The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

1993 エシェゾー ジョルジュ・ジャイエ アンリ・ジャイエ

 | ワイン
何かの祝い事だということだが、それにしてもジョルジュ畑だとしても、仕込んだ張本人はかのアンリ・ジャイエだ。
Tチャンマンと主宰針金職人氏からの久しぶりのお誘いがあって、遊び半分、本気半分で乗り込んだワケだけれど、いや本当に出ちゃったんだわ~!

少しこのワインについて整理をすると、兄ジョルジュ・ジャイエ氏の区画から折半耕作により、アンリ・ジャイエ氏が造ったエシェゾーということになる。





アンリ・ジャイエ氏は1995年の引退後もクロ・パラントゥーとジョルジュのエシェゾーは醸造生産しており、2002年以降はエマニュエル・ルジェがそれを引き継いだと承知している。

そしてアンリ・ジャイエ氏は2006年9月に亡くなったわけだ。

もともとのアンリ畑とジョルジュ畑のエシェゾーが存在するけれど、はてその味わいに差異があるのか?と聞かれれば、多少なりともアルと答えるだろう。

ではドウ違うのか?と聞かれれば、実に難しく、表現しにくい。
しかしながら、ワインの中心にある僅かなテロワのソヴァージュ感、正統性、そしてある種の深みということになるのであろう。

先日ご相伴にあずかったエシェゾーも、ほぼパーフェクトなワインだったけれど、ある種の外向性と素性の素直さ、艶やかさ、ふくよかさ、そしてあまりの美味しすぎ♪なのだ・・・
この神々しくも、エロスをたたえた、球体のワインには、料理はいらない!というほどの領域に迫るのだ!

かつてのアンリ・ジャイエを飲むたびに、それに見合う料理を夢想したあの時代が懐かしい!
やはり自分は飲み手としての『教養豊かな愛好家』ではなく、かたわらに料理ありきのワインヒートなのだろうか・・・

ともかく、こんな機会を持てて、主宰と会の皆さんには心からありがとう!言いたい。
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2007 コルトン レ・ルナルド ミッシェル・ゴーヌー

 | ワイン
世評は分からないけれど、『ミッシェル・ゴーヌー』の地所においては、ジブンにとっての指標となるべきクリマである。
『レ・ルナルド』はラドワ・セリニーと接するアロース・コルトンの最北に位置し、下部に石灰岩質の好ましい土壌があるとのことだ。
もちろん、ゴーヌーもその恩恵にあずかっているわけだ。





『ポマール ルジアン』と比べれば、さすがに骨太で、男性的なタンニンの下支えを見て取れるが、飲み口にある種の清涼感を感じるのはワタクシだけではないだろう。
このワインも、待ってナンボ。
熟成してその真価を発揮するが、2007年と言うレストラン向きのヴィンテージにおいては、この切り口でも一興♪
充分に楽しめる状態と言える。

その日は鮨屋に持ち込んだけれど、不規則な取り合わせは皆無であった!

こんな赤ワインはゴーヌーの真骨頂といえるのだが、このことに関してはジブンだけの世界かもしれない。
さてさて・・・
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2001 ラ・カステッラーダ ビアンコ MG

 | ワイン
余計な物は使わずに、丹精込めて造られた葡萄で、自然酵母の醸し発酵によるフリウリのワイン。
『ラ・カステッラーダ』は『グラヴネル』『ラディコン』と同じように、ヴァン・ナチュールの範疇にくくられるけれど、2つの造り手よりも奇抜ではない。
普通に美味しく、お行儀もイイが、かといって工業的な厳しさは微塵も感じない!

2001年物のマグナムを自由が丘の隠れ家イタリアン『Mondo』さんでいただいた。



それは熱波に苛まれた昼下がりだったけど、昼酒に弱い当方でも、スッといけた・・・
実にスムースで、素直な果実なのだ。
ミネラル豊富な黄桃の香りにマルメロ、プラムにオリエンタルな香辛料ときた♪

その日の『鰯とウイキョウのタリオリーニ』『鮑とエリンギのリゾット』などとあわせて、もちろんアッビナメント!
見事な流れで、自由が丘の灼熱迷路トラップ事件もどこかへ吹っ飛んだというわけだ。





また言ってしまうが、このような優良ワインを、こんなにして飲めるシアワセを逃すまじ!
心からそう思う・・・
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2002 ニュイ・サン・ジョルジュ クロ・デ・コルヴェ キュベ・アルモニ プリューレ・ロック

 | ワイン




『1985 ムルソー レ・ルージョ コシュ・デュリ』の後に、さてナニを飲むか?となって、『コジト』さんの推薦ルージュが何本か出てきて、セレクトをU先生にお願いしたのだけれど、何と流石は蟹座の巳年生まれ、ジブンのセレクトと全くもって同じだった。

