The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

1997 ジュブレイ・シャンベルタン コンブ・ドュ・ドュシュー ドニ・モルテ

 | ワイン
まあ95’ラヴォーの陰に隠れてしまったけれど、この表題のワインを皆さん本当に気合いを入れて飲んでくれたかが心配だ。

と言うのも、今となってはこのワインこそ幻のワインと言ってもイイ代物だったのだ。
しかもヴィンテージは1997年、ドニ・モルテが世の中で評価され始めた、正にその時代のワインなのだ。





で、ナゼに幻か?と言いますと、この『コンブ・ドュ・ドュスー』♪
舌を噛みそうなこの名称のジュブレイ村名なのだが、2003年で単一のボトリングは中止となり、2004年以降は『メ・サンク・テロワール』として、ほかのリューディーのものと一緒に使われるようになったのだ。

そしてドニ・モルテは2006年の一月に非業の死を遂げたのは皆さんご存知の通り。
出しちゃったのだから、引っ込まないのは重々承知だけれど、ともかくどこを探しても見つからないワインだ、と言うことだけは、ここでハッキリさせておく。

これは村名だけど、ともかく妖しい香りで、ラヴォーやシャンポーなどのプルミエよりもキャラクタリスティックだと思う。
しかしながら、果実はナヨッとして、今時のナチュレの様相で、オレが飲んであげなきゃ!と、男心をくすぐるワインなのだ!

表現がどこかアラヌ方向へ逸れたけど、まあそうゆうことなのだ!
無いものねだりの子守唄・・・このワインを飲んで、鼻歌を歌って忘れるしかない!ということなのだ。
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1995 ジュブレイ・シャンベルタン ラヴォー・サン・ジャック ドニ・モルテ

 | ワイン
ここのドメーヌのフラッグシップは?と聞かれれば、2つのグラン・クリュと言うのかもしれない。
しかしながら『シャンベルタン』は別にして、ワインとしてのスケール感に於いてをや、表題のワインが『クロ・ド・ヴージョ』の上を行くかもしれないと思うのだ。

前回の1999年もそうだったけれど、豊かなタンニンとそれを支える充実した酸味とエキスは、比較的穏やかなものが多いここのプルミエでは出色の出来映えだと思う。





もちろん、1995年でさえも未だに先がある代物で、さてあと何年待てば解けるのか?と、痺れを切らしそうなイキオイだけれど、骨太なブル大好き派には何よりのものになるに違いない。

今回は『97’ジュブレイ・コンブ・ドゥスー ドニ・モルテ』も並べて飲めたが、ラヴォーがいかにヴァン・ド・ガルドであるかが良く分かるのだ♪

代替わりは、そうせざるを得なくて起きたことだけど、その評価はともかくとして、このドニの造りをそう簡単には拝めないゲンジツが辛い!と思うのはワタクシだけだろうか?
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1998 ブルゴーニュ・シャルドネ ドニ・モルテ

 | ワイン


今回のワイン会の唯一の白ワインです。


説明するまでもなく『ドニ・モルテ』はジュブレイ・シャンベルタンの造り手ですので、さてこの白はどこのシャルドネか?となるわけだ。
漏れ聞く話ではディジョンの近郊のデ村の標高400メートルの石灰岩質の斜面畑で造られているとのことなので、フィクサンより北の地所ということになる。


そうなると、さぞかし繊細で酸バランスのシャルドネとの思いが強くなるわけだけれども、あにはからんや、濃厚かつ薫り高いシャルドネだった。
へたをすれば、ボーヌの村名をも凌駕するイキオイなのだ。


これにはパパジイの面々もビックリで、何杯かのリターンをしていた御仁がいるのを、ワタクシは見逃さなかった。
それにしても『ドニ・モルテ』お主は凄い!と言わざるを得ないと言うことだ。
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『ドニ・モルテ』のお友達?

 | ワイン
この表題が今回の『パパジイの会』のテーマだ。
どんな流れでこんなテーマになったかというと、その理由は前回の『パパジイ』まで遡らねばならない。
それは前回の『パパジイ』のトリを務めたのが『99’ジュブレイ・シャンベルタン ラヴォー・サン・ジャック ドニ・モルテ』だったのだけれど、それがまた美味しく飲めて、辛口の参加者からも珍しく高評価のコメント出まくりの会話の中でのことだった。
なんとそのワインを持ち込んだ珈琲店主氏が『95’も持っているよ♪』と無防備にも言ってしまったではないか!
そうしたところに、間髪入れずに『次のテーマはそれにしましょう!』と誰かが言った、そこへジブンも余計なことをのたまわってしまったのだ・・・
すなわち『そういえば97’コンブ・ド・ドゥスーあったかな?』などと(汗)
で、この表題のテーマは決まり!そして以下↓の流れとなったわけ。



