The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

ベッキオ・サンペーリ ヴェンテンナーレ デ・バルトリ

 | ワイン
酒精強化ワインの文化には、われら日本人も太刀打ちできない感がある。

もちろん『ドゥエ・マーニ』さんでの出来事なのだが、
『レーズンとゴルゴンゾーラのパウンドケーキ』を食べながら、
ススッと飲みこむマルサラ酒には、何やら心に懐かしいものが惹起させる、
イニシエーションのようなものを感ぜざるを得ないわけだ!





ポート、マディラと酒精強化はあるけれど、このエレガンスは何だ?と思ったが、
なるほどこの『ヴェンテンナーレ』は酒精強化されてはいないという・・・

ソレラでマフォガニーに色づいた、20年ものの至宝のマルサラは、
微妙で、絶妙で、精妙だ♪

とにもかくにも、このマルサラを飲んで思うのは、
カルタゴの拠点だった町マルサラに因んでいるとのことだが、
考え出したのはイギリス人とは、にわかに信じがたいということ・・・

それだけ、この銘酒を蘇らせた『マルコ・デ・バルトリ』は凄いということだ。

さすがに拍手打って飲まにゃあならんでしょう!
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全粒粉のパッパルデッレ、エゾシカ肉のラグーソース

 | キュイジーヌ
久しぶりに『ドゥエ・マーニ』さんにお邪魔です。
今日は敢えて料理名を表題にいたしました。

ザックリと、まるでもいだような、モチッとした大ぶりのパスタ!
そこにエレガントに仕込んだエゾシカ肉をイタリア野菜を、
ジックリ煮込んだ、甘く濃厚なラグーと絡めた一品です!



そこに満を持したように登場させた『ヴィチナーレ』が素晴らしかった♪



その品種『シェサネーゼ』は初めての品種なので、そのティピシテはわかりません!
でも土着でありながら、このワインにおいてをや驚くべき品格・・・

ヴィンテージは11’でも、今飲んで、お前とはOK!
質感は柔らかく、タンニンもこまく、実に旨い!

インポートはかの『ヴィナイオータ』さん、こうこられちゃ、
認めざるを得ないでしょう。

こうしてイタリアンな夜はふけました・・・
ではまた!

追伸:〆に開けた、マルサラについてはまたつぎの機会に!

『ヴィチナーレ』はここからどうぞ↓
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2011 グラッポリ・デル・グリッロ マルコ・デ・バルトリ

 | ワイン
先日うかがった公園下の新しいイタリアン『TAKU』にお邪魔です。
日曜日でしたがオープンしていました。

当初軽くパスタなぞ食べて、早々においとまつう算段でしたが、
前菜のプレートを泡系で流し込み、前回美味しくいただいたシチリアのロゼをもペロリときて、







そこで『黒ソイのアクアパッツァ』をオーダーしたんです♪



それを上面まで食らいついて、さてさてと思っていたのですが、
やはりここはキュッキュとした白なぞ所望する!となったわけだ・・・

で、ここで登場したのが表題のワイン♪



インポートはかの『ヴィナイオータ』で、造り手はシチリアのマルサーラの超名門のアジェンダ!
泣く子も黙る『マルコ・デ・バルトリ』なんですね。
現在は代替わりしたとのことです。

グリッロはマルサーラの主要飲酒ですが、このワインは酸化熟成を一切しないスティル・ワイン!
飲んでみますと、ミネラルがググッと利いた、独特の果実感を持った、
酸味もまろやかな、滋味極まりないワインなんですね・・・

