The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

1989 ポマール ヴィエ・ヴィーニュ ファビアン・コシュ

 | ワイン
このブルゴーニュ古酒はとある記念日に開けた。

初めての造り手でもあるし、これだけの熟成期間でもあるので、少し緊張しながらの抜栓だったが、グラスに注いだ瞬間に、すぐさまイイ状態であることが分かり、ホッと胸をなでおろすことができた。



漏れ聞く話では『ファビアン・コシュ』とは、いわゆる『コシュ・ビゾアール』のことで、すなわちあの『コシュ・デュリ』の姻戚筋に当たる。
とはいっても、いくら姻戚筋だとしても、あの豪華絢爛たる『ムルソー』とは、似て似つかぬ代物であることもあるわけで、実際『ビゾアール』は『デュリ』とは違うものだ。

だけれども、この日はこの『ポマール』に強い、凝縮した物を期待してはおらず、むしろシュッとした、お出汁系のポマール古酒ならいいなあ、という感じだった。
なぜかと言えば、料理の流れがこの通り↓だったからに他ならない。











で、注がれたこの『ポマール』を飲んでみて、内実は軽く、けれども香りは色っぽく、スパイシーで、飲み口のフィニッシュにエキスが余韻として残るイイ塩梅♪
料理を邪魔せず、品があり、奥ゆかしいブルゴーニュで、来たかチョーさん、待ってったホイ!てな調子♪

説明するまでもなく、料理を楽しめたということだ!
ある意味、古酒のサーフィスを軽く楽しめ、日本料理の繊細さにも合わせうるこのセレクションは正解だったわけ・・・

こうして終われる無事の記念日、イイと思います(笑)
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世田谷文芸館で『植草甚一』さんにこんばんは!♪

 | ミュージック
海外のロックやジャズの聴き始めは、ワタクシの場合、最初がロックで、続いてジャズだった。
ましてブルースやサザンソウルはそのあとで、原点回帰のような接し方だった。

で、その中でもジャズについては、高校生ではさわりだけ、本格的には仙台での大学時代にジャズ喫茶通いで火がついたというわけだ。
思い出してみると『ケリー・ブルー』『コルトレーン バードランド』などがとっかかりだったと思う。

大学に通いながらも、マージャンやミュージックなどの自分なりの余暇があって、そこには必ずといって付随するのが書物でもあった。
ワタクシのばやい、読むといっても基本ナナメ読みで、趣味のモノは特にもその傾向が強いようだった。

でそんな時に、出会ったのが『植草甚一』さんの『スクラップブック』で、それを読んで随分ジャズに拍車がかかったと言ってもイイと思う。
今回、とある雑誌で『植草甚一 スクラップブック展』なる催しが『世田谷文芸館』であるというので、先日の東京行脚でお邪魔したというわけだ。



セピアの記憶が蘇る、アドレナリンが音を出して飛び出すかもよ!てな調子♪
氏は58歳で最初の出版にこぎ着けたとの事だけれど、う〜む!
励みになります・・・

それから吉祥寺に向かって、娘二人とイタリアンだったけど、う〜む!
またマイルスが聴きたくなった!

年男をやっと5周をして、なおヨロコビの原点回帰!
こうじゃなくっちゃね・・・(笑)
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『1998 バローロ アルド・コンテルノ MG』を『Rossi』で・・・

 | ワイン
2週続いた東京行脚の第一週目、麹町の『ロッシ』さんにお邪魔でした。
ワインのセレクトは粟田さんにお任せでしたのですが、表題のワインが残っているかが問題だったのだ!





で、こちとら、そこはワイン飲みの威風を崩さずに、最後の最後まで、表題のワインのありやなしや?を問わず、何気に飄々として出てくるワインを、あたかも寿司職人のように正確に、口に運んで飲みきっていたわけだ。

でも向こうも然る者、そのワインをシッカリと残していて、実に豪華絢爛たるイタリアンの最後を飾ってくれた!

料理の流れは、この通り↓







『アルド・コンテルノ』・・・説明するまでもなく、見事なバローロだ!
しかも17年のストロークで、ほどよく解けていた。

この造り手のどこに魅力を感じるのか?
それはそこはかとなく感じるエレガンス、凛とした立居姿、そして総体的には繊細さが際立っているのだ・・・

熟成すると、ある意味ブルゴーニュに化ける!
その化けたネッビオーロに凄みを感じるのは、おそらく自分だけではないだろう、と思う♪

恐るべしイタリアワイン、フランスワインもおちおちしてられんですな(笑)
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1979 シャンボール・ミュジニ シャルム ルイ・ジャド

 | ワイン
『カトル・ジュルノー』が出たその会に、このワインも登場した。
とりあえず『ルイ・ジャド』も久しぶりだけど、なにしろこの造り手、ドメーヌ物もネゴス物も分け隔てなく見事なワインに仕上げてくる。

ココで大事なのは、若いジャドはその真価を出すには及ばず、端的に言えば待ってナンボなわけだ!