それにしても今回は、見事にテーマに即したワインが、よくぞここまで集まったものだと感心する。
そして上手いこと流れもできていた。
これから少しずつコメントを書き込むけれど、2005年にこの世を去った『ドニ・モルテ』!
こうして飲んでみて、なんとも惜しい人、素晴らしい醸造人を失ったものだと、今更ながらに思うのだ。

まあ今回の『パパジイ』は最後の最後までおまけ付きだったけれど、いろんな意味で楽しかった♪
まずはそんなことで、今少しお待ちあれ、では・・・
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2013 アルボワ・ルージュ キュベ・トラディッション ドメーヌ・ヴィエ

 | ワイン
誰かがこの階段を『天国への階段』と呼んだそうな、それは飲みに飲んで、最後に〆の飲みでこの階段を上るから。
ここ最近ワタクシもこの流れがとみに多くなっている。
そしてしこたまナチュール飲んで、昇天するのだ。
前にも言ったけど、既に80年代には『クロ・ド・ラ・クーレ・ド・セラン』を飲んでいたし、90年代の初めには『キュベ・ラピエール』も飲んでいた。
しかしながらそれからのセレクトの中心にあるのは、いつも従来型のワインであった。
ではなぜ今ナチュールなのか・・・?
それは一言では言えないが、敢えて言うならば、そうゆう緩く染みる優しいワインを欲するカラダになってきたのだろうと思う!
PP高得点だったり、ぶっちぎりのグランクリュは、飲むチャンスがあればあったで拒みはしないけれど、今となってはジブンからダボハゼのように食いつきはしないのだ。
そして昨日もその階段を上ってナチュールを飲む、そのワインが表題のワインだった。





アルボワの粘り気のある粘土質の土壌から生産される3種の黒葡萄、ピノ・ノワール、トゥルソー、プールサールをステンレスタンクで発酵させ、そのまま10ヶ月の熟成、そして亜硫酸無添加で瓶詰めしたとのことだ。

色合いは13年にして、すでにアンバーなニュアンスが見えている。
40%のピノがワインの味わいの中心にはあるけれど、12.5%のアルコールはブルピノの凝縮感とめりはりに一線を画している。
どこかシャロネーズのピノを連想させ、プールサールの地場感が独特のニュアンスを惹起し飲み手を喜ばす。
正しくこのワインは食中において、その真価を発揮するのだろう。
フランボアーズにレッドカラント、さらにはプラムの果実香を漂わせ、薬膳を思わせるジンジャーと何かしらの香草がそれに続く。

ワインを飲んで、カラダが良くなったと思うのは、全く盛っての自己都合のカンカクだけど、悪くなったと思うのよりはイイのだろう!
また階段を上って、ナチュレを求めて彷徨うこころ、ワインヒートの拘りは尽きないのだ。
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2014 フリーダム・オブ・ザ ピーチ Vdf ジャン・マルク・ブリニョ

 | ワイン
説明するまでもなく自然派のワインだ。
造り手は現在ご夫婦で佐渡島在住しており、Vdfの仕込みの時には渡仏をしてこれらのワインの醸造に関わるとのことだ。

見た目はロゼだけれども、品種はなんと驚きのカベルネ・ソーヴィニヨン100%と聞いている。
この品種の、この色合いは、むしろニッポンではさもありなんだけれども、なにしろVdfなのでフランスでの生産ワインなのだからビックリだ!
こんなカベルネ100%は過去に記憶はない。



実際飲んでみて思うのは、濁りのあうピンク・シュワシュワでなにしろ美味しいということだ。
品種がどうよ、生産地がどうよ、ではなくて、思いのある造り手が、何も足さず、何も引かずに、丹精込めて仕込めばこうなるんだ、という見本のようなワインなのだ!

ブリニョの言葉を拝借すると『果実の味が豊かに香り、湧き水のように清らかで、スーッとカラダに染み込む様なワイン』を目指しているとのことだが、正しくこのワインがその言葉を具現していると言っても良いのだろう。

あれば、何としても押えたいのが山々だけれど、無いので残念至極。
またの機会を待つしかないのだ・・・
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ヴァン・ナチュールと呼ばれるワインの雑感ーその2−

 | ワイン
前の書き込みで従来型のワインとの総体的な違いを、スタジオ録音とライブの違い、と表現したのだけれど、はて真意は伝わったかな?

