The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

コドモのヴィンテージ・ワインは必ず残ります!(笑)

 | ワイン
まあワインなぞを趣味にすると、凡そ記念日のヴィンテージ・ワイン集めに勤しむことは無上の楽しみとなりがちだ。
その中でも、コドモの誕生年のワインは最たるもので、大概のWine heatは何本かのヴィンテージワインを持っている筈だ。
何を隠そうワタクシもその一人で、コドモの20歳の誕生日を皮切りに一緒に飲むという儀式を始めるわけだけれど、残念ながらオトーサンの考えた通りの手筈にはいかないケースが多い。
まずはボルドーを集めている人は、ヴィンテージによっちゃあ飲み頃を迎えていなかったり、ブルゴーニュを集めている人は進みすぎてザンネン!ということにもなる。
くわえてコドモも20歳ともなれば、地元にはいないわけで、まして大学生ともなればフツー何かしらのプライベートな都合もあるわけで、結果ヴィンテージワインの消費は遅々として進まないわけだ。
で、このほど私事ではありますが、当方の82’娘が嫁ぐことになって、先日そのヴィンテージのモノをセラーの奥底から探したところ、こんな感じでゴロゴロと出てきた。
この写真はその一部↓



どうするんだ、このヴィンテージワイン!
飲み終わる前に、嫁ぎやがって、コンチクショー!(笑)

てなかんじの、悲喜こもごものセラー整理となったのだけれど、もらってくれた相手が相当なワイン好きと聞いたので、まあイイとするか・・・
もう一人加えての飲む機会も、あるやにしれん!というわけだ。

ということで、コドモのヴィンテージワインは後生大事に隠し持っていても、ダメ!
自分で思い出に浸りつつ寂しく飲むか、はたまたエラソーに踏ん反り返って持ち込みワインの魔除けとするか、くらいが関の山!

だから、ここで老婆心ではあるけれど、ハッキリと断言してしまおう!
コドモのヴィンテージワインは必ず残ります。

PS:でも、お手伝いはいつでもいたします(爆)
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2006 セミヨン シャトー・ジュン

 | ワイン
このワインを開けたのは、何年ぶりだろうか?
おそらく、というか間違いなく、ニッポンワインの中でのこの品種の最高峰だと思う。

でも、ここで断らなければならないのは、ここのセミヨンが素晴らしかったのは、まさしくピンポイントでこのヴィンテージだということ。
その後2011年も飲んだけれど、樽をかけずに造ったとのことで、ワタクシ的にはイマイチぼやけた印象があったのだ。





セミヨンの蜂蜜系やパインやバターの香りに包まれて、果実は真面目で品格良し!
後半は色も濃く、味わいも濃密で、本当にニッポンワインか?と我が舌を疑う・・・

それだけ素晴らしく、セミヨンならではのティピシテを失わず、そして料理を存分に引き立ててくれる優れもの!
今となっては、もう少し残しておけばヨカッタ~(笑)

大事にしましょうね、普段の夕餉を飾ってくれるニッポンワイン!

では、明日また、御機嫌よう・・・
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2005 アルボワ ピュピラン プルサール ラ・シャマード フィリップ・ボールナール

 | ワイン
この造り手の白を飲んだときにも触れたけれど、氏はジュラ地方のアルボワのピュピランの、かのオヴェルノワの近くで育ったらしい。
当然のことながら、いわゆるワイン造りの薫陶を受けたことは火を見るより明らかで、もちろんワインのスタイルは思いっきりのナチュールだ。
しかしながら、そのワインはピュアで、素朴で、素直に美味しいのだ!
酸膜やマメや硫黄の弊害は最小限に抑えられている。
そこへもってきてプルサールの優しさや、滋味や、ソヴァージュ感や、お出汁感のメリットは存分に発揮されているのだ。
ハッキリ言って、このヴィンテージですでに飲み頃の高原部に達し、旨みバクハツだった!
樹齢45年のプルサールめやりおったわ!(笑)





微かなマディラやマーマレードにプラム、レッドカラントときた。
旨みに出汁感にしっとりと包まれて、わてよろよろとしな垂れかかるの図♪
コレを鮨屋に持って行ったとして、キミはどう思う?