実はこのワインが仕込まれてすぐに『アルモニ』さんで飲む機会があったのだ!
あれから10年経ったということなんだろう、そして今!ここでまた、この特別仕込みの『クロ・デ・コルヴェ』を飲めるのだ!
『クロ・デ・コルベ』は『プリューレ・ロック』にとって宝物のような地所で、その中でも思うに、このワインはイイとこ取りなはずだ。
そして加えて2002年、熟成ぶりもジャストミート間違いなし♪

ジッサイ注がれそのワインは、正しく正統なブルゴーニュの見本のような代物で、薫り高く威風堂々としたお味♪

香りはリコリスにジンジャーに熟成肉、待てばカカオにスパイス満載とくる!
さらに後半はミネラルが立ち上がり、綺麗なプルーンやカシスやプラムのフルーツバスケットの様相だ♪

果実は目の詰まったダイナミズムで迫り、飲み口はあくまでもスムーズ、そして格上げもありえる酸度の下支えが美しいのだ!

もちろん、その日のメインディッシュ『フランス産仔牛バベットのローストとリー・ド・ボーのパイ包み、トリュフの香るソース』とゲキテキマリアージュ!


これ以上の至福ってあるのか、ないのか、ってワケもなく口ずさむだけ(笑)


それだけ、素晴らしかった!つうこってす、ハイ!
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1985 ムルソー レ・ルージョ コシュ・デュリ

 | ワイン
今となっては既に、ムルソーにおいてをや、神の領域まで達したとも思われるこの造り手ですが、日本で最初に目にしたのは、おそらく90年の『コルトン・シャルルマーニュ』を中心に据えたアソートメントだったと思う。

ですからこの2015年に、まさかこのような田舎のワイン飲みの、たかだか合同誕生会にです。
しかも漏れ聞く話では、『コジト』さんでも最後の一本のようで、それをそのような小宴会に出してくれたと言う、夢のようなことが起ったんだからどうしよう?てなことなんですわ♪

神がかりの造り手でも、代替わり前にはサホド大したこと無いということもあるわけですが、ここの85年物は神を超越した、それはそれは言葉にはでけへん代物でした。

さてこのような代物がナゼにこうしてあるのか?てなことなど、されかまないで、この日ばかりは真正面からそのワインに耽溺したわけだ!





村名で、この感覚を惹起してくれた、他のワインは果たしてあっただろうか?
いや無かった・・・

と何度も、ココロで繰り返し、リターンをしてそのムルソーを飲み込む・・・
香りの桃源郷と迷宮に迷いながらも、そこから目を覚ましてくれる溌剌とした果実がそのワインにはあるのだ!

その日は『コジト』さんの『ローリエとローストしたフォアグラの冷製、リンゴのコンフィチュールとともに』『オマール海老のポワレ、ココナッツ風味のビスクソースで』などと抜群の相性をみせてくれたのは説明するまでもない。





正しく夢のような時間が流れたのだ・・・
そこでそのワインを飲めたのを本当に幸せだと思う!

細かいコメントは言うまい、こうゆうことこそが、一ワイン飲みの本当のヨロコビだということだ!
ともかく『コジト』さんに心からサンキューと言いたい!
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2002 シャンボール・ミュジニ レ・シャルム ドメーヌ・ベルトー

 | ワイン
『ルイ・カリヨン』の次にやはりこのワインに触れねばならないだろう!

『ドメーヌ・ベルトー』・・・根っからのシャンボール・ミュジニの造り手であり、その醸造方法もクラシックで、自然な流れを旨としている。
漏れ聞く話では、2004年から現当主の『フランソワ・ベルトー』が継承したとのことで、さすれば2002年物は先代のドニ・ベルトーの造りということだ。

このワインと同じヴィンテージの『ルイ・ジャド』の『シャンボール・ミュジニ フースロット』を並べて登場させられて、当方いささか迷ってしまった!
同じ村のモノという主宰のヒントが、墓穴の始まりとなったのだ!





『ベルトー』だけ飲めば、なんぼなんでも『ジュブレイ・シャンベルタン』には行かないだろう!
むしろそのまま『ベルトー』だと言いかねないイキオイだった(笑)

もう一方の『ジャド』の『フースロット』がまるで違うお姿・・・
まあイイ、それも一興!

で、実際飲んでみて、『レ・シャルム』はどうだったのか?