この日の『1979』だって、むしろ飲み頃ジャストミート!で、素晴らしい状態だった♪
もちろん、へタレ感は微塵もなく、熟成してシャンボールの土っぽさ、ミネラル感、野趣も見えまくりなのだ!

細かい表現は抜きにして、忘れちゃならないのは、長命なワインの持つ、こなれによる練れた美しさ、格調の高さなので、このワインにはそれがあるということ。

いつもいつも、ありがとう!というしかないのだ・・・
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2002 ロマネ・サン・ヴィヴァン ル・カトル・ジュルノー ルイ・ラトゥール

 | ワイン
『ヒトミ・・・』ご一行様との懇親の会で、当方が持ち寄ったワインの肝になるものが、この『カトル・ジュルノー』だった。

まあ飲んだ人の反応はさまざまで、『古酒ラピエール』に対する反応も半端じゃなかったけれど、このワインに関しては『ううう〜』と唸り声だけ聞こえて、あとは静かに飲み込む姿が多く見られた。
しかしながら、あとで、特にも若人達に聞いてみたところ、このワインには言葉が出ないほど驚かされた!とのことだった。
まるで、このワインには何か特別なもの、あたかも精霊でも宿っている!とでも、言いたげだった!

2002年は他のブルゴーニュもそうだけれど、この『カトル・ジュルノー』にとっても例外的なヴィンテージで、13年のストロークは最初の飲み頃の高原部に突入したところとみている。



その果実は甘く濃密で悩ましく、その香気はノーブルで格調高く、他のブルゴーニュには無いニュアンスに満ち溢れている。
ものの本によれば、軽くメリハリに欠けるとの指摘もあるけれど、自分はソウは思わない。
特にも2002年の精緻なこのワインにおいては、賛辞の言葉を見つけるにも一苦労というものだ!

『ルイ・ラトゥール』・・・
他のグラン・クリュも多く持ってはいるが、おそらくココだけには思いがあるのだろう、と見て取れた。

今となっては、唯一買える可能性のある『ロマネ・サン・ヴィヴァン』のようだけれども、その地所のテロワの洗礼を受けるのには、ここが一つの登竜門になるかもしれない。

ワイン飲みにとっても、さて難しい時代になってきたようだ・・・(汗)

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こんな値段になってしまったんだわ〜↓
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2005 シャブリ プルミエ・クリュ モンテ・ド・トーネル フランソワ・ラヴノー

 | ワイン
『ラヴノー』です。
あの『ドーヴィサ』とシャブリ双璧の『ラヴノー』です!
しかも2005年物です。





まあこの造り手にかかっては、いろいろな思い出があるわけだ。
その中でも、このドメーヌを、最初に飲んだ『83’シャブリ プルミエ ビュトゥー』がやばかった!のを思い出す。

ただでさえ、蜂蜜系の麗しの香気を発するこのドメーヌですが、83’物はこの世のモノとは思えないほどの香りを堪能した。
あとで漏れ聞いた話では、貴腐化していたとのことだったのだ!

で、今回のこのヴィンテージは、その83’物とは違うスタイルだけれども、実にピュアでエレガント!
そのうえシャブリの風土をものの見事に投影している。

香りにミネラル、味わいにキュッとした酸味があって、シャブリらしく、引き締まって、厳しさもあるけれど、総体的には純粋無垢、そして旨みが詰まっている!

もし83’物を飲んだのと同じストロークで飲んだらどうなるのか?
それは知らない・・・

まあ、あとのモノは、待ってみるべき、ということか・・・
いずれ物凄いシャブリには違いない
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奇跡か?20年待ちの『キュベ・マルセル・ラピエール』

 | ワイン
待ちに待った『ヒトミワイナリー』の皆さんとの懇親の会に、さてナニを出したら喜ぶのか?と思案した結果、90年代の『キュベ・マルセル・ラピエール』があるのを思い出した!

実際のハナシ、エティケットが擦り切れて、確かなヴィンテージは分からない!
しかしながら、この『キュベ』が輸入され始めた90年代の半ば〜後半のモノであることだけは覚えている。
つまり、我が家のセラーで、約20年間近くは眠っていた代物ということだ!



でこのワインを開ける段になって、ワタクシがビールなぞ啜って、醸造長さまと時節の挨拶などをぶって、さてさてと一呼吸をしているあいだに、若人がさっさと開けてしまっていた!
まあ急ぐのも無理もない、なにしろ20年も眠っていた、かの『マルセル・ラピエール』なのだから・・・

で、しょうがないので、コルクはどうよ?
香りは大丈夫?