まず造り方一つとってみても、ヴァン・ナチュールは何も足さずに、何も引かない、すなわち自然の流れに任せるわけだから、音楽に喩えれば、出たとこ勝負のアドリブ命のライヴのそれに似ているということだ。

スタジオ録音では機械を駆使することによって、さまざまな技術やエフェクトを足したり、引いたりすることによって、出来上がった音楽は、正しく完成度は高いけれど、そこにはわくわくするような臨場感がないわけで、それは味わいの安定感を目指す従来型のワインに似ていると言うことだ。

だから自分としては、いわゆるワイン本に書かれてあるような、ヴァン・ナチュールは薄いとか、濁っているとか、ピュアだとか、じんわりだとかの共通印象で括るよりも、ヴァン・ナチュールに見られるライブ感、ダイナミズム、臨場感などに、ついつい目が行ってしまうのだ。

あまりに雑駁なハナシだけれど、ヴァン・ナチュールは薄いのもあれば、濃いのもある、濁りもあれば、澄みきった物もある、ピュアなものもあれば、コンクなものもある、じんわりもあれば、硬質でソリッドなのもあるのではないか。

だから嗜好品としてのワインを鑑みるに、ナチュールも折々で選択するようにしているのだけれど、ともかく興味は尽きないことだけは確かだ。
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ヴァン・ナチュールと呼ばれるワインについての雑感。

 | ワイン
ここにきて、とみにヴァン・ナチュールの範疇のワインを飲む機会が増えた。
それは表立ってそれを看板にしているワインを、今まで飲む機会が少なかったからで、最近つとめてその系統のワインを飲むようにしているからだ。

それにしても、どれがその系統で、どれがそうでないかの線引きは極めて難しく、今でもそれは困難を極める。
しかも今までナチュールを意識せずとも、ナチュールの栽培法や醸造の流れを踏襲している従来型のワインの造り手も少なからずあるのも確かだ。

説明するまでもなく、ドム・ルロワやコント・ラフォンもそうだろう。
これらの造り手をして、敢えてヴァン・ナチュールとは言わないだろう!

では実際飲んでみて、総体的にどうゆう感覚的な違いがあるのだろうか?
ワイン評論家は色々な表現で説明しているけれど、まあ今までの著述はここでは詳らかにはしないけれど、端的に、そしてワタクシ的に言わせてもらえば、スタジオ録音とライヴの違い、と言っては言いすぎか・・・

これはあくまでも、ワタクシ個人の感じ方なのだけれど、まずはこれだけ言い放って、今日はここまでにしておこう、では!
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2013 アルザス・ピノノワール ジャン・ガングランジェ

 | ワイン
このワインもビオ系のアルザス・ピノとのことだ・・・
細かいことは抜きにして、思うにザクッと感と言いますか、このワインに曝け出しの潔さを感じるのだ。

この造り手はアルザス伝統の大樽『フードル』を使った熟成期間があるとのことで、なるほど2013年ではまだまだ酸とタンニンが支配的なのだ。
それでもグラスの3杯目ほどに差し掛かると、タップリとした果実感に驚きを禁じえず、アルザス・ピノということをついつい忘れてしまう。
ブラインドで出されれば、クラシックなポマールあたりと間違いそうなイキオイだ。





漏れ聞く話では、かのシュレールと姻戚関係とのことだけれど、ニュアンスはちと違う。
これはこれで一つの個性溢れるアルザス・ピノで、しかも限りなくナチュラルだ。

シュレールよりも待ってナンボのワインと思うのは、はてジブンだけなのだろうか?
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2013 ランシュルジュ Vdf ルージュ ジェレミー・クアスターナ

 | ワイン
ワタクシのビオ歴は、はて何年になるのだろうか?
80年代には既にニコラ・ジョリーも経験しているし、90年代の初めにはキュベ・ラピエールやグラメノンのメメも飲んでいる。
しかしながら、最近のVdfやVdpクラスのエティケットの内容不明のビオ系ワインには、やや手こずっているのだ。

今回のこのワインもそうだけど、まずもってエティケットから、ワインの生産地、さらには品種、そして造り手の詳しい情報を察知するのは困難を極めるのだ。
だからこのワインも、PCを駆使し、やっとロワールのガメイだと分かった。





もちろん、飲んでいる途中から、ガメイなのでは?とは思ったけれど、ナチュラル系の香気と相まって、確信は持てないわけで、そうなると調べてからの書き込みが必須となるのも当然ということになる。

で、飲んでみて思うのは、これも実に見事な食中酒となって、その日の食事を華やかにしてくれたということだ。
2013年にして果実感はもちろんのこと、練れた旨さがマッタリと乗ってきて、カラダに染み渡るが如しだ。

10%と少しの軽めのアルコールと、お出汁感によって、さながらニッポンワインのように和食などにも合うのだろう!
加えて、その日は『ベーコンとキャベツのペペロンティーノ』などにも抜群の相性を見せてくれた。

若い造り手とのことだが、見事にイイ味を出している。
このワイン、しばらく追い求めてみたいと思う。

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ここに少量あります↓

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