The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

熟成したボルドーへの誘い

 | ワイン
ワイン駆け出しの時代、すなわち80年代前半の頃です。
今でも思い出すのは、70年のシャトー・パルメを御馳走になった事!

その時代は、相当な古酒を飲んだ感覚でしたが、
今にして思えば、せいぜい10年ちょっとのストロークですよね・・・
最近御相伴に与った83’シャトー・パルメなどは、24年前って事ですので、
その頃の70’よりも熟成した状態で飲んでいる事になります。

83’シャトー・パルメは上手に仕上がっていました。

甘く危険な香りを漂わせながら、濃密で骨組のしっかりとした味わいが心地良いんです!
僅かにアンバーなニュアンスも見え隠れする濃厚なガーネットの色調です。
注がれてすぐにはミネラリーな土のニュアンスが支配し、焙煎コーヒーやスモークした肉の薫香を連想させます!
杉林の香気とクローブの風味に続いて、ジャミーなブラックカラントの完熟アローマが立ち昇ります。

この24年目にして、なお力感溢れる古典派のマルゴーは稀有な代物!
10数年前にも御馳走になりましたが、この桃源郷の舌触りはその時のそれと、
ぜんぜん違います。

とにかく見事でした!
一緒に御馳走になった76’ラランドも秀逸でしたが・・・
後は何も言いません!

セレブレーションのボルドー狂氏と提供の月光氏に大感謝です!

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83’パルメの時価を見て、腰抜かすなよ・・・
でもこれがネット上の最安値↓




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カタログ天国、ニッポン!

 | ワイン
『ミシュラン・ガイド・トーキョー 2008』が飛ぶように売れている様です。
日本人ってカタログ的なガイド・ブックが好きですよね・・・

三ツ星のレストランは行きたいけど行けないので、
せめてカタログでその気分でも・・・てことでしょうか?

まあそれも、トレンディ−ドラマが全盛期の10年以上前の事ですよね!
今や金と時間を持て余しぎみのエセグルメの大氾濫で、
三ツ星がとんでもないことにならないか?とそれだけが心配です。

そんな事で、「数寄屋橋じろう」さんの店主の寿命を縮めるような事があったら大変です!
やはり、立派な仕事はいつもの調子でマイペースが大事でしょう。
いい物はじっくりとかかわりたいと思いますよね。

いずれ小生のブログに張り付けた『楽天ブックス』の『ミシュラン本』一日で千冊売れたようです!
考えて見れば、漫才師の中学生時の極貧を書いた私小説が、
100万部売れる御時世ですから・・・何でもありですよね・・・

さて最近は美味しいシャンパーニュを飲む機会に恵まれております。

石T氏の御紹介の宴席でETG屋の専務さんと一緒に御相伴にあずかった、
98’コント・ド・シャンパーニュは見事でした。
これは説明するまでもなく、テタンジェのプレステージ・シャンパーニュ、
しかもブラン・ド・ブランなんですね・・・

これほど微妙な泡のタッチもないでしょう!とにかく柔らかです。
ノーブルなニュアンスと適度な滋味には、
味わいの調和がこのシャンパーニュの真骨頂なんですね。
これは10年のストロークに達しなくても、今楽しめますですヨ・・・

それに昨日の25年経過のランソンのブラックラベル♪
もちろんノンヴィンテージであります。
これが凄い熟成感なんですね・・・

しっかりと泡は残っています。
マンダリンの風味とサンザシのニュアンスでまずはビックリ、
それと、微かなモカを感じます!
味わいは濃密ですが、むしろしっかり系の酸味が下支え!
飲んだ後にはある種の清涼感さえ感じます。

贅沢だ!!と言われても、こんなシャンパーニュといつも付き合いたいですな〜
と思っています!

これも、クリスマスに向けての序曲でしょうか?

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PS:シマダーノ神父はヨーロッパから無事帰還!
お待たせです!『キュイジーヌの会』本日アップですヨ・・・
よろしく!
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ミシュランが忌ミシュランにならないように・・・

 | キュイジーヌ
とうとう11月22日に『2008 ミシュラン東京版』が発刊されました。

フランス本国の26店舗に次ぐ8店舗(なんと東京だけで、ですよ!)の三ツ星!
(イタリア5店舗、ドイツ6店舗、ニューヨークにいたっては1店舗のみですから)
更には星付きレストランの数は、一都市では最高の150店舗との事・・・

東京は世界のグルマンの街という事になるのでしょう!