まあこれだけでも、飲めないことは無いのでしょうが、
『アクアパッツァ』などと合わせると、無類の相性を見せてくれるんですね♪

ですから、おつまみだけで飲ませるようなワインバーではなくて、
本格的な料理といただいて、美味しく飲める代物なんですわ・・・

イタリアの地場飲んで、食事を楽しむ・・・
週末の最高の楽しみにもなりました。
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2007 ドリュー・ファミリー ピノ・ノワール フォグ・イーター ヴィンヤーズ

 | ワイン
久しぶりに『ドリュー』を抱えて『アルフォルノ』さんにお邪魔、
ここの造り手の、主要銘柄『フォグ・イーター』の2007年ものです。

『フォグ・イーター』はソノマはアンダーソン・ヴァレーの2つの畑を、
合わせて造ったもので、海岸線沿いの霧の多い冷涼な気候の地所特有の、
ピュアな果実味を持った、生き生きとした酸味の、
力強いテクスチャーのワインが出来るとのこと・・・





エティケットにはアルコール度数13.7%とあり、
なるほどカリピノの割りにはパワーも抑えられていて、
ブラインドには好都合ときた・・・

でも事前にワタクシが毒見をしたところ、どうも余韻に甘みが残る(汗)

ここまで甘いと、ブルゴーニュとは言い難いのか?
と、心配をしていたら、正しくその予感が的中し、カミサンとシェフ両名ともに、
新大陸のピノと当ててしまった!

まあ、そんなことはご愛嬌だけれど、『COBB』のブルゴーニュ激似には負けてしまうが、
この造り手の抑えられたエレガンスも、カリピノの中では、特筆物と言っても過言ではない!

その日は『アルフォルノ』さんのこんな料理と楽しませてもらった♪



実際飲んでみて、香り的にはオレンジのニュアンスや、ブルーベリーにダークチェリーのアロマ、
野生のハーヴに胡椒のスパイス感、バラの花束の余韻も楽しめる。

果実味はリッチで甘く魅惑的な濃密さを持ち、タンニンは滑らか、イイ酸味が下支えをして、
長いゴージャスな余韻が、更なる一杯をいざなうわけだ・・・

良いピノ・ノワールだと思う。
また数年後の解けた頃に飲んでみましょうぞ!
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2007 ニュイ・サン・ジョルジュ レ・ダモード フェヴレ

 | ワイン
このヴィンテージのフェヴレは代替わりのあと・・・

ですから、あの硬質で堅牢なクラシカルなブルゴーニュの姿ではなく、
実に若いうちからほぐれた、滋味の豊富な繊細な味わいなんですね♪



地所は『レ・ダモード』で、ヴォーヌ・ロマネよりの北の端、
西側のよりの表土は薄いとのことなんですは・・・

『レ・ダモード』と言えば、どこを思い出すでしょう?

『ロベルト・ジャイエ・ジル』だべさ(笑)
でも、ここのドメーヌは特別だ、秀逸な『ダモード』だけれど、
『ダモード』なワインではなかった・・・

一方『フェヴレ』は、『ダモード』らしいエレガンス溢れるワインを造ったようですね・・・

美味しいし、待っても期待感あり!
追い求めてみましょうぞ!
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初めての公園下のイタリアンでシチリアのロザートを飲む!

 | ワイン
と言いますか、飲むだけではなく、実に美味しかった!
公園下のイタリアンの店名は『taku』。

今回は『岩手果実酒研究会』の2次会でソムリエ両巨匠に混ぜてもらって、
初めてお邪魔をしたわけなんですね♪

会ではひたすらワインを飲みましたので、サクっと飲んで、ササッとオシマイの算段でのお邪魔でした。
で、軽く前菜のプレートを摘みつつ、トレヴィジオールの泡を飲んで、
その後なんと『ラピエール』の08’ACボジョレが出てきてオヨヨ・・・





面白いじゃん!美味しくなってるじゃん!てな調子になって、
このタイミングでロザートが登場したわけだ。

シチリアはシチリアですが、品種は『ネレッロ・マスカレーゼ』に
『ネッレッロ・カプッチョ』の地場系のセパージュ・・・

地場の野暮ったさが出ると思いきや、これが果実感はジュクジュクだし、
香りには華やぎと品格がある・・・

いいロザートだ!と、カラダが感じるんですね!

