The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2002 ポマール レ・ソシーユ ジャン・マルク・ボワイヨ

 | ワイン
もう来週には次のパパジイが始まろうという時に、先のパパジイの、このワインの紹介とあいなった。
本当はすでに投稿すべきネタは数多くあるのだけれど、ともかくこのワインは紹介しないでおくわけにはいかないのだ。
で、実はこのワイン、すでに一昨年の正月に同じヴィンテージの同じアペラシオンのものを飲んで、このブログにも載せていたのだが、この2年弱の間に更に華麗なメタモを遂げていて、ブルゴーニュの規範となるべき姿になっていたということは、まず言っておく。



説明するまでもなく、ここのドメーヌはソゼの3分の1を相続し、いわば白の造り手として名を馳せてはいるが、赤についてはメリハリのあるヴォルネイや剛健なポマールと言う程度の評価だった。
でもそれは熟成をする前に、飲み終えているゆえの評価であって、今回の02’のようなヴィンテージでさえ、10数年の待ちによって極上のピノに仕上がってくるということなのだ。

ポマールのリュジアンは今少しの待ちがよいだろう。
ソシーユは骨組み堅固なガチピノの風情の中にも、果実のとろみを感じ、その香りにはソヴァージュやスパイスやフェロモンのニュアンスが見て取れる。
それはブルゴーニュのワインのうちニュイのグランクリュの一部でしか見られない、崇高な佇まいであり、ましてや新大陸のピノへの迎合など微塵も無い!
すなわちワタクシどもブルゴーニュ族はこれを期待し、この姿を待っているのだ。
なにしろこれがソシーユなのだ、と言う事実はシッカリと胸に刻んでおきたいと思うのだ・・・
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2015 ウィンディ・コテージ ピノ・ノワール パトリック・サリヴァン

 | ワイン
飲んだあとに、あれこれとワイン・ダイヤモンズの一派についての情報は入ってきてはいるが、情報が無い状態でこのワインをサクッと飲んで、まず思ったのは実に旨いワインだということだ。
そして恐らくこのワインはピノだとはまず間違いなく思うのだろうけれど、はてオーストラリアのビオのピノだとは思うのだろうか?
それくらいピノとして真っ当なスタイルのワインだということだ。







で、そうなると、もしこのワインがブルゴーニュだとしたら、どのレベルに感じるのか?という、これは一つのワイン遊びなのだが、すなわちACなのか?ヴィラージュなのか?プルミエまでゆくのか?ということを自問してみると、ワタクシはプルミエ・クラスのレベルだと確信している。
それくらいニュアンスに富み、香りにはある種の色気と熟成感を感じ、テクスチャーのしなやかさと深みは目を見張るものがあるのだ。

漏れ聞く話では、ウィンディ・コテージは完全なるオーガニック畑として転換してから3年目に突入したのだが、この2015年はヤラ・ヴァレーにたびたび発生する霜害によって、悲劇的な収量減になり、例年の約半分以下となったとのことだ。

そんな年でありながらも、驚きのマッタリとした成熟ピノを造り上げたパトリック・サリヴァンは見事と言うしかない。
このワインは食事が終わって、ユルリとワインだけ、しかも少しイイモノを飲みたいという、ツレの要請があって出したところ、いつもは厳しい飲み手の絶賛を勝ち得たのだから、その出来映えは想像できると思う。

さらにまた、ここのワインを追い求めてみようと思っている今日この頃だ。
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2013 ムーニ アリオーネ ダニエーレ・ピッチニン

 | ワイン
少し蒸すような小雨の仕事帰りに、傘をさしつつ歩いては、停留所でバスに乗る。
ただでさえ遅番で疲れを感じてはいるけれど、わがサティスファクションの中心に据えられるは食欲なのだ。
秋めいて秋晴れを期待しているけれど、今は秋雨前線が停滞中。
あのお店の最初の一杯がこの不快さを吹き飛ばしてくれるはず・・・
そんな心根で、上の橋のあのイタリアンにやっとこさで飛び込んで、ありついたのがこのスプマンテだったのだ♪



旨い、心底旨い、味わいはマッタリで濃密だけれど、極上シャンパーニュを思わせる泡の繊細さで、飲み口にはくどさは微塵もなし!

ヴェネトのドゥレッラ100%のスプマンテだけれど、その酸味を押さえるがために、醸造には一工夫している。
完全発酵のドゥレッラに陰干しのドゥレッラのモストを加え、酵母はあえて加えずでボトリング、もちろん亜硫酸は無添加とのことだ。
そして2016年2月にデゴルジュマンをしたものがこれだ!

その日は『東和町自然農園の放牧豚のコッパ、自家製マヨネーズのソース』と合わせて、まじアッビナメント!



