The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

西麻布『レフェルヴェソンス』その4

 | ワイン
続いて3品目『渚の貴婦人 キスを軽く炙って、小玉葱と夏トリュフ、
芥子味噌、琉球マンゴー、バジルとナスタチウムの葉』



この一品は、説明するまでもなく、コルトン・シャルルマーニュと抜群の相性をみせてくれた。
キスを炙った火加減も絶妙で、芥子味噌も薄味ながらも、独特のネオジャパネスクを展開させた!
傍らには完熟マンゴーが鎮座し、特徴的な香味野菜と相まって、
『レフェルヴェソンス』でのディナーの始まりの緊張感を、爽やかに解してくれた!

そして4品目は『定点〜まるごと火入れした蕪とイタリアンパセリのエミュルション、
バスク黒豚のジャンボンセック&ブリオッシュ』



このスペシャリテはここのお店の定点で、どんな季節でも色々な蕪で供される物とのことだ。

もちろん『丸ごと火入れ・・・』には生江シェフ渾身の気合がそこにはあり、
たかだか蕪だけれど、されど蕪・・・そんな気迫を感じながらいただいた。
イタリアンパセリのソースと良く絡み、このタイミングでほぼ野菜のみの一品は、
いささか弱いのでは?との懸念もないではなかったが、実に考えられた構成感で、
ムルソーの前に、この人たちはもう一本白を挟めるぞ!と、バレバレだったのでは?
と背筋を凍らせたくらいであった!

そして、坂道から転げ落ちるかのごとく次のワイン・・・

2002 ムルソー・シャルム コント・ラフォン



へと移るのであった。
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西麻布『レフェルヴェソンス』その3

 | ワイン
2品目『アップルパイのように#15 エネルギッシュ 
スッポン フォアグラ トウモロコシとライム』・・・

『わたくしたちのアップルパイ』と銘うったこの一品、ただのアップルパイではあるけれど、
効率性や経済性といった、今の時代に蔓延する、食にとっての悪しきものを一切排除し、
一つ一つに顔の見える職人の手間隙がかけられた、心のこもった素材による、
いわゆる『わたくしたちのアップルパイ』なのだという・・・

これを一口がぶりと食いついて、良い食材に宿る生気を取り込みながら、
僅かに残った余韻で、次のワインをしたためた・・・



2011 コルトン・シャルルマーニュ フィリップ・パカレ



ナチュラルな素材の手をかけた『アップルパイ』に、
ナチュラルなコルトン・シャルルマーニュを流し込む・・・

ピュアにして精緻、風味は石灰の塊をも連想し、
ほどなく素性の良い黄色いアロマで口腔を満たされる・・・

瑞々しくも、跳ね返されることもなく、素直に果実を楽しめる!
コルトンのテロワールは生真面目に踏襲されつつも、
ステゴザウルスのような遅遅とした熟成で、その先があるのも間違いなし。

日本で飲める数少ないパカレのコルトン・シャルルマーニュを何処で飲めるかが問題だ!
『レフェルヴェソンス』であったことを、本当にシアワセなことだと思う!
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西麻布『レフェルヴェソンス』その2

 | ワイン
『願いと光』と名づけられた、その日のコースのスタートです。

上杉先生ご夫妻が到着するまでは、ウェルカムで『レクラパール』を飲んでお待ちしていたのですが、
到着してすぐに、岸田ソムリエがセレクトしましたワインは・・・

2002 ミレジム シャンパーニュ アンドレ・クルエ



このシャンパーニュがのっけから素晴らしかった!
といいますか、『レフェルヴェソンス』の空間のニュアンスを良く連想させた。



その味わいは、デリケートで、エレガントな酸に支えられており、
ブージィーらしい堂々とした果実がそこにはあって、
よくこなれた、細やかで、奥ゆかしい泡がそうさせたのだと思う・・・