AIS認定イタリアソムリエのセレクト!
イイと思います(笑)

またよろしく!
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2011 こころみノートン ココファーム&ワイナリー 栃木県足利市

 | ワイン
当方としては、初めての葡萄品種に挑戦です。

ココファームさんとしては、ノートンという特別な品種への挑戦と言う意味において、
『こころみ』という名を付けたとのこと・・・

ところでこの『ノートン』という品種は、
ヴァージニア州やミズーリ州などの米国東海岸で栽培されており、
なにしろ果皮真っ黒の、高温多湿に強い品種だという・・・

で、ココファームさんが地元で栽培したところ、これが良く育ったということなんですね。

そこで2010年から、この品種100%で仕込んだとのことで、
今回ワタクシは2011年ものをご相伴に預かったということなんですわ。



飲んでみますと、ヴィテス・エスティバリス特有のフォクシーはあまり感ぜず、
木樽とスミレとスパイス感があって、濃密ベリーへとアロマティックに続きます。

果実は真っ黒で、濃密なタッチですが、舌の横腹に強烈な酸味がアタックし、
飲み込んでみると、底味の濃厚さは無く、むしろサッパリとしたフィニッシュを迎えます。

特徴的な果実感は今までのどんな品種とも違い、
もしブラインドで登場させれば、参加者は戸惑うこと必至!

面白い品種だなーと感じました。

で、好きなタイプか?と聞かれれば、答えはノー!ですが、
このワインを3日間放置して、再び飲んでみますと、
舌の横腹を刺激した、あの酸味は優しくなっており、
この感じはOK!となったんですね・・・

ポリフェノールがいかにも多そうで、健康によさそう♪
酸味好きで、ローヌ系の大好き人間は興味を持ちそうかな?とも思っております。

ともかく、もう一年置いてみよっと♪

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ここからどうぞ↓
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2004 シャンボール・ミュジニ ラ・コンブ・ドルヴォー トープノ・メルム

 | ワイン
西麻布行脚で、このワインも開けた!

『トープノ・メルム』はモレ・サン・ドニの造り手で、
かの『クロ・ド・ランブレー』のもうひとつの造り手でもある。

というか、この造り手についての、世評は極めて地味で、
むしろ『クロ・ド・ランブレー』の造り手であること以外に、
これと言って、エポック・メイキングなことは無い。

しかしながら、ここの『コンブ・ド・ドルヴォー』を忘れてはだめだ!
実にエレガントで、味わいには気品がある。



『コンブ・ド・ドルヴォー』はワイン・ヒートの面々なら知らない人はいないでしょう!
偉大なグラン・クリュ『ミュジニ』の盲腸のように、南端にへばりついた、
わずか2ヘクタールのプルミエ・クリュの畑♪

評価の高い『レザムルーズ』に比べると、持ち主も地味系が多い。
『レザムルーズ』の『ヴォギュエ』『ジョルジュ・ルーミエ』『ロベール・グロフィエ』に対し、
『コンブ・・・』は『トープノ・メルム』『ブリュノ・クラヴリエ』『フェヴレ』とくる・・・

地味とは失敬だが、飲み込んでみますと、値段に見合った、秀逸なブルゴーニュだとわかる。

そしてこれも見事な状態で、この世のものとは思えない、見事な香気を発していた!
気持ちの良いブルゴーニュを飲むと、心がリッチになるか・・・

こうして、西麻布の夜は更けるぞ、いつもの流れ、
大事にしてゆきたいと思っています。
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1985 エルミタージュ ラ・シゼランヌ シャプティエ

 | ワイン
当初記念日なので、東京では2人で食事をするつもりであったのですが、
そっちへ行くよ!などと連絡をしているうちに、流れで合流することになった。

で、東京組みの娘二人とワタクシ達合わせて4人となっては、
飲み食いするところは限られてくる・・・

しかも、飛び石連休の中日なので、知らないところへの飛び込みも怖いわけだ・・・
そんなことで『祥瑞』さんにアポとっての食事となりました。

ここでも美味しい肉を食らっては、ワインも飲み散らかして、
しかも実に見事な展開だったのですが、まずは少し置いといて、
西麻布で飲んだ表題のワインが、あまりに見事だったので、
まずは先に報告いたします。





