The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2013 ウルム ACアルボワ ドメーヌ・ドゥ・ロクタヴァン

 | ワイン
もう記憶が薄れてしまいそうなほど、随分前にこのワインを飲んだ!

だけどもプルサール100%のドラベッラもしかり、ピノ・ノワール90%+シャルドネ10%のこのワインもしかり、ロクタヴァンはロクタヴァンなのだ。
だから飲めば品種や地所よりも造り手の個性が勝り、こんな感じのワインだったとすぐに思い出せるわけだ。

『ウルム』とは最上のという名のキュベなので、ドラベッラの向こうを張った、ここの双璧をなすワインと言ってもいいのだろう。



総体的に捉えれば、ワインの果実はゆるく、エキスが豊富で、お出汁が利いている。
そしてナチュールの否定的な香り(当方はダイジョウブ♪)は比較的抑えられており、アロマが心地よく、ミネラリーで、なおかつスパイシーだ。

ともすれば、ニッポンワインにもこの手のワインが、あるやに思うのだが・・・

こうゆうワインを飲んでいると、ワタクシはとても興味深く、また飲んでみたいココロが沸々と湧いてくる。。
ところがニッポンワインの一部のお偉方、とくにもいわゆるスキルを積んできた造り手のどこぞやの御仁は、あってはならない香りを、まるで鬼の首でも取ったかのように指摘するのだが、ワタクシはそれがどうした?と言いたい!
ナチュールにこだわることはないのだけれど、さりとて魅力的なものを、ちっぽけな指標で、やっちゃダメ的な矮小な拘りは捨てて欲しいのだ。
教科書どおりの似たりよったりのワインばっか造って、おもろうないやろう!(笑)

これは本流ワインを飲んでるワインヒートもそのように思っているのだよ・・・

このワインを飲んで、そんなことを感じる今日この頃である(笑)
オシマイ。
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2014 ル・トン・ルトルヴェ コリウール ミカエル・ジョルジュ

 | ワイン
おそらくミカエル・ジョルジュさんのフラッグシップはコレだと思う。
コリウールのグルナッシュ100%で造られたワイン。
自然農法の畑からとれた葡萄の枝ごと仕込んで、自然な醸造方法で、もちろん最後まで亜硫酸は無添加、無清澄、無ろ過で造られる。



出来たワインは、何とも摩訶不思議!
色は薄く、エキスは濃く、酒精強化ワインのように僅かに甘い。
でも間違いなく、スティルワインなのだ・・・

梅っぽいと誰かだ言った、でもそれよりも大輪の花を感じるゴージャスなトップなのだ。
そしてそれを追いかけるように立ち昇るソフィストケートされた香気が見事だ。
モカ、蜂蜜、菩提樹、そして乾燥したアプリコットなどなど・・・

味わいはグルナッシュの野趣はなく、軽やかな果実で、その味わいは極めてピュアに洗練されている。
エキスが多く、余韻は延々と続き、食事が無くても飲み手を飽きさせない、何かしらの迫力はあるのだ。

またしてもル・トン・ルトルヴェ!お見事でした!
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2010 コート・ド・ジュラ レ・シャサーニュ フィリップ・ボールナール

 | ワイン
このワインのエティケットには印象的な赤いキツネが描かれている。
赤が左で白が右だ。
そしてフランス語でルナールはキツネで、ボーが美しいと言う意味なので、なるほどこんな感じに表現したわけだ。
いかにもフランスらしいウィットとユーモアに溢れるエティケットだ。



ボールナール家はスイスとの国境近く、ジュラのプピアン村に16世紀から続く名家とのことで、祖父の親友がピエール・オヴェルノワで、ワイン造りにおいてはその薫陶をうけたことは、まず間違いないのだろう。

しかしながら今回のこのサヴァニャンによる白ワインを飲んでみると、そのスタイルはビミョウに違う。
いわゆる全てを曝け出し、主張するナチュールではない!
スルスルと飲めて、気がつけば一本飲めてしまうような、飲んで楽しく、外交的なワインだ。

黄桃やグァバにバナナのニュアンス、胡桃やホッコリとした焼栗をも感じ取れる。
フルーツは極めてリッチで口の中でエネルギッシュに炸裂する。
そして最後はしょっぱいくらいのミネラルと旨みのエキスが飲み手にとって忘れがたいものにするのだ。