と言っても、地方暮しの私どもにとっては、三ツ星は縁遠い存在です。
ワタクシもわずかにフレンチの一店舗のみ・・・

せめて二ツ星はと思いますが、なにしろその『ミシュラン東京版』が極度な品薄状態!
大通りのあの『ジュンK堂書店』ですら、五冊の入荷のみということらしいですね!
とすれば、ほとぼり冷めるまで、気長に待つしかないですヨね!
なにしろ、フィーヴァー大好きな日本人ですが、冷めるのも早いですから・・・
そのうち出回るようになるでしょう。

でも、更なる心配の種は『三ツ星』荒しの席巻ですよね・・・
これからは、いろんな意味でモット行きにくくなるのでしょう!

それと料理店の差別化・・・
先日のとある番組で、三ツ星シェフと銘打って料理コーナーがありましたが、
その料理人には星一つも付かなくて、何とも変な間になっていたのを目にしました。
それまでサンザン上げ奉っていたのですが・・・

『ミシュラン』の日本上陸は、日本の料理界に良い意味での刺激、
悪い意味ではカオスをもたらす事になるのでしょう。

まあ、いまのうちは我が家の三ツ星シェフに期待するしかないでしょうか?
(写真は『レタスで包んだ白金豚のトマト煮込み』)

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でも、待ってラレない人は、ここから予約を↓


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寒波到来!ボルドーが旨い!!

 | ワイン
早朝の気温が−3度以上となり、本格的な寒波到来の心配をしておりましたが、
どうやら日曜日には、冬型の気圧配置も緩むとの事・・・
ここ2日間の積もった雪も、おそらく根雪にはならないですみそうです。

やれやれです!

確かに雪の深々と降る夜に、濃厚エロ旨系のボルドーなんぞを頂く、
それって良いですヨね・・・へへ!

でも、そんな楽しみもありますが、急な寒波到来には、なにしろカラダがついて行かず、
ホトホト苦慮しております。

先日の『プティ・モンド』出展のボルドーニ種は、そんな寒い夜にピッタシ!

サンテミリオンの97’パヴィーと89’ラロゼィーだったのですが、
今のスタイル前のパヴィーの軽さと、擬似ブルゴーニュのラロゼィーの何とも言えない取り合わせが、料理と微妙に合いまして、美味しかった♪♪

やはり、ワインも集中力とスケール感にのみ目が行くとイケマセンよね!

ある意味コニサーとして見れば、良い物を目利きできる事は大事!
じゃあその良い物の中で、上位にあるもののみを崇拝する風潮は慎むべきでしょう。

そういう意味で盛岡には、ワインを良く知った、素敵なワインヒートが沢山いますよね!
いい事です!
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ヌーヴォー既に八合目!

 | ワイン
パラパラと雪が降ったり止んだり・・・
今の所積もってはいません、でも橋の上は路面凍結!
うっかりしてると、ハンドル操作間違えますよ!
くれぐれも慎重にお願いいたします。

先日夜中に『S海漬』の再放送流れたらしいですね、
「昨日見ました!」と何人かに声をかけられました。
K徳のキングサイズ・コーナーのお姉さんにも、Mズホ銀行の受付の方にも・・・
花金の真夜中って、意外に皆さん起きているようですね!

さて皆さんヌーヴォー何本飲みましたでしょうか?

先日ワタクシ、ヌッフで9種類を飲みきりました。
まずはビオディナミ3兄弟の『ラ・ピエール』『シャソルネー(コサール)』『パカレ』ですが・・・

また今年も『パカレ』はあまりにも普通で、面白くありません!
『ラピエール』は何所か病気で精彩なし!
唯一『コサール』がモヤモヤしてビオっぽく、色気たっぷりで、
果実もじゅわっと広がり美味しく飲めました。

次ぎに『ドメーヌ・シャサーニュ』『サンカン』『ルー・デュモン』の
中堅重旨系ですが・・・

去年よりコンパクトにまとまったけれど、でも美味しい『シャサーニュ』って一体何者?
今回のベスト・コスパで濃厚な味わい、果実も充実!一押しの『サンカン』はやはり外せません!
日本代表のN田氏のヌーヴォーは、このヴィンテージでもビックリの佳作でした。
グラスの中でグングン良くなります!

そして最後に『07’ルロワ』『06’ルロワ』『ドミニク・ローラン』と来ました!
こうして比べますと06’の優位性を伺うことが出来ます。
ルロワはルロワ・・・ガメイのヌーヴォーに品格まで賦与し、
3年は待て!と威嚇する!まあ、トンでもないヌーヴォーですよね・・・
ドミニク・ローランは濃厚でガメイのエロ旨系!
ここまでしなくても・・・と思いますが?癖になりますよね・・・
 
甘酸っぱい香りに誘われて、また飲んじゃいました!