シャルムだけにチャーミングと言ったら、親爺ギャグになるケハイもあるけれど、正しくそれを地で行く風味と味わいだった。
若く、強いヴィンテージでは、全く解けない『ベルトー』でも、『シャルム』は幾分熟成が早いようだ♪

オレンジのニュアンスとスパイス感が鏤められ、いかにも土っぽく、あまやかだ・・・
フルーツは溶けて、滋味多く、余韻も実に心地の良いものだった♪

正当なクラシック・ブルゴーニュの継承を見て、心落ち着くデギュスタシオン!
イイと思います♪
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2007 シャサーニュ・モンラッシェ ルイ・カリヨン

 | ワイン
さーて先日の『マコT』です!
まずはこの表題のワインについて書き込もうと思う♪



もちろん、その日のスタートワインだったのだけど、目隠しで出された瞬間に、正当なブルゴーニュ・シャルドネであることは分かった!
で、そこからが問題で、まずもってキモチのよい酸味と硬質な切れの良いミネラルな風味に誰もが注目したわけだ。

ミュルソーらしい外向性や気立ての良さはなく、モンラッシェ界隈の果実の構成を鑑みてどうよ?となったんですわ・・・
で、いろいろ考えたけど、イイ造り手のシャブリはないのか?まで問うたわけ。

そしたら、Tチャンマンはケンモホロロニ違う!と言う(汗)
そうすると、このイキナリの薫り高さと、果実の鷹揚さを考えれば、ピリニーではなくシャサーニュだよな!となったけど、そこには未だ一つの問題があった!

それはグランクリュなのか、プルミエなのか、はたまた村名なのか?ということ・・・
そんなこと考える暇もなく、主宰は村名と言ったもんだから、そりゃ~ビックリしたな~もう!となったわけ。

それはそれは見事なシャサーニュ!
まあ『ルイ・カリヨン』恐るべし!つうことですな。

買い置くべきでしょう!(キッパリ)

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ここが最安値↓
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07’⇒75’⇒83’⇒02’⇒02’⇒90’⇒58’⇒87’⇒67’⇒11’の流れのワイン会♪

 | ワイン
昨晩の『マコT会』のヴィンテージの流れです。
これだけ上下振幅の広いヴィンテージでも、流れ的には実に面白く納得のワイン会なのだ!



特にもまずは最初の『2007 シャサーニュ・モンラッシェ ルイ・カリヨン』の芳香と果実の旨みに度肝を抜かれ、さらに『1983 セルタン・ド・メイ ポムロール』のシリアスな熟成ぶりに莞爾とし、『2002 シャンボール・ミュジニ レ・シャルム ドメーヌ・ベルトー』のオランジュを連想させる香気にウットリとしてまずは前半の一段落!



後半は色濃くブラン・ド・ノワールを思わせるが、実は過熟のブラン・ド・ブラン『1990 ベルナール・トルネイ』に始まって、イタリアの王様『1958 バローロ エンリコ・セラフィーユ』のボルドーともブルゴーニュとも迷わせる古酒感の素晴らしさに驚きを禁じえず、『1967 シャトー・ジュスクール』の危うさと妖しさに一票を投じ、辛口で薫香を発する『2011 カール・ド・ショ-ム』で幕引きとなったわけ・・・



どうですか、他でこんなことできますか?
とにかく、この流れをオール目隠しだから堪らない♪

ワイン飲みの琴線に触れるこの会のワインの流れ、分かるだろうか?
そこには流されない、迎合しない、強い男気を感じるワインセレクトなのだ・・・

その世界を久しぶりに堪能して、チョットは残って辛かったけど、明日は元気だアリガトー!
で、またよろしく!
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2012 リュリー ヴァンサン・デュルイユ・ジャンティアル

 | ワイン
このワインも『パパジイ・・・』でのお披露目でした。

『リュリー』というアペラシオンは赤白あるけれど、今までのデータを鑑みれば、ジブンは白が良かったと思う。
しかしながら今回これを飲んでみて、その経験値を遥かに超える『リュリー』でビックリ!
それはそれは見事な『リュリー』であった。



まあ極端な表現かもしれないが、アル意味『マコン』の『ギュファンス・エナン』の飛び抜け方にも似ている。
このワインの真骨頂は、綺麗であまやかな香気と、洗練された果実と壮麗な酸味なのだと思う!

かつて1996年にデヴューした時に『ベビーモンラッシェ』と評されたとのことだが、むしろその味わいはピュアで無垢♪
濃密にマッセで迫る『モンラッシェ』様ではないのだ!

この『リュリー』ステキです♪
追い求めてみましょう・・・
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『イカスミ のパエリア』を盛岡で♪

 | ワイン
いつもはワインネタで終始するこのブログですが、ここ何回かお邪魔をしたスペイン料理のお店の『イカスミのパエリア』が、あまりに美味しかったので、ちょっとだけ触れたいと思う。

まあこの真っ黒なパエリアを見てくれ↓



飾りも何も無い、真っ黒なパエリア・・・
でも食べてみると、そこから色々な展開があるんです!

まずはコクのある、良く染みた味わい♪
そして実にエレガントで、野趣のある風味、そして烏賊の柔らかさときた・・・

もちろん、その日出されたリオハのクリアンサとも良く合った!



何なのでしょう、この感じ?
ゴハンがスッカリおかずになっている!

しっかりワインを飲んでの、このパエリア!
盛岡で食べれてホントーにシアワセだと思う・・・
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