The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

『想いZけ』でニッポンワイン三昧です!

2012-08-31 13:17:14 | ワイン
夕刻はさすがに涼しくなりますが、通しで歩くとまだまだキツイ!
で、バス乗り継ぐなら何とかなるでしょう、と水曜日は遅くまで診療をし、
暗くなるのを見計らって、帰りは『歩き』⇒『バス』⇒『歩き』で大通りへ・・・

ここ1週間は外飲みもご無沙汰で、モチロン外で落ち合う事が前提ですから、
前もって『想いざK』さんにアポを入れといて、ジャスト19時半、
ビ-ルを飲まなきゃ、気が狂いそうなアペィタイト状態で到着と相成ったわけ・・・

さて、ビールも一杯飲んでも、どこに飲んだか分からぬほどの渇水で、
珍しくこの日は2杯目に突入です!

で、こんなお料理でまずは腹ごしらえをいたしました。



その日は店主Tさんにニッポンワインセレクトをお願いし、
前半は2本の甲州と魚料理の競演で見事なマリアージュを堪能!

その甲州は『2002 ルバイヤート 甲州 限定醸造 丸藤葡萄酒工業』と
『2010 グレイス 甲州 中央葡萄酒』が登場し、



それの御供は『トビウオのしんじょうのお澄まし』と、
『八幡平サーモンの西京漬け焼き』が登場いたしました↓



そして、もう一品魚料理『小鯛の煮付け』があって、



最後に肉料理と『2010 奥野田ロッソ 奥野田ワイナリー』を合わせて、
世は満足じゃ!



気のきいたお料理とニッポンワインを楽しめる流れ、大事にしたいと思います!

2006 ブルーノ・ジャコーザ スプマンテ・ブリュット

2012-08-30 15:44:37 | ワイン
暑くて暑くて敵わん時の泡だのみ!つう言い草は、ワタクシが考えたのですが、
正にそういう時で、しかも冷蔵庫を覗いたらビールが無かった!

じゃあ、何か軽くスパークリングなぞ、と思っても、
今あるカヴァは少し甘みが強く、あいにく手ごろなクレマンなども無い!

そんなおりしも、バローロの巨匠が造るスプマンテがあったよな!
と思い出したわけなんですね・・・

で、その日は暑さ対策で、こんな料理が並ぶことになっていて、
マリアージュ的にはどうよ?ともかんがえたのですが、
ピリ辛系炒め物はゼッタイ合う!と呪文のように唱えまくり、



細かいことはサレカマナイデ、ジャコーザを気合もろともオ~~プン!



そして、まずは一杯目をクイッと飲み干しました♪
濃厚で甘い果実のアロマ漂う、ピノ・ネロ100%の強烈スプマンテ、
暑さに乱れて、刺激が欲しくて、なにもかにも美味しかった!

意外にも『特製冷やしトマト麺』にも合いました、ホントだってば!

2011 城戸ワイナリー プレミアム メルロ 長野 桔梗が原

2012-08-29 05:45:31 | ワイン
『今年から販売方法を変えます』との『お知らせ』を『城戸ワイナリー』のHPに見つけ、
早速その応募方法にそって、メールを送り、数週間・・・

それこそ、応募したことなど、とうに忘れてしまった頃合に、
見覚えの無い『代引き商品』が届きまして、『コレは何だ?』と見たところ、
なんとそれが『城戸ワイナリー』からの『当選ワイン』だったわけです!

驚きました!
ワタクシが応募をしたワインは、ほとんど全てが当選だったようなんですね!

で、ワタクシ居ても立っても居られずでしたが、まずは2週間休ませて、
届いたワインの中から、一番本数の多かった、この表題のワインをまずは開けてみた訳です。

『2011 城戸ワイナリー プレミアム・メルロ』!!!



旨い!料理に合う!また飲みたい!
そんなワインですよね・・・



『プライヴェート・リザーヴ』は待つべきワインでしょう・・・
でも、このワインは、モチロン待っても良し!
しかしながら、若くてハリがあってもモチロン行ける!
素晴しいメルロなんですわ・・・

その日はこんな料理と合わせていただきました↓



普段はほとんど食べない牛肉を焼いてもらって、コレがモチロン絶妙なマリアージュ!