そして最初の一品は・・・

『毛蟹、コールラビ、パイナップル、パッションフルーツを2口で』



一方の背の高いグラスには、毛蟹とコールラビのアンサンブルを濃厚な味わいに仕立て上げ、
それをパッションフルーツのエスプーマで包み込み、独特の爽やかさを加えている。

もう一方のグラスにはパインナップルのグラニテが入っており、
最後は一緒にスプーンでほじって、濃厚さと爽やかさを一挙に楽しむ算段だ・・・

これには『アンドレ・クルエ』のシャンパーニュに潜む、
どこか熟成感のある、まったりとした味わいが抜群の相性を見せてくれた。

とにかく、最初からこれだから堪らないわけだ・・・
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西麻布『レフェルヴェソンス』その1

 | ワイン
6月の後半のことだったでしょうか、はたまた7月になってからでしたか、
いずれその連絡をいただいた時は、なるほど合同誕生会と言う意味か♪
と言うことなど露知らず、とにかくあの『レフェルヴェソンス』にアポとりますよ、
てなU杉先生のお誘いに、ダボハゼの如くに食いついたわけ・・・

気がついたのは、ワタクシの役割分担だと察しが良かったかどうかは、ともかくとして、
前もって2本のワインを、件のレストランに送ってしまってからのことでした。

2本のワインとは・・・

2002 ムルソー・シャルム コント・ラフォン

1986 シャンボール・ミュジニ レ・ザムルーズ ジョセフ・ドルーアン



で、誕生会ともなれば、シャンパーニュという手もあるよな、
などと思い悩んだりもしたけれど、後の祭り・・・

加えて『レ・ザムルーズ』には確信めいた物はあったけれど、
『1986』はどうよ?と、状態への不安感も無いわけではなかった。

でも、ワインの出何処が岩手の良心『酒のT澤』ゆえ、間違いはないだろう、と観念した!

7月20日(日)合同誕生会と銘うって、西麻布の今をときめく『レフェルヴェソンス』に集合!



料理とワインの流れは、これから追々詳らかにして行きますが、
ウェルカムの『レクラパール』と『アンドレ・クルエ』のシャンパーニュをグビグビ飲み!

持込のほかに次のワインも登場した↓

2011 コルトン・シャルルマーニュ フィリップ・パカレ

1999 ヴォーヌ・ロマネ レ・ブリュレ ルネ・アンジェル



このことだけでも、掛け目なしに物凄い晩餐であったことが分かりますでしょう(笑)
とにかく素晴らしかった!

まずはこの辺で、プロローグといたしますが、
これから少しずつですが、お付き合いのほどを・・・

ではでは!
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テーマは『夏ワイン』とは言うけれど・・・(汗)

 | ライフ
どうしても、夏場の忙しい時期の前に集まりたい!との要望がありまして、
『第5回 パパジイ』は一昨晩に行われました。

じゃあテーマは、どうすんの?となった時、思わず発したのはオレだった!
今となってはナゼだか分からないけれど、とにかくソウなってしまったのだ・・・

考えてみれば,『夏ワイン』だなんて、季節感を持ってワインなぞ飲んでいる暇なやつなど、
居るわけも無く、むしろこの方たちは『一水会』⇒『オテル・ド・ヤマダ』で育った、
いわば『ワイン・バブルの第2世代』!

保守本流の王道を行くフランスやイタリア辺りしか持っていないはずだ!

ムリムリ!と、まずはそんな心根で、その会に望んだわけ!
そしたら、予想を覆す世界各国の『夏ワイン』が登場して、
それにはワタクシもビックリこいたわけ!