まずは四の五の言わずにやってみなはれ!と言いたいのだ。
その時、極上のヒトトキが訪れると思う・・・
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2013 ドメーヌ・ルッチ メルロ ルーシー・マルゴー

 | ワイン
ワインの潮流においての凄さだけではなく、まずはこの造り手のメルロという品種が、このストロークでこれほどまでに薫り高く、しかもその香りにはエロさ、神秘性があり、そして味わいには絹のような舌触り、そして流麗な喉越しがあって、結果ルーシー・マルゴーに対しての賛辞は枚挙の暇が無い。



先日ピノ・ノワールは飲んでみたけれど、ルーシー・マルゴーの桁違いの美味しさは、このメルロにおいてをや、ピノを遥かに越えるだろう!
細かいことは語らずとも飲めば分かる、すなわち炎天下で果実をもいで、ガブッと齧りつく、その瞬間のダイナミズムがそこにはあるのだ。

そしてあの名だたるボルドー右岸のシャトーが、相当の年数の熟成をもってしても、あの不可思議で染み渡るような熟れた香気を放つことは難しい。
そんなワインはまず他には無く、あのオーストラリアでアルコール度数を14度以内に抑えて、なお品格とエレガンスを損なわず、娘のお絵かきのエティケットと中味のギャップで、大概のワインヒートは堪らずぶっ飛んでしまうのだ!

ドメーヌ・ルッチに限って言わせてもらうと、とにもかくにも驚愕のメルロだった!と言わざるを得ないのだ。
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2014 ブリュタル アンフォラ Vdf ルージュ ドメーヌ・ドュ・ロクタヴァン

 | ワイン
ロクタヴァンだけでも、心が騒ぐのに、加えてブリュタルにアンフォラときた!
まあとりあえず、ここで思うことは、このようなワインこそ、それなりの面子で飲むべきなのだということ。
そしてシッカリと厳選した面子集めをした上で、このワインを開けた。



で、『ブリュタル』とは何ぞや?ということになるのだけれど、実はこうゆうことらしい。
すなわち、瓶詰め前に亜硫酸を使用することを良しとしない生産者が、自分たちの『攻めた』ワインの共通キュベ名をブリュタルとし、各自でリリースさせたコンセプトワインのことをいうらしいのだ。

ロクタヴァンの造った2014年の赤のブリュタルはアンフォラ仕込でトゥルソー100%で攻めに攻めまくっている。
アンフォラ発酵に熟成、そして7ヶ月の長期マセラシオンが伴うとの事だ。

出来たワインの色合いは、通常のトゥルソーより薄く、わずかに濁り、マフォガニーのニュアンスを残している。
香りは薔薇の花、プラムにレッドカラントの果実にスパイシーさを伴い、ともすれば長期熟成を余儀なくさせられるこの品種でさえも、すでにシュールで味わい深く、今飲んでも感動を呼び起こさせる代物なのだ。

カタラン語のブリュタルは『素晴らしい!』と言う意味があるとの事だけれど、まさしくそれを地で行っている。

その日の持ちよりの会で、ブリュタルのダブルミーニングを何よりも感じ取れた夜だった。
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2014 ガラルノー Vdf マイ・エ・ケンジ・ホジソン

 | ワイン
ワインの造り手については、当方ブログで何度も登場しているので割愛させてもらう。
2010年からロワールでのワイン造りを始めているとのことだが、すでにそのワインは堂々としたものだ。



ガラルノーの品種はカベルネ・フラン100%で出来ているが、ブラインドでは中々難しいのでは?と思われた。
しかしながら遅れてきたTチャンマンにこのワインを、駆けつけ3杯の要領で飲ませたところ、ロワールのフランと即座に答えたのだからビックリだった。
なにしろ総体的にはナチュールによるもので、フランの青臭さを消すがために、マセラシオン・カルボニックとセミ・マセラシオンを折衷する手法で造られたこのワインをいとも簡単に当てられたのだから堪らない。
確かにナチュール系のシノンでこうゆうのもあったけれど、それにしてもなのだ。

ワインは色付きよく、ピュアでフレッシュなカシスジャムやブラックベリーのアロマを持ち、そこへキルシュや白檀やお香のアクセントが見て取れる。
果実はコンセントレートされジューシーだが調和とフィネスも備わっているのだ。
まずはワイン造りの5年目のものとは到底思えない代物である。

これを千円札三枚と小銭少しで買えるので、コスパは充分に満足で来うるもの。
とりあえずこのワイン、押さえるべきだと思う。

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2010 ジュブレイ・シャンベルタン ヴィエ・ヴィーニュ ベルナール・デュガーピィ

 | ワイン
遠くに住んでいて、盆休前に帰って来た息子が、その夜の食事時にこのワインを飲みたいと言った。
もちろんデュガーピィは他にもあるのだけれど、このヴィンテージのこのアペラシオンが一番出しやすかったのだ。



息子の話では、クロード・デュガは飲んだけど、このワインは飲んだことが無いということだった。
ワタシとすれば、そのような情況は早く解消して、いかにベルナールが素晴らしいのかを知るべきだと考えているので、間髪いれずにこれを開けた。
ここだけのハナシだけれど、クロードを好むやつに、ろくなものは居ない!(笑)
まあこれはほぼ冗談!それにしても、ワインに携わっている息子にもこのワインを飲ませることは、これ以上ない道の師匠を紹介できることだと思うのだ。

