誘う。

熟成の高原部でやっとネッビオーロのここまでの次元を享受することができるのだ。
もっと早く会えればなお良かったけれど、その前の自分には、これまた他のワインの楽しみもあったのでしょうがない(笑)

そしてワインというやつは、飲む相手とそこにある料理だけ間違わなければ、まだまだ楽しみは続くと言うことだ。
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新年おめでとうございます

 | ワイン
皆様お揃いでお健やかに新年をお迎えのこととぞんじます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。



12月29日


12月31日

はい、飲みました!(笑)
ではでは・・・
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2009 ヴォーヌ・ロマネ クロ・デ・レア ミッシェル・グロ

 | ワイン
29日の盛岡ワイン大放談会に、このワインを持ち込んでくれたのは、他でもない月光仮面氏なのだ。
満を辞しての感ある、このワインの登場なのだけれど、今更ながらにミッシェル・グロのこの畑への思いを感じることができる、素晴らしいヒトトキだった。

2009年というヴィンテージはグロ家が『クロ・デ・レア』の畑を入手して、150年の節目となる年にあたる。
この黄金に輝くエティケットは、1860年のドメーヌ・グロ・ゲノー当時の復刻ラベルとのこと。



なぜにミッシェル・グロはかのリッシュブールを手放したのか?
このことはブルゴーニュ・ファンならずとも、全てのワイン・ヒートのナゾでもあるのだ。
しかしながら、良く考えてみて欲しい、5代150年の長きに渡るモノポールの管理耕作を経ての長男ミッシェルの思いを・・・

そしてその土地は、土壌の組成もさることながら、水はけ良く、日照の恩恵を充分に得ることが出来る、マイクロクライメットの優れものなのだ。

2009年という長熟のヴィンテージ、そして150周年の記念碑的このクロ・デ・レアに、充分過ぎるくらいの焼きの入りのいい樽で仕込む。
この土地のテロワールは、タンニンはしなやかで、果実はなめらか、酸度は低く、若くても飲み良いのだが、2009は樽をおまじないの如くに、強くかけそのクラシック・スタイルに磨きがかかっているのだ。

焙煎強めのモカマタリの香気に、スー・ボワ、シャンピニオン、トマトジュースときて、厳然たるブラックベリーとカシスのアロマが香る。
味わいはモノホンのクラシック・ブルゴーニュの見本のような塩梅だ!

ジュゼッペ・リナルディと並んだ、黄金コンビのエティケットは29日の夜会の凄まじさを、ものの見事に物語る。
まずは月光氏に感謝するしかない。



ありがとう!
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2004 バルベーラ フリザンテ カミーロ・ドナーティ

 | ワイン
ある日の食事でのことだったのだが、ソーセージをカリッと焼いてもらって、そこへドイツ風に男爵と玉葱も甘く焼いて、そしてディジョンのマスタードを添える。
それだけではとどまらず、アーリオ・オーリオの塩系パスタも並んで、さてさて・・・となったわけだ。





で、その時考えた挙句にセラーから取り出したのが、この表題のフリザンテだったということなんですね。



このアジェンダは、現当主カミーロの祖父が自家消費用としてワイン造りを始めて、その後紆余曲折があったものの、カミーロが生産を商業化させて今に至っている。

そして畑においては有機農法、ワイン造りは伝統的な手法にのっとり、全ての葡萄にマセレーションをし、温度管理を行わず、フィルタリングも木綿の袋で重力のみの軽めの行程のみ、野生酵母で瓶内2次発酵を行なうとのことだ。

見よこの微発泡の滑らかで、マッタリ、シミジミのヴィオレットのフリザンテを!
食事が嬉しいったらありゃしない!



エミリア・ロマーニャの食材も喜ぶこと必至のフリザンテ、あったら一度試して欲しい。
心底そう思うのだ。
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