とにかく風味はミネラリーでスパイシーで、
あたかも『桔梗が原』の大地に立っているよな錯覚に陥ります。

大ぶりのボルドーグラスで暫く待ちますと、プラムとベリーのアロマが立ち上がり、
それに続いてモカマタリやら乾燥ハーヴ(脱法ではない・・・)のアクセントも感じます。

味わいは、若さゆえの豊かなタンニンを舌先に感じるも、
溌剌とした果実味が全体を支配するので、優しく角なく丸みを帯びているんですね・・・

まずはコレを開けて、料理を食べて、そしてその後もユックリとワインを味わって、
あっと言う間の1本でしたが、満足度は説明するまでも無く、
プレミアムですらコレだから、リザーヴだったらどうなるの?
と心配するのですが、心配するほどこの世には無いワインですので、
どの場面で飲むのか?コレだけが悩みの種・・・

飲みたいときに、飲めないのも、これまた残念なことです・・・

2007 バッルーア イソーラ・デイ・ヌラギ サルディニア

2012-08-28 05:31:56 | ワイン
実はずっと前から、このワインのことは気になっていたのですが、
やっと今回、いつもの和食屋さんに持ち込んで、飲むことが出来ました。

その和食屋さんも、ホントウに久しぶりでして、
表題のような濃厚系イタリア・ワインと何を合わせるのか?と不安も抱えつつ、
お邪魔をしたわけです!

ワインが登場するまでは、この流れ↓



『バッルーア』!!!
このワインは、数年前に西麻布の『ヴィーノ・デ・ラ・パーチェ』を覗いたときに、
イタリア・ワインでは知らない人の居ない、あの超有名ソムリエさんのご紹介でした。



何でもこのワインは『テヌータ・サン・グイド(サッシカイヤ】』と、
サルディニア島の『サンターディ』のジョイント・プロジェクトで出来、
しかも『ジャコモ・タキス』がエノロゴで加わっているとの事なんですね・・・

そんなことで、それから衝動的に買い込んで、今に至ったわけです!

あれから数年間、セラーの奥底で出番を待っていたわけですが、
今回、和食屋さんのある素材の、ある調理法での食べ物に合わせて、
登場させましたら、コレが何とも良い塩梅のマリアージュが完成し、
ヒジョーに楽しく食事が出来ました♪

で、それがこのショット↓



初物の『秋刀魚』を刺身でもなく、タタキでもなく、フライにしてもらって大正解!
旨いことマリアージュして、美味しくいただけました。

濃密なガーネットの液体は、エッジも向こうが見えないくらいでして、
色合いからはフルボディー!

でも飲んでみますと、果実味も十分に主張する、ミディアムな味わいでして、
後腐れなくスルスル飲めて、食事ともよく合います!

チョットしたハーブのアクセントに、焙煎珈琲の風味があって、
そこに濃密なプルーンのエキスとブラックカラントのアロマが立ち上がります。

コレは正しく南の葡萄の風味でしょうが、そこにはソコハカトナイ品格を漂わせ、
なおかつ正統性を垣間見せてくれるわけなんですね・・・

『カリニャーノ』85%、『カベルネ・S』10%、『メルロ』5%のセパージュで、
名エノロゴの手に寄って造られた『サルディーニャ』!

もし、価格帯がもう少しこなれたら、アルと思います!

2009 カ・マルカンダ プロミス ガヤ トスカーナIGT

2012-08-27 20:16:15 | ワイン
ピエモンテは『バルバレスコ』の帝王『アンジェロ・ガヤ』が、
トスカーナ州は『モンタルチーノ地区』の『ピエーヴェ・サンタ・レスティトゥータ』を手に入れて、
次にトスカーナ州で所有したアジェンダが『ボルゲリ地区』の『カ・マルカンダ』なんですね!

『カ・マルカンダ』とは『望みの無い交渉』という意味とのことで、
この地を手に入れるのに、相当難儀をしたらしいんですね・・・

土壌は、かの『サッシカイヤ』と同じとのふれこみですが、
かつて飲んだときの印象は、それは如何なものでしょう?でしたが、
今回ココのアジェンダの『プロミス』を御相伴にあずかって、ちょっとビックリ!



なかなかの『トスカーナ IGT』でありました!

濃厚極まりないガーネットの液体は、極めて外交的で錬れた味わいで、
しかも南を感じさせる黒系フルーツのアロマと、ココアやチョコ、
さらにはジュヌパベリーやリコリスのアクセントがあって心地ヨ~シ!

このクラスのタスカンで、これだけ目の詰まった、凝縮と豊満を天秤にかけた、
ボルドー系好きを引き付ける、充実のIGTを造るのは、さすがと言わざるをえないでしょう!

『ガヤ』って、本当に凄いんだわ♪