もしあと5年待ったら、このワインはどうなるのだろうか?
保守本流とは違う楽しみを感じるのはワタクシだけではなさそうだ・・・
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2010 ムルソー・シャルム ティエリー&パスカル マトロ

 | ワイン
このワインをブラインドで出された時に、まず感じたことは、正統なブルゴーニュ白であること、正しくシャルドネ♪そして比較的若いワインだということだった。
おしなべて、それらは正解だったのだが、そこからがモンダイだ!
すなわち、硬質な背筋のまっすぐな酒躯であり、香りもミネラリーに締まっており、内包されたダイナミズムの容量はいかばかりか?ということだった。





確かに凝縮したシャルムもあるにはあるだろうけれど、むしろピュリニーのグランクリュでは?と思わせるほどの、迫力を感じたのだ。
開けてみれば、初めてのドメーヌ?(忘れたのかも)の、10’シャルムだったわけだ!
ここでいえるのは、この造り手は正しく正当なクラシックなブル白の継承者であり、少し置くことによってメタモする、期待値大の造り手の一人だということ♪
ナチュールだけでは、とうてい感じ得ない、王道のシャルドネがモノリスの塔ののごとく、そこに立ちはだかっているのだ。
目が覚めた思いがするのは、ワタクシだけではないと思う。
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2008 シャンパーニュ グラン・クリュ ブラン・ド・ブラン クロード・カザルス

 | ワイン
この季節のブラン・ド・ブランは何よりで、加えてパパジイ誕生会に出されたのだから、たまらない!
シャルドネの微細な泡がエレガントに舌先に当たり、壮麗な酸味が爽やかな風を呼ぶ!



おそらく思うにこれこそレコルタン・マニュピュラン♪
味わいのナチュール加減と素朴な親しみやすさがその確信を生むのだ。

非日常のシャンパーニュもこのシャンパーニュは文化を変えるか・・・
こんな感じで飲めたらイイと思う!

ありがとう!
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2004 シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン ペサック・レオニャン

 | ワイン
自分の誕生日の前の日のパパジイにこのワインを持参した。
もしブルゴーニュであれば、赤ならベルナール・デュガーピィを持って行き、白ならコント・ラフォンにしただろう。

ここにきて、日常にナチュールやニッポンワインが並ぶご時勢になって、イザと言う時の持ち駒はコレというものを決めておくべきだが、自分のバヤイはそうなのだ。

それにしても、2004年物は全く寡黙で、内に秘めたダイナミズムが半端じゃない。
幾つかのヴィンテージで、ペサック・レオニャンの長年の好敵手たるオー・ブリオンの上を行くが、おそらくこのヴィンテージもそうなのだろう。



閉じてはいるものの、そのポテンシャルと内包する香気と、垣間見せる品格の神々しさは只者ではないのだ。

どうだろう、あと10年で本格的なラ・ミッションのメタモルフォーゼは見られるのか?
そしてもっとダイジなことは、その10年後に己は元気で飲めているのだろうか?

さてさて・・・
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2000 シャトー・トロタノワ ポムロール

 | ワイン
その内実の強さにおいてはハナシは別だけれど、少なくともワタクシの持参した04’ラ・ミッションよりも、このワインは美味しく飲めた。
ヴィンテージによっては、ペトリュスと比較されるこのシャトーだが、相当評価の高かった2000年でさえも、すでに飲める状態となっていたのだ。



グラスに注がれたのけから、甘いガトーにリコリス、トリュフ、ショコラ、そして濃密なカラントが立ち昇る。
果実はタンニンの裏打ちはあれども、あくまでも滑らかで、たっぷりのエキスが申し分のない余韻を造り上げた。

ペトリュスに手の届かぬストレスを、トロタノワで解消できるのか?
むしろ、いっこうに姿を見せないペトリュスに痺れを切らして、適度なストロークでこれを代替するワインヒートのこじゃれたテクに一票!