イタリア地場のスプマンテもここまで来たか?と、おかわり必至の優れもの・・・
ムーニ、クセになりまする!(笑)

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2008 オスピス・ド・ボーヌ コルトン キュベ・ドクトール・ペスト ナノ・シマダ レーヌ・ペドーク

 | ワイン
このワインはエティケットに記されている通り、ナノちゃんのオトーサンがパパジイに持ち込んだものだ。
そのオトーサンは、どうですかね?あと12年はもちますかね?と心配していたが、どうしてどうして、むしろ一番美味しく飲める状態になるだろう!と太鼓判を押せると思うのだ。
すなわちナノちゃん二十歳の時には、見事にメタモルフォーゼしたコルトンを存分に楽しめて、加えてナノちゃんからはアリガトウのベーゼのご褒美まで頂けること間違いなし♪



前にも書き込んだけれど、そもそもコドモのヴィンテージのワインはボルドーよりもブルゴーニュの方がジャスト・ミートで飲めることが多い。
最近のボルドーは大概20年では熟成しない。
まあ二十歳くらいでは、コドモもアル意味熟成のジュの字もないわけで、その意味では二十歳ではなく三十歳くらいでヴィンテージワインを開けるのが適当かと思われる(笑)
まあ冗談はそれくらいにして、実際このコルトンはいわゆる濃密で、地場感たっぷりのコルトンではなく、鋭敏かつエレガンスを秘めた、まあ言ってみれば、ブルゴーニュでしか成しえないピノと言えるだろう。
こうゆうブルピノは、ここにきて実は貴重な存在で、ホントーのピノの愛好家はここらあたりを求めているのだと思う。
もちろん、あと12年でどんだけの煉れ具合を見せてくれるのか?は、その保管場所にもよるのだろうけれど、まず間違いなく美味しくなるだろうと思う。
オトーサンがあと何本持っているかは知らないけれど、楽しみは尽きないはずだ。
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2008 シャトー・レヴァンジル ポムロール

 | ワイン
先のパパジイにワタクシが持参したワインがこれだ。
『秋を感じさせるワイン』と言うテーマなので、食材に合わせてポムロールが良かろう!と考えたのだ。
このワインにもパパジイの面々はノー・リアクション!
ドコの馬の骨?てな調子で飲んでいたけれど、レヴァンジルだよ、レヴァンジル!と言い放ちたくなるような低調な反応だった。



ここのシャトーは、その昔ずいぶん飲ませてもらった。
しかも相当に古いヴィンテージをだ。
恐らく今回の2008年のような、ラフィット所有になってからのレヴァンジルは初めてだと思う。

昔よりここのシャトーの立地に関するさまざまな賛辞を漏れ聞いている。
それはペトリュスやシュヴァル・ブランに隣接していることや、土壌構成が近いということなのだけれど、かつてのレヴァンジルは風味こそ豊かではあるが、やや小柄で、繊細な味わいだと記憶している。

そして今、エリック・ド・ロートシルトの手に係り、そのスタイルは見事に変貌した。
それはヴァン・ド・ガルドであり、骨格雄雄しい、雄大なポムロールとなったのだ。

この2008年も熟成の高原部までは、まだまだ到達はしていない。
あと10年はかかるのだろう!

ほぼノー・リアクションだった皆さんには、今となっては聞けないけれど、あの昔の鋭敏で、少し微妙さも孕んでいる、古典的なレヴァンジルと比べてどうなのか?ということだ。

ワタクシにとっては、あの二丁目で飲んだレヴァンジルに郷愁を覚えるのだが、さてさて・・・
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2000 ブルネロ・ディ・モンタルチーノ アジェンダ・アグルコーラ・ラ・チェルバイオーラ サルヴィオーニ

 | ワイン
レアたって、肉の焼き加減のことではなく、このワインが希少であるということだ。
良い条件の年でさえも、たかだか4ヘクタールの小さな畑で、極限まで収量を制限すれば、いかに生産量が少ないかは、容易に想像できるはずだ。
特にも出来の悪かった2002年は生産中止になり、この2000年は僅か3樽、1000本しか出来なかったとのことだ。
まずはここで、持ち込んでくれた珈琲店主氏には感謝せねばならないのだが、さてその日集まった他のパパジイ諸氏は、そのことをどれだけ認識していたのかは、はなはだギモンだ。
ともかく、ここでワタクシが皆を代表して感謝を申し上げるしだいである。



さて、そのワインは16年の熟成期間を経て、見事に飲み頃の高原部の入り口に差し掛かったところだ。
そもそも、フツーのブルネロ=雄雄しさ、骨太、濃厚さとなるのだが、ここのブルネロは違う!
実はその違いこそが、サルヴィオーニの世の中の人々から求められている所以であるのだが、それはこのワインから沸々と滲み出るエレガンスであり優しさなのだ。