と間髪いれずに、聞いたところ、その若き醸造人は『カンペキ!!!』と、のたまわった♪

むむ〜〜!と遅れをとること、わずかに5分!ワタクシもありついたってわけ。
てゆーか、そのワイン俺のなんだけどーー!などと、騒ぐ暇もないわけだ。

結果、香りのトップを拾って、すぐに分かった!
ラピエールばんざい、マルセルばんざいと・・・

でも今は既にマルセルはいなく、才能のある素晴らしい後継者もいるけれど、このキュベは飲めているのかしらん?と思う。

細かい表現は抜きにして、ここはワタクシらしく言わせてもらえば、このワインはピュアで、穢れがなく、あまやかで、解けていて、気兼ねなく見せてくれる、そこにある空気と大地と人智を・・・

まずはこのワインに感謝、ということだ・・・
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2008 シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ ロベール・グロフィエ

 | ワイン
さて、このご時勢、ただでさえ手に入れにくい『ロベール・グロフィエ』の、こともあろうに『シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ』が登場した!
これにはさすがにワタクシも驚いた!
まあこの会が、どれだけの会費で行っているかは、ここでは詳らかにはしないけれど、とにかく凄いこってす!

で、その昔、すなわちロベールの時代に、このワインを飲んで、そして今、いわゆるセルジュの時代のこの2008年物を飲んで、総体的な方向性は同一線上にあるとは思う。

しかしながら少しだけ目を光らせると、代替わりする前のスタイルは、幾分樽の効き過ぎた、果実味の重めの重量級のスタイルだったけれど、今の物は『シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ』であることを、差し引いても、実にブルゴーニュらしいフィネス溢れる、バランスのワインだ!





モノの本によれば、2008年物は30%全房で仕込んだとのことで、10日間の低温マセラシオン、自然発酵によっている。

この流れは、ロベールの時代とそう変ってはいない。
ただし、真面目さの系譜が、さらに質を高めるということは、このワインを飲んで、容易に想像できるのだ!

この稀有なグラン・クリュでさえ、その果実は目の詰まったギッシリとしたもので、タンニンも強いけれど、若くても飲めるだけの滑らかさと極上のバランスがある!
イヤー、素晴らしい!エエ若いもんじゃあ♪

熟成を待たずに、享受されうるこのヨロコビ!
ブルゴーニュはこうでなければならんというわけだ!

イイと思います!
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2010 ニュイ・サン・ジョルジュ 1er Cru  レ・ペリエール ロベール・シュヴィヨン

 | ワイン
今回の『マコT』で、驚かされたワインの一つに、この表題のワインがある。

それはどうしてか?というと、熟成したこのワインの姿と、こうしてリリースされたばかりの2010年などを飲んだ印象が、あまりにかけ離れているからなんですね。





熟成したシュヴィヨンといえば、野趣があって、重厚で、果実感が強くて、ダイナミズム満載なワインなわけだけれど、この10’ときたら、あたかも花の香料をまとったようで、しかも繊細で、実に品が良く、奥ゆかしく感じたわけだ!

これじゃあまあ、全く対極にあるワインのようだけれど、これが小一時間の待ちで、グラスの中でメタモルフォーゼが起ってくる。
すなわち、しゅるっとした作り物のような果実感が、とろみを増し、花の香料は失せ、ダイナミズムが備わってくるわけだ!

そうそうこれこれ、こうじゃなきゃ!
そこで、当方シュヴィヨンと言ったのだけれど、まあそれにしても、この姿から、ああなるのか〜〜

驚きのシュヴィヨンではあった!
で、今度は熟成シュヴィヨンも飲んでみよ〜と♪心底ソウ思います!
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2009 シャブリ・グラン・クリュ レ・クロ ヴァンサン・ドーヴィサ

 | ワイン
フランソワ・ラヴノーほどキャラクタリスティックではないけれど、シャブリの中では、ここのシャブリも同類項カッコ閉じだと思う。
漏れ聞く話では『ヴァンサン・ドーヴィサ』と『フランソワ・ラヴノー』は姻戚筋とのことだが、いずれどこかに共通根があるのは確かだ!



その共通根は両者ともに熟成に耐えうる、というか熟成してナンボ?ということだ。

とにかくこのワインが登場するや否やで、ブルゴーニュ、グランクリュとの説明があったので、参加者は軒並み『ピュリニー』だ『シャサーニュ』だ『コルトン』だと、右往左往するばかりだったけれど、じゃあこのミネラル感?この塩気?アフターの苦味?はナニよ?となったわけ。

よく考えてみれば、ずっと北にもグランクリュはあったんだわ〜〜

で、間髪いれずに答えたのが『ラヴノー』となったけれど、果実の中庸さ、バランス、親しみやすさ、本流筋などなどは『ラヴノー』ではなく、『ドーヴィサ』だと落ち着いたわけだ♪

それにしても『ドーヴィサ』は素晴らしい!
オイそこのWine Heat!シャブリを侮るでない(笑)

心底ソウ思う・・・
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