このヘンチョコリンな名前のポムロールの偉大なる復活を願うばかりである。
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好き者親爺的持ち寄りワイン会、パパジイ終わりました。

 | ワイン
今回のパパジイは、誕生会の意味合いもあったのですが、持ち寄ったワインを眺めてみると、どちらかと言えば白中心の季節感ただようセレクションになったようだ。
それでもスタートのワインにはシャンパーニュのミレジムを飲めたし、マトロのムルソー・シャルムも並んだ。
そして好物のラ・ミッションと練れたトロタノワのご褒美まであったのだ。

終わってみれば、見事な流れで、いつものように心地よい酔いの至福が待っている。
まずはラインナップをご紹介しよう↓

2008 シャンパーニュ グランクリュ ブラン・ド・ブラン クロード・カザルス

2012 ブルゴーニュ・シャルドネ フィリップ・シャニィ

2014 シェルヴァロ デラ・サッラ アンティノリ

2010 コート・ド・ジュラ レ・シャサーニュ フィリップ・ボールナール

2010 ムルソー・シャルム ドメーヌ・マトロ



2000 シャトー・トロタノワ

2004 シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン



今回もまた自由持ち込み、打ち合わせなし。
さすがに千円を切るようなメキシコの泡はなかったけれど、いずれワインの意味するところと、それの出どこは不明のままだ。
で、まずは時間をかけて、これらのワインのワタクシなりの言葉でコメントさせてもらおうかと思う。

ということで、改めて書き込むことにする。
では・・・
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1993 リッジ カリフォルニア ジンファンデル エッセンス

 | ワイン
六本木ヒルズの一軒家のレストラン『コジト』でのランチで、デザートのガトーショコラを頂きながら、このワインをご相伴にあずかった。
赤ワインのデザートワインというのも経験は少ないが、ジンファンデルというのは正しく初めてだ。
これが何とも素敵なワインで、イイ造り手のレチョート・バルポリチェッラのようなと言ったら言い過ぎだろうか?
いや、そのレベルのものと言っても過言ではない。



漏れ聞く話では、40年間で8度だけ造られたという希少なワインだそうで、そのヴィンテージは03’01’93’91’78’68’などとのことだ。
しかもレイトハーベストの条件がそろった、その地所での生産となり、93’はパソ・ロブレスの畑のみとのことらしい。
レチョートほど苦味は無く、それこそガトーに良く合うのだ。
このワインは正しくエキスの塊で、よくぞカリフォルニアでこの発想が生まれたものだとしばし感心。
あれば欲しいが、無くて困るワインの範疇なので、次のチャンスを待つしかないのだろう。
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2008 NSG ル・クロ・デ・コルヴェ プリューレ・ロック

 | ワイン
説明するまでもなく、この造り手のフラッグシップの一つだが、別な意味でもこのワインこそ最高のものと言わざるを得ない代物なのだ。
それはアンリ・フェレデリック・ロック本人が、旅のお礼として日本に持ちこんだ物、という曰くつきのワインである、と言うことなのだ。
その相手が誰で、どのような縁でこのワインが持ち込まれたのものなのか?については詳らかにしない。
あとで色々支障があっては困るので、ここでは伏せさせていただくことにする。
しかし本人が持ち込んだことは間違いなく、まずはそれを想像してみなはれ!
もしそれが本当だとすれば、クロ・デ・コルヴェの最高のキュベであることは間違いないわけで、8年目を迎えたこのタイミングで、あのお店でこれを飲めるこの至福は、何物にも変える事は出来ないのだ。



で、実際これを飲んだわけだが、何かに喩えよ!と言われれば、熟成したグラン・エシェゾー DRC?とまで言い切れる!と思っている。
加えて、その香りの多様性のみ比べれば、こちらの方が勝るだろう。

それは湿った土であり、シナモン、黒胡椒にモカやトリュフのニュアンスである。
そこにプラムのドライフルーツにプルーンジャム、そしてメリハリのミネラルがあって、フェロモンが誘い、それらが漣のように寄せては引いてを繰り返すのだ。

果実はしなやかであるも、壮大で、ソヴァージュ感を湛えつつ、その余韻はグランクリュをも圧倒する。

これでも実は言い足りないのだけれど、ここまでとしよう!
2008年物のクロ・デ・コルヴェを以前飲んだことはあるけれど、このワインは別次元にあった。
そのことを証明するすべはないのだけれど、まあワインを飲むというエクスペリエンスとはそういうものだからしょうがない。

とりあえず、ここでの報告に留めておく。
プリューレ・ロックの真髄を見た思いがするのは自分だけではないはずだ!

どうだろうか・・・?
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