後は、キティーちゃんでしょ、モメサンでしょ・・・
ただいま八合目でしょうか?
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ソアヴェのレチョート!デザートの一つの形でしょうか?

 | ワイン
もともと辛口の食中酒の代表的な白ワインだったソアヴェにも、
パシートやレチョートが存在していました。

前者はソーヴィニオン40%、リースリング30%、トレッビアーノ20%に地場のガルガネーラを少し混醸させた陰干し葡萄による甘口白ワインであります。

後者は今回異彩を放ったデザートですが、同じく陰干し葡萄による甘口白ワインで、
セパージュは地場のがルガネーラ100%なんですね・・・

まずは写真の鼈甲の色合いを見て下さい!
これだけでも、涎が出ますでしょ。

蜂蜜に、マンダリンオレンジの風味と黄桃を感じます!
ハシバミにローストの効いたアーモンド、
凹凸の少ない、低酸の果実は今までのデザートワインと明らかに違います。
上っ面に滋味があり、フィニッシュは無機的にプルンとしている、
とでも言いましょうか?

いずれ、古酒古酒していないフレッシュな陰干しワイン!
バターでフランベした紅玉とバナナに絡めたヴァニラアイスとの相性はピッタシ!

至福の時間を過ごさせていただきました。
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カンパーニャの大御所のスプマンテ

 | ワイン
今回の『プティ・モンド』のウェルカムに、
フェウディ・ディ・サングレゴリオのスプマンテを出しました。

このカンパーニャの大御所と言える醸造所の歴史は、
創立1986年と意外に新しいようであります。

カンパーニャ州にはマストロヴェラルディーノという、
伝統継承派の古い歴史のアジェンダがありますが、
フェウディは逆に進取の気運の強い、進歩派のアジェンダの代表と言えるでしょう。

そのフェウディのスプマンテ(DUBL)は、
あのシャンパーニュのレコルタン・マニュピュラン、
大人気『ジャック・セロス』との共同事業によるとの事・・・

さすが、進歩派!

パートナーにジャック・セロスを指名するとはビックリですよね・・・

そのスプマンテは『メトード・クラシッコ』すなわち、
瓶内二次発酵による『メトード・シャンプノワーズ』での発泡なわけです!

カンパーニャのジリジリした熱い太陽のもとで完熟した葡萄!
味わいはシャンパーニュのそれより濃厚で甘味もあります。
しかしながら、発泡のタッチは思いの外柔らかく、
そしてそこには泡物に備わるべきある種のエレガンスが存在します。

アミューズで出したパエリア風のピラフと人参の酢漬け、
それに続くイタリアンサラダに絶妙のアッビナメント(マリアージュ)でありました!

このスプマンテ!フランチャコルタと共に愛すべきイタリアの泡と言えるでしょう!

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DUBLはこれが最安値↓

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ケイパーと玉葱のビーフロールを山芋に乗っけました!

 | ワイン
週末のワインとキュイジーヌ、今回で25回を数えます!
晩秋の食材とそれにマッチしたワインを『プティ・モンド』の皆さんと楽しみました。

実は今回、ウェルカムと最後のデザートワインをイタリアで選び、
メインの流れは保守本流のフレンチで行きましたのデスヨ!

そして、ブラインドもイタリアワインで固めたわけです!
まあ、旧大陸の2強!の競演とでも言いますか・・・

久しぶりのジャン・マリー・ラヴノーの93’物のシャプロを開け、
ブルゴーニュはジュブレイの流れで、
そして〆はサンテミリオンの炸裂直前のパヴィーと上善如水の89’ラロゼィー!

先ほども触れましたが、最後のデザートに出したピエロパンのレチョート・ソアヴェは実に面白かった!
なんでしょう!!これって個性の塊ですヨネ!
僅かにネーブルの風味と黄桃の甘いニュアンス!
濃密で以外に低酸!滋味が上に張って、味わいはプルんとしています。
とにかく不思議な味わいなんですね・・・ビックリしました!

まずはこのラインナップであります↓

2004 Vino Spumante di Qualita Falanghina
Metodo Classico Feudi di San Gregolio
1993 Chablis 1er Cru Chapelot Jean Marie Raveneau

2005 Lunarae Toscana IGT Ceralti-Blind-

1996 Gevrey Chambertin Robert Groffier

1996 Gevrey Chambertin En Songe VV Jean Philippe Marchand MG

1996 Gevrey Chambertin Conb Aut Moine Rene Lecrerc

2003 Trinchero Grignolino D'asti Piemonte-Blind-

1997 Ch. Pavie St-Emilion Grand Cru Classe

1989 Ch. L'Arosee St-Emilion Grand Cru Classe

2003 La Colonbare Reciote di Soave Classico Pieropan

さて、どうでしょう?