『マーク・シャプティエ』と言えば、『エルミタージュ』の最高の造り手!
と言われて久しいわけですが、この『ラ・シゼランヌ』はその中でも、
『パヴィヨン』や『レルミット』や『メアル』などの下位に来る畑と言えるでしょう。

しかしながら、この85年ものは凄かった♪
『エルミタージュ』のティピシテの、優しく、そして実に旨みの乗った、
正しく甘露の熟成果実が、ものの見事に大化けする姿を見せてくれたわけなんですね♪

香りときたら、スミレの花にヴァニリンが交叉し、これがノーブル極まりないと来る!
待っていると、黒い果実に練れた甘いプラムが立ち上がり、それがネットリと絡み合うわけだ・・・
モカの風味にチョコレートが心地よし!

果実は洗練されて、スタイリッシュで、イイ酸味の下支えがあって、
それに加えて、後ろ髪引かれる、豪勢な余韻がともなっているわけなんですね♪

なるほど『シラー』ほど、早飲みされてしまっている品種もない!というのも、
こんなワインを飲むチャンスがあれば良くわかる!

それにしても『ヱレヴァージュ』さん・・・
いい状態だわ!

またよろしく!
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2007 DOC ファロ パラリ サルヴァトーレ・ジェラーチ

 | ワイン
サルヴァトーレ・ジェラーチが、このアジェンダを立ち上げたのが1990年だとのことなので、
ワタクシがこのワインを飲んだのは、パラリが出回って5年後ほど経ってからだとすれば、
すでに約20年も前ということになりますか・・・

いずれ最初に飲んだシチリアが、コルボでも、プラネタでもなく、このパラリでして、
その頃シチリアって凄いんだな、と感心したのを、良く憶えています。

そして昨晩、このワインを小脇に抱えて、『アル・フォルノ』さんにお邪魔して、
こんなお料理とともに、ご相伴に預かったわけですが、







その時のこのワインに対する感心と敬意はそのままに、
さらに洗練されたこのワインは、ガンベロ・ロッソのトレ・ヴェッキエーリ連発も、
あながち見掛け倒しではなさそうです。

飲んだ瞬間の香りと、舌先に感じる果実のテクスチャーは、
極上のブルゴーニュ・ピノ・ノワールそのもので、
グラン・クリュ・クラッセの気品と調和を感じさせるもの・・・

ノーブルな樽、ヴァニリン、モカ・マタリ、そして古酒ブルの色気が漂いつつも、
そこへ完熟プラムとプルーンの濃密アロマが立ち上がる・・・

その頃になって初めて、わずかな甘みの強さと、骨組みの堅牢さを感じ、
ヒョッとしたら、イタリアもあるかもよ?となるんですね・・・

でも、誰もがシチリアのワインとは思わない!
なぜならこのワイン、恐ろしく緻密で、洗練されて、シリアスに迫ってくるわけだ・・・

品種はネレッロ・マスカレーゼが半分、ネレッロ・カプッチョとネレッロ・マンテラートが30%未満、
それに残りが地場地方品種とのこと。

丹念な手摘みの収穫と、低収量、仕込みは念入りな温度管理、
フレンチオークを使用して15日間の醗酵、18ヶ月の瓶熟で仕上げるという・・・

もちろん、その日の『牛ほほ肉の赤ワイン煮込み』との相性は最高で、
聞いて見れば、煮込みに使用した赤ワインもイタリアのピノ・ネッロだったそうなんですね♪

美味しいわけだ!

こうしてファロとの再会は、実に全てが整っていて、美味しく飲めたのも当然!
まずはもう一本、後数年は寝かして、また楽しみたいと思う。
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