意外に小技ももっているんだな♪と感心・・・

そんなことで、まずは登場したワインをご覧下さい↓





2012 ランデルザッカー・ゾンネンストゥール シルヴァーナー フランケン ボクスボイテル

2013 リュー・ド・ヴァン ソーヴィニヨン・ブラン 東御市 長野

2011 トレッビアーノ・ダブルッツォ ヴィラメドーロ イタリア

2001 パッソピシャーロ シチリア

2006 ブルゴーニュ・ブラン デルニエ・ジュス ギュファンス・エナン

2009 ジ・アフォリスト ピノ・ノワール レッドカー バルトロメイ・ヴィンヤーズ ソノマコースト

2008 ヴォルネイ クロ・ド・シェーヌ ミッシェル・ラファルジュ

この通り、ワイン7本のうちフランスが2本、イタリアが2本、あとは全て違う国、
色とりどりの『夏ワイン』が登場し、ジブンとしては実に面白かった♪

赤が少ない!と嘆いていた御仁もいたようだが、コレもひとつのワイン会、
秋には『ボルドー右岸』⇒『誰かに飲ませたいブルゴーニュ』との、
そそられるテーマでほぼ決定とのことなのだから、
チョット待っておくんなさいまし、というわけだ。

と言うことで、個別のコメントは後ほど!
まずはひとまず、仕事の準備にかかりましょうか・・・

では!
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1995 ブルゴーニュ・シャルドネ ドメーヌ・ルフレーヴ

 | ワイン
『テロワより その上を行く 造りかな』と思わず一句詠ってしまうほど、
素晴らしいブルゴーニュ・シャルドネでした。

やはり『ルフレーヴ』はスゴイ!
ただのACにもかかわらず、香りと、一口舐めただけで、ピリニーだと思った!



コレは、自慢とかそういうものではなくて、
それだけこのワインが、テロワールを明示するポテンシャルをもっていたということの証明である。

ハシバミ、レンゲの花、蜂蜜、マンダリンオレンジ、
完熟したプラム、そしてほとばしるスパイス感などなど・・・

味わいは濃密にして、心地の良い酸味をもっている。
しかも底アジにはダージリン紅茶のようなニュアンスが漂います。

こんな貴重なワインを、遅くなりましたが、お誕生日に・・・と、出してくれたのは、
いつものイタリアン♪

心からサンキュー!
旨かった、すばらしい!

そしてAC一本で、感動させるルフレーヴの底力には畏敬を感じた!
お見事♪
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『パパジイの会』明日ですね・・・

 | ワイン
なんだかんだで、今回は5回目になりますか?

盛岡の第2次ワイン世代とジイ一人の持ち寄りワイン会、
最初はどうなることやら、とも思っていましたが、
次回開催日を忘れるほど、ゆるく、
そして勝手にテーマを外せるほど淡いワイン会つうところがイイのかな?(笑)

でもいざ始まると、出展ワインにサプライズがあったり、
異様に盛り上がったりで、実に楽しい!

他の参加者はどう思っているか、分からないけれど、
ジブンから見れば、皆さんオテルの第二世代♪
嬉しくてしょうがないわけだ。

さて気がつけば、明日・・・
テーマは『夏のワイン』で、どうするか?

一両日中に考えてですが、考えるのもマタ楽し!
強烈な新大陸でも、一本入れとこうかな?

では・・・
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1974 シャトー・ベイシュベル サンジュリアン ボルドー

 | ワイン
昨晩61回目の誕生日を迎えました。

まあココまで来ると、ワインは開けても開けなくても、どっちでもかまわない!
と、自分としてはそんな気分なのですが、ブログとFBの両刀使いとしては、
ほぼ劇場型の儀式的な心持で、結局ワインを開けるに至るわけ・・・

そんな日は、やはり記念日のボルドーに限る。



時間をたっぷりかけて、ユックリと、それ一本に耽溺する♪

で、昨晩は表題のワインを開けたわけです。
1974年は当方何をしていたのか?
実は前年に高校を卒業し、一年浪人をして、
そのあと何とか行く先が決まって、仙台での生活が始まった年なんですわ・・・

