The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2013 フェリチッシモ ヤマソーヴィニヨン ロッソ カンティーナ・ヒロ

 | ワイン




ワインのエティケットを見ても、ワイン名を聞かされても、イタリアワインと間違えるだろう!
とは言っても、さすがにイタリアで『ヤマソーヴィニヨン』は栽培されてはいないだろうから、そのうちニッポンワインだと気づくだろうが・・・

このワイン、山梨県は牧丘町にある標高800mあまりの南向き斜面に、自然農法で自社葡萄園100%の葡萄を完熟させ、その葡萄を無補糖、無添加で醸造し造られたものとのこと。

2013年より『東夢ワイナリー』にその葡萄を持ち込み、その設備にて醸造をしているとのことだ。

ともすれば『ヤマソーヴィニヨン』という品種は、過度に濃厚になりがちではあるが、『フェリチッシモ』はミディアムな味わいで、実に優しく穏やかなフルーツ!
加えて、タンニン、更には酸味の下支えも中庸に抑えて、キモチのよい飲み口だ。

香りは僅かに白檀を感じ、ブルーベリーやカシスの黒系のアロマよろしく、ミネラルも縁取られている。
もちろん、今飲んで実に旨いが、半分残した3日後は、更にバランスよく飲めたので、数年の待ちは面白いチャレンジとなるだろう!

ここの醸造人の経歴はサダカではないが、相当なセンスの持ち主と感じるのはワタクシだけではないだろう。
次の機会も、追い求めてみましょう・・・
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

1996 オルトレポ・パヴェーゼ バルバカルロ リーノ・マーガ

 | ワイン
前の書き込みで、『ドゥエ・マーニ』さんではロザートで通した!と書いたけれど、実は我慢できずに『バルバカルロ』も一舐めした。

料理が終わって、さて帰ろうか!となったけれど、何かしゃべり足りない感じ?
時計を見たら8時半チョット前、じゃあまだ流石に飲むでしょう!となって、表題のワインをバイ・ザ・グラスでいただいたわけだ。



この類稀なる微発泡赤ワインを初めて飲んだのは、今を去ること15年くらいだろうか?
ヴィンテージは失念したが、ピチピチ舌先に感じる甘苦の果実とアーモンドチョコの風味には驚かされた。

このピチピチ感は、熟成期間19年を経過している1996年物でも変らない!
甘く濃密でトロリとしている果実だが、ピチピチ感とちょっとリンゴ酸系の酸味の支えで、充分新鮮な果実味を楽しめる。

このワイン、煮込みとか肉料理では独壇場となるけれど、実は食後にちびりちびり飲むのも一興なんだわな。

このワインが取れる地方では、カードゲームをしながら、このワインを飲むと言うが、分かる気がする!
そういう意味では、使い勝手も良いワインだと思う!

あれば、抑えておくべきだ!

1994年物はココにあった♪
バルバカルロ[1994] バルバカルロ

バルバカルロ[1994] バルバカルロ
価格:5,967円(税込、送料別)

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

フリウリ・ヴェネッツィア・ジュリアの雄『ブレッサン』絶賛です!

 | ワイン
この造り手の赤は以前飲んだことがあったのですが、おそらくロザートは初めてだと思う。
イタリアンでロザートが出されることは、なによりで、その日もほぼそのワインで通したといってもイイのだろう!

出す側から見れば、ロザートをプリモやセコンドに合わせることは、おそらく勇気の要ることで、そのワインの質に相当な自信がなければ出せないと思う!

でも、良いロザートに出会った日にゃ、これほど楽しいことはないわけで、イタリア料理が実によく引き立てられるという寸法だ。
まずはその日の『ドゥエ・Mーニ』さんの流れです↓







で、そのロザートなのですが『2011 ローザンティコ ブレッサン』で、モスカート・ローザ100%の造り♪



ワインの色合いを見て分かると思いますが、2011にしてこのアンバーな縁取りがあって、その馥郁たる香りは若いワインとは到底思えない!



まあそこらの似非ワイン飲みが、小指たてたてデギュスタシオンすれば、軒並み熟成したピノと言うに違いない。

それだけ、そんじょそこらのロザート、すなわちロゼとは違うと言うことだ!

当方もその香りを、白桃の砂糖漬け、マーマレード、漢方などと、その場で軽はずみに、のたまわってしまったのだが、その複雑性は言葉で表現するより、はるかに難しい!

まあ、そのワインの造りには、テロワ重視だとか、自然酵母だとか、有機な畑作りだとか、亜硫酸への配慮などがあるのだろうけれども、そんなことより、赤飲んでも、このロザート飲んでも、ここの造りだよな!と、どこかノスタルジックな心持を惹起してくれる、いわば一貫性が見て取れることが大事だと思う。

こんなロゼは見たことない、ロゼで久しぶりに絶賛してしまった!
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2014 キュベ Y ヒトミワイナリー

 | ワイン
若い醸造人が自分のデザインで、ワインを造る。
しかもその醸造方法は、日本においてをや稀有な造りでもある。
そしてそこには出来映えの賛否が出るであろうが、醸造長がそれをじっと見守っている。

マスカット・ベリーAが7割、デラウエアが3割のセパージュ。
これはおのおの出来上がったワインのアッサンブラージュではない!
一部破砕したマスカットベリーAにもろみを加え、その上にマスカットベリーAを房ごと入れて一週間密閉し発酵をさせる。
その一週間後に足踏みした後にデラウエアのもろみを加え、混醸をするという算段だ!