グラスに注がれてすぐに、完熟チェリーとブラックベリーが立ち上がり、僅かにエンピツビャクシンの香りも見つけられる。
黒胡椒に白檀が少し、ステアーすることで、モカやガトーの甘さも連想させられるのだ。
口に含むとそこには新鮮な酸味に支えられた上品な果実がある。
タンニンはあくまでも滑らかであり、その味わいには優しさと大地の力強さが共存しているのだ。

あと5年待っても、さらに良くなるであろうことは分かる!
しかしながら、ワタシはこの切り口で飲めて、アル意味満足なのだ。

それはブルネロがブルネロであるが所以の佇まいを今感じ取れるから・・・
満足できるブルネロに出会えないのもブルネロだけに、今宵のブルネロに感謝!ということなのだ。
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2009 ル・メニル ヴァン・ブラン・ド・コトー・シャンプノワーズ ブリュノ・パイヤール

 | ワイン
今回の『パパジイ』のテーマは『秋を感じさせるワイン』つうことだったけれど、またもやそんなことなどサレカマナイデ、このようなワインが登場したのです。
もちろん、このワイン自体は稀有で高価なワインで、へ~白のコトー・シャンプノワーズ!凄いじゃん!となったわけ・・・



しかも持って来た御仁が、随分前のことになるけれど、千円を切るメヒコの廉価発泡酒をドヤ顔で持って来たという、豪快な経歴の持ち主だったから、尚更エポックメイキングで面白かった。
加えて、このワインをブラインドで飲ませるという、芸達者ぶりも見せようとしたけれど、そのMCぶりはイマイチで盛り上がりには欠けてしまったようだ。
それでも、まさかブリュノ・パイヤールのエレガントな液体をこのタイミングで飲めるとはダレも予想できようはずがないわけだ。
で、最後はシャンパーニュのシャルドネ、しかも泡なし!との答えまで導き出したのだけれど、持って来た人が人なだけに、皆さん鳩が豆鉄砲でも食らったような顔で飲むのが精一杯だったようだ。
次の会も、このクラスの持込みワインを希望!(笑)
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熟成した持ち寄りワイン会は何よりです!

 | ワイン
ただただオテルの思い出に浸るのではなく、軽いテーマでサクッと持ち寄りワインを飲む。
そしてそこでは盛岡のワインシーンの裏窓をソロリと開けたり、閉めたり・・・
くどくは語らず、アアそうなんだ!的な大人の対応で終始するわけだ。

これで何回目になったのだろうか?
主宰していた己のワイン会は、全て写真とデータを押さえていたけれど、この会はある意味フリーなのだ。
だからFBとここでのサラリとしたお披露目だけに留めている。

7本の珠玉のワインに囲まれた、昨日のパパジイも楽しかった~
オテルに集まっていたあの若人も、今や親爺やジジイになる。
モソモソしながらワインを飲んで、キモチを一にするのだよ、ただそれだけだけどね・・・
それが明日への活力となってくれるのを願うばかりだ!



もしよろしかったら、ご覧あれ!
熟成した仲間の言い合わせなしの持ち寄りラインナップ。
フツーここまではならないでしょう、純正Wine Heatなら、説明せんでもわかるでしょう!

まずは、個別のコメントは別の機会に。
ではこの辺で・・・
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2015 ツボ・デラ フィーチャリング・オレンジ ヒトミワイナリー

 | ワイン
いわゆるデラウエアで仕込まれたオレンジワインです。
まあアル意味、と言いますか、立場的にコメントしにくいのですが、ハッキリ言いましょう!
このワインはマッタリと美味しくなってきました。(笑)





なにしろ400本あまりの生産量ゆえ、皆様の手に届いていないという危惧がありますが、万が一お持ちの方は、ここに来てググッと練れて来ましたので、ぜひご賞味を・・・
クヴェヴリほど土っぽくなく、綺麗にオレンジの熟れ具合が心地よいワインに仕上がりました♪
ナチュール好きにはど嵌り間違いなし!

よろしく!
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2013 バーダップ樽熟成 鳥上坂 金沢 酒井ワイナリー

 | ワイン
おそらくニッポンワインのカベルネで、ここほどのポテンシャルを持っているワインは、まず他には無いのではないか?と思っている。
それは幾つかの作為的な濃縮系のカベルネはあるけれど、ここのは違うのだ!

その手法はあくまでも、ナチュールのそれを行き、何も足さない、そして何も引かない・・・







実はその日は、アマトリチャーナのパスタを食べたのだが、その相性はジュゼッペ・リナルディのバルベラも真っ青のアッビナメントだったのだ!
すぐ近くの山形で、こんなカベルネ飲めることに、当方まじオドロキを禁じえないのだけれど、それはダレもカレもは分からないと思う。
でも分かる人は分かる、頑張れる人が居るから言うけれど、岩手も頑張ろう!

会社や組織やその他モロモロもあると思うが、くいの無い醸造家ジンセイだ!
応援したいと思うのだけれど・・・
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