すなわち、19歳の盗み飲みの時代で、翌年堂々と安めのドイツワインなど探して、
古いワイン本なぞカジって、チビチビと飲み始めたワイン元年前夜ということです。

一方ベイシュベルは?と言いますと、グランクリュであっても、コスパが良好!
ボディーはミディアムで、74年のようなオフではお先が心配な様相です。

もちろん、これを購入した20数年前にも飲みました。
実際飲んでみて、軽やかで、収斂性があって、繊細だけれど、気難しい味わいでした。

まあ、ボルドーのこの手のワインは、待って何ぼ!そんなことは分かってはいる。

でも、このワイン!想像以上に凄いことになっていたんですね、
これは正しく今より先でも、後でもダメ!
あなた様が開けてくれるのを、待っておりました♪てな調子なんですわ・・・

苔むした森林の香気、麝香、オールスパイス、クローヴ、
焙煎珈琲、トリュフなどなどのニュアンス満載で、琥珀のフルーツが爛熟す!
待っていますと、果実の味わいも雄雄しく立ち上がり、20数年前の比ではない!

造り手の評判、ヴィンテージの評判、それを鵜呑みにしちゃダメダメ!
やはり記念日はボルドーに限るか・・・
この定石、当分続けます!

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2003 エゴ ブレッサン フリウリ・ヴェネッツィア・ジュリア

 | ワイン
またまた『ドゥエ・マーニ』さんで『ヴィナイ・・・』さんの何よりのものをゴチ!

まあボトルの様相をみただけでも、手書きであったり、ネック・エティケットであったり、
特別な思い入れのあるものだと、即座に分かります・・・

『エゴ』というのは、もちろんエゴイズムではなくて、
古代ラテン語の『私』ということらしくて、
なるほど生産者の自己表現を鮮やかに投影した物ということなのだろう!

ワインの色合いの濃密さから考えますと、イタリアも南部のアリアニコやら、
ネグロアマーノなどを連想するのですが、実は品種はフリウリの地場なんですね。



『スキオペッティーノ』まあ聞いたことがない品種だったわけですが、
カベルネ・フランとの混醸だということを差し引いても、実に洗練されたシリアス感が漂います♪

味わいは、ストレートではなく、待っていて何ぼ!
徐々にジンワリとエキスがどこからともなく染み渡り、
口腔を満たしてくれる・・・

ですから、さながらブラックベリーのネクターでも御口でクチュクチュしている感じ?なんですわ!

その日は、後半の『鰹のグリル』『季節の野菜、トマトソースのニョッキ』などと、
絶妙の相性を見せてくれた!



また下味か何かで、シェフがマジックで仕掛けてあるのだと思うが、
そのマリアージュは半端じゃないわけだ・・・

もし『ヴィナイ・・・』さんの何かを持っているとしたら、
このヨロコビを逃しちゃダメ!

それなりの料理と楽しむべし!
心からソウ思うのであった。

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1996 バローロ ヴィーニャ・ロッケ アルマンド・パルッソ

 | ワイン
名うてのバローロの造り手の、1996年ものを飲む機会はそうそう無くて、
その日も、そんな感じではなく、軽く食事を食べて・・・
のつもりで、『アル・フォルノ』さんにお邪魔をしたわけです。

メインをどうするか?となった時、シェフからラムがイイですよ♪との、一声があって、
じゃあってことで、それを頼んで、タメリーニのソアベだけ飲んでいたワタクシは、
さてさて赤ワインでも頼もうか?という算段になったんですね。



で、ワインリストを眺めていたら、では!ということで、
奥の間からシェフ自らこのワインを選んで来たんですね!



『アルマンド・パルッソ』一応ボーイズの範疇になるのでしょう。
それでも、バリックを使い始めたのが1996年とのことですので、
今のスタイルよりは、この96年ものは僅かにクラシックぽさが見え隠れする・・・

それでも、タンニンは程よく溶けて、エキスが美味しく、
バローロ本来の香気も堪能できるんですわ・・・

まあ、熟成の高原部の入り口に差し掛かったところなのでしょう!
もちろんその日は『ラムのグリル、バルサミコのソース』に劇的マリアージュを見せてくれ、
実に楽しい時間を過ごすことが出来ました!



ココに来て、熟成バローロに惚れてます♪
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