キュイジーヌもいつも以上にリキ入っています!
そのメインが写真の『グリルした山芋にケイパー巻のビーフロール』なんですね・・・
風味といい、食材といい秋満載でした。

いつものように、週末にワインヒートが弾けましたのですよ!
まだまだ、ワイン会続きます。

PS:シマダーノ神父はヨーロッパ布教のため一週間のお休みです!
『ワインとキュイジーヌの夕べ』の写真は27日ころにアップいたします。
お待ち下さい・・・では!

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パヴィーの01’高いですよね・・・
美味しくなればいいんですが?


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これからバケットをどこで買えばいいのでしょう?

 | ライフ
ヌーヴォー解禁の翌日、ある共通の友人の供養の為に、
我が家で食事会がありました。

集まっていただいたのは、このたび惜しまれながらパンの名店『ヴァンSンヌ』を、
11月10日に閉店なさった倉B御夫妻とその常連のMさん、
それから、当方のワイン会のS先生とTさん、そしてシマダーノ管理人氏、
K松原さんの思い出話を肴に、ワインと料理で懐かしい時間を過ごしました。

倉B御夫妻は2年間のフランスでの修業の後、
食材と相応しい澄んだ水を求めて盛岡へやって来たのは今を去る事13年前、
つまりヌッフの開店と時を同じくするわけであります。
それ以降、毎日あの場所で美味しいパンを我々に提供してくれたわけですが、
それも今日が最後・・・

風味の良い、パリっとしたバケットをホウバることが出来なくなりました。

そんな折、倉B御夫妻は、その日の為に、これは全くのサプライズだったのですが、
ルバンといつもの南部小麦を半々の非売品のバケットを焼いて、持ってきてくれました。
(写真は同じく盛岡で最後の『リンゴのタルト』)

我が家のいつものキュイジーヌと新作バケットの花を添えたワインはこの通り↓

NV Champagne Brut Jose Michel & Fils

1993 Bourgogne Chardonnay Etienne Sauzet

2003 Ch. Tessier Blanc Bordeaux Blanc AC

1996 Cote de Beaune Village Maizon Leroy

1982 Bourgogne Pinot Fin Robert Arnoux

1999 Vougeot Les Cras Mongerd Mugneret

1992 Ch. Leoville Barton St-Julien

盛岡で小さく咲いた花がまた一つ消えようとしています。
とにかく残念の一言・・・



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ZOOからヌーヴォー狂騒曲への流れ!

 | ワイン
書き込み3日ぶりになります。
話題がない?
そうではなくて、むしろいろいろ忙しくしておりました。

まずは水曜日はZOOですよね・・・
05’NSGのラインナップ美味しく頂きました。
もちろん、前会、前々会、前々前会とアムルーズ⇒クロ・ド・ヴージョ⇒エシェゾーと来ましたので、確かにNSG・・・やはりNSGであります!

艶やかさとある種の華があるか?と言う点で、
どこかに物足りなさを感じたのも確かであります。

しかしながら、古典派と現代派、硬軟織り交ぜて、
更には今飲むべきNSGの全てを網羅し、
見事な配置で構成されたラインナップには、
参加者の一人として大拍手を送りたいと思います!

その中でも、ワタクシとしては05’ルシュノーのダモード、
05’アンブロワーズのクロ・デ・アルジリエール、
04’シャソルネイのアルジリエール、
更には04’メオのミュルジュを美味しく頂きました。
とにかく、主宰のイトウゾ氏にはサンキュー!

さて飲めや歌えやで夜も更けて、その日のZOOも終了し、
気がつけば午前0時!!!シマッタ!またやっちゃった!!

ワン、ツー、スリー・・・ヌーヴォー解禁のカウントダウンが始まりました!
イトウゾ氏がジャドー社の3Lのプリムールを皆さんにふるまいますと、
甘酸っぱいガメイの香りが部屋中に漂いはじめます。

やはり昨年同様、テレビの取材もそちらこちらで・・・

ワタクシ今回は、その巨体をテーブルの下に屈めながら、
なんとか中継からは逃げおおせたという顛末・・・
なにしろまた載ったら、業界人(S科業界)に何を言われるか分りませんので!へへ・・

ところで3Lジャドー・プリムール激旨!!
レギュラーはボチボチってところでしょうか?

翌日の、色々な意味でのサヨナラ会につきましては後ほど!
ではまた!
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