そして出来上がったのが、このワイン!





このワインについてのコメントを、ここで書き込むのが、いつもの流れではあるものの、今回ばかりはその立場にはない。
それは冷静に、そして平等に、手心加えず論評をする心境にはなれないからだ・・・
実を言うと、このワイン当方の4番目の次男坊の作品だ!

醸造用の交配種の赤に生食用の白を時間差で、同じ桶中で発酵させ、しかも自然酵母の亜硫酸無添加とくる。
大胆だけれど、楽しみでもあるわけだ!

まずはどうなるのかは、神のみぞ知る!と言うことで、皆さんよろしく♪
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

いつものお店で、和食とニッポンワインの夕餉です。

 | ワイン
年が改まってからの、いつもの顔見世興行がままならぬうちに、さて2月の半ばも過ぎてしまった。
特にどうのこうのという訳ありでもないのだけれど、いつの間にやらこうなった、というのが偽らざるところだ。

昨年中は、いろいろ無理も通してもらったこのお店も、昨晩が今年初めて。
で、いつものように、季節の食材をふんだんに使った日本料理の流れで楽しませてもらった!

まずはご覧あれ↓













このお料理に、合わせたワインは、次の2種↓





2013 樽熟甲州 イケダワイナリー

2013 ジャパニーズ・ブレンド 塩山洋酒

『姫貝と菜の花の潮汁』までは甲州の白、そのあとから最後の『ホロホロ鳥の白レバーのソテー』までが塩山の赤を合わせて実に旨かった♪
もちろん、日本酒とも当然合うのだけれど、今日の気分はニッポンワイン!
なしくずしにワインだけ飲んでるわけじゃあないんだよ・・・
炎天下で汗噴出して、もいだ果実のダイナミズムを感じてご覧、その気分を日本料理の箸を運びつつも感じれるんだよ。

ヘヘヘ・・・

でまあ、それだけでもないのだけれど、ニッポンワインと和食の夕餉はなによりで、ジッサイ止められんのです。
まだまだ続くということです・・・

まずは『Gち』と『想いZけ』の皆様には、ことしもよろしく!
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2012 ブルゴーニュ ピノ・ノワール フランソワ・ラマルシュ

 | ワイン
ACブルゴーニュです、久しぶりに飲みました。

ワインの提供は、もちろん『Tチャンマン』のお店♪
フクブクロに入っておりました、実はこのワインの他にも、ドニ・モルテ?フェヴレイ?などなど・・・
いつもながらですが、イイ中身でありました。

思うに、ブルゴーニュ・ピノ・ノワールらしさとは何か?
それはある種の緊張感、備わる品格、そして繊細さなのだろう。





じゃあ、ここ最近の新大陸に傾きつつある、濃密ブルピノはどうよ?と来るわけだけれど、それらには本当のブルピノ魂があるんですか?ということ!

そういう意味では、この造り手は正真正銘のブルピノの王道を行っている!
世のワイン本の評価など気にするでない!

新大陸ナイズされた評価こそ、ろくな食生活も送れていない御仁が、ミシュランガイドを片手に、したり顔でうわべの顔見世興行をするようなもの、と同じだ。

ブルゴーニュでしかありえい味わい、香り、そしてある種のバランス・・・
それを欲するワイン好きが五萬と居ることを忘れないで欲しい、心からソウ思う。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2000 テスタマッタ トスカーナIGT ビービー・グラーツ

 | ワイン
月並みですが、幾つかのチョコいただいて、それなりにハッピー・ヴァレンタインでしたのですが、夕餉は軽めのつまみと表題のワインを開けたわけ。





当時2001年物の『テスタマッタ』が、2003年のヴィネクスポで、赤ワインの部の最高賞に輝いて注目を浴びたわけですが、なんと2000年物こそ『テスタマッタ』のファースト・ヴィンテージなんですね。





品種はサンジョベーゼにカベルネとメルロの混醸で、『クレイジー!』の名をほしいままに、クレイジーに凝縮性を高めた代物なわけだ!