で、このワインを飲んだときの息子の反応がまた面白かった。
それは今までにないことであり、狂喜乱舞、仰天同地、ではなかったけれど、神妙であり、一瞬霧が晴れたのようにも見えた。

そうそうなのさ、昨今ホントーにブルゴーニュらしいワインはないのか?と聞かれれば、このワイン!と答えるのは分かるだろ。
そんな心持ちでワタクシは様子を眺めていたのだ。

そしてそれはここのワインの何たるか?を分かってくれる人にのみ共通する暗号発信のそれに近い。
今宵もこうして我はほくそ笑むのだった・・・
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2014 コンブララ ノー・コントロール Vdf(オーヴェルニュ)

 | ワイン
ノーコンピッチャーとはコントロールの悪いピッチャーという意味で使われるが、ワイン生産者における『ノー・コントロール』は全く違う意味合いなのだ。
それはナチュール好きにはむしろ、ど嵌りの造り手で、、すなわちノー・コントロールの意味は、アペラシオンの規定に沿わない、むしろそれに囚われないという意味でのノー・コントロールということになる。
その醸造法については、インポーターさんの資料に目を通して欲しいのだが、実際飲んでみての感想を述べると、実に薫り高くチャーミング♪
『コンブララ』はガメイ100%とのことだが、まるでジェラ-ル・シュレールのアルザス・ピノのようだ。





これはウソではなく、本当のことなのだが、何とビックリ!ここの当主のヴァンサン・マリーは立ち上げの前に実際ジェラール・シュレールにお世話になっていたことを後で知った!
ともかく、ココロがトロトロになるほどゆるく、大海の凪のように穏やかなガメイならここにお任せする。
まずは飲んでみなはれ!と言いたい(笑)
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西麻布でカーゼ・コリーニを♪

 | ワイン
その日は翌日の長女の結納のために、土曜の仕事を早めに切り上げて東京へ向かい、定宿に着いたのは夜の8時を過ぎていた。
夕食のアポなしで、さてどうしよう?となったけれど、選挙最終日の土曜日なので、西麻布あたりは飛び込みでもダイジョウブなのでは?と、とある自然派のワインと和食のお店にお邪魔をした。
こんな感じの気の利いたおつまみを肴に、冷えたビールを流し込み、続いてシャブリのアリゴテなぞ啜って、さてさてとなった頃合で、次なる赤ワインとなったわけ。







そしたら、美人の店主のたまわく、カーゼ・コリーニのヴィノットが開いているとのことで、それをグラスで出してもらうことにした。
ヴィノットはバルラのプレスをかけた搾中液によるワインで、思い出してみれば、なるほどフリーランによるバルラよりも薄いにゃ薄いようだけれど、ワインとしてはそれなりのバランスで、ソコソコ美味しく飲めたのだ。



で、そうこうしているうちに、仕事がやっと終わった次女が付き合ってもイイよ!と、いつもの上から目線の連絡があったので、ジャア来なさい!ということになり、もう一本赤を頼むことにした。
で、店主が差し出したのが、その10’バルラだったのだ。



正真正銘のフリーランのバルベラによる、カーゼ・コリーニのフラッグシップということだ。
こうして並べて飲んでみると、先ほどのヴィノットの軽快な果実味と香りの高さとフレッシュな味わいも良かったけれど、後出しのバルラの凄さって半端じゃあないわけ・・・
いわゆる、重厚さ、深み、品格、そして豪華絢爛たる佇まいは桁違いというしかないだろう!
かつては濃すぎてゴメン!と言う時代もあったけれど、10年をこのストロークで飲めれば最高なのだ。
この日、このタイミングで、しかも西麻布・・・
美味しい条件はそろってもいるけれど、ワタクシ的にカーゼ・コリーニを見直さなければならないのも確か!
まずは見事と言うしかないのだ。
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2014 ファイア マイ・エ・ケンジ・ホジソン Vdf

 | ワイン
マイは日本人妻でケンジは母が日系カナダ人とのことで、出来たワインにお出汁感を垣間見れば、そりゃー親近感を感じるのも必定。
そこへもってきて、ナチュールだけど、ネガティヴな香りは微塵も無く、果実は素朴で、そこへ塩気を感じるほどミネラルが利いているのだ!



さすれば、シュナンという品種特性は置いといて、そこの、すなわちロワールのシュナンってどうだっけ?と思うほど、モロダシのフルーツにただ身をゆだねるだけ。

それが、そこそこゆるく、まして香気も備わっていれば、クイクイっといけてしまうわけなのだ。(笑)
さらに言わせてもらうと、唯一欠点を挙げれば、生産本数が少なく、値段もそこそこアッパーなので、ある意味困るけど、ワインヒートの性分としては、それにもまして、こういうワインは食卓にゼヒ並んでいて欲しいと思うのだ。
無理とは思うが、生産量の増量を希望す!
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