話題性に引き寄せられて、当方相当数のこのワインを購入したのだけれど、その当時からこのワインって熟成して、ホントーに美味しくなるのかしらん?と思っていた。

で、昨晩飲んでみて、00’だから15年の熟成期間だけれど、何かイマイチの状態!
恐らく炙った肉などが一番合うのだろうけれども、どこか未だに緊張感があり、鋭敏で、色気がない。

唯一面白かったのは、カカオの香りが芳ばしく、ヴァレンタインチョコに入ったオーランジュチョコなどには合わせられ、そのことだけは塩梅がよかった。



ここ最近、実に気持ちよくイタリアワインを飲める機会が続いていたが、はたして15年待って、もうチョット待って!と言われたんじゃあ、いささか具合が悪い!
まあこういうこともあるわいな、とこの手の凝縮性に重きを置く手合いは、ボルドーに任せるべき!と心した一件ではあった!
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2011 城戸 プレミアム メルロ 長野桔梗が原

 | ワイン
さて『パパジイの会』出展ワインをチマチマと書き連ねているうちに、普段の家飲みのワインを長いこと書き損じてしまった。

まずは先日のこのメルロ!
ニッポンメルロでは忘れてはならない一本だ。

もちろん、『城戸ワイナリー』のメルロ・シリーズでは、この上に『プライベート・リザーヴ』があるわけだけれど、2011年を飲むにはこのクラスがイイと思う♪





ジッサイ飲んでみて、これが本当に見事なコナレ感で、スパイスやブラッキーな果実の香りが立ち始めていた。
そしてその味わいは、ミディアムなフルーツに、桔梗が原ならではの酸味の下支え、そこにキュキュッとコンクされたエキスが華を添えている。
もちろん、今少しの待ちは、もっと新しい展開が期待できるとも思うのだけれど、この切り口も一つのステージだと思う。

合わせた料理は『白菜と帆立のクリーム煮込み』『腿ハム、ブリーチーズ』などだけれど、素晴らしいマリアージュ♪





こんなワインが、ポンポン飲めればイイのだろうけれども、競争して買わにゃならんのが、今のニッポンワインの業界の現状だ!
残念ではあるけれど、指をくわえて見てるわけにはいかないので、これまで通りに対応するのみ!

それにしても、良いメルロだと思う。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

1989 シャンボール・ミュジニ コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ

 | ワイン
1989年という際立ったヴィンテージで、造りはこれまたヴォギュエとくれば、ブルゴーニュ好きの御仁であれば、ダレもがヴィラージュもので十分だ、と思うであろう。



このワインを、33回目の私どもの記念日に開けたのだけれど、正しくその読みは大当たり!
実に程よい官能美とゴティック様式の建築のような構成美を堪能できた。

その香気のトップには土の香りに僅かな鉄分を含み、艶っぽいフェロモンとセミドライの果実があって、26年のブルピノの熟成の足音が聞こえる!
その味わいには、あくまでもフェミニンだけではなくて、背筋の通ったソヴァージュ感があって、この土地のテロワを満喫することが出来たわけだ。

こういうブルゴーニュ然とした立居には惚れる。
むしろ、こうじゃなきゃダメ!

久しぶりの、ヴォギュエでしたが、気難しいヴォギュエも微笑み返しか・・・
実に美味しくいただけました。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

1996 シャトー・タケダ 赤 タケダ・ワイナリー 山形県

 | ワイン
さてこのワインが『パパジイ・・・』出展ワインの最後になります。
ニッポンワインを携えてきたのは、ワタクシではなくて、なんとT君でして、これもまたある意味エポックメイキングな事ではありました。

未だにフランスやイタリアの高級ワイン全盛の、この盛岡の地において、なぜにニッポンワインなの?と言われて苦節5年ですが、ここに来て、こんな感じで『シャトー・タケダ』を持ち寄る気風になったんだ、と感心したしだい・・・



2010年にニッポンワイナリー巡りを始めて、そこから普段の食事にはニッポンワインを飲む事にして、まずは全国津々浦々のワイナリーの探求する日々が続きました。

当初慣れ親しんだフランスワインからの移行はトーゼン暴挙と見られがちだったのですが、今となってはソウもいかない事情になりつつあるのでしょう。

そういう意味で、今回の『タケダワイナリー』の登場にはキモチえがった♪
そして飲むのが楽しみだった!

1990年がファーストリリースの『シャトー・タケダ 赤』は、生産本数僅かに1000本のみ。
自家農園産のカベルネとメルロのうち、樹齢高く良質な土質の畑のモノのみを厳選して使用しており、そして生産は良年のみに限られている。

コールドマセラシオンを長く、醸しは短く、野生酵母による発酵、亜硫酸は仕込み時には20ppmまで、瓶詰め直前は10ppmに抑えているとのこと。
そしてセニエは無し、コラージュ無し、ろ過もしないという・・・

1996年ものは無論19年の熟成期間を経ている。
ニッポンワインだけに、どのような経路で、ここまで着たかは分からずだけれども、僅かに過熟成もしくは温度管理の難はみられるものの、ボルドー系の見事なバランスのニッポンワインの代表格であることだけは確認できた!

その当時、ニッポンワインの今の右肩上がりは誰も予想できず、その黎明の時代にこの『シャトー・タケダ』が出来ていたのだ!
それだけでも『タケダワイナリー』の力量が分かるというものだ。

どストライクなセレクトに拍手!
『パパジイ・・・』の流れの妙味を支えた一本ではありました。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加