The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

NV ビュジェ・セルドン メトード・アンセストラル ラファエル・バルトゥッチ

2013-09-30 22:56:51 | ワイン
随分前に、中の橋通りのワインバーで購入した、ジュラのペティアンです。

その日は日中、雫石の産直まで足を伸ばし、
いろいろ食材を買い込んできて、夜はその食材で、
ササッと御摘みを造ってもらい、そのペティアンを登場させたってわけ!



思いのほか、色合いが薄まってきました?
最初からこうでしたか?

そして立ち上がりから、綺麗なイチゴやフランボワーズのアロマです。
まずビックリするのは、クリーミーな泡立ちと、飲み口の良さなんですわ・・・

実に絶妙の舌触りを見せてくれました♪

このワインが魚貝に合うと、ものの本では説明してるけど、
むしろコレは、アペリティフもしくはナイトキャップにその真価を発揮する!

そして、コレだけでもOK!
ジュラの微発泡、恐るべしです・・・

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巨大シュウリ貝と『バーデン』の『グラウ・ブルグンダー』

2013-09-27 05:47:28 | ワイン
連休の最後の日は、ドライブがてらに『紫波町』の産直まで足を伸ばして、
魚売り場を覗いて見たところ、大きなシュウリ貝に眼が留まった。

それは、さながら『小ぶりな牡蠣』のようで、とにかくデカイ!

で、K子さんお買い上げを確認し、単なるアッシー君のワタクシは、
既に今日のワインを思い描くのでありました。

果実味の強い、ドイツは『バーデン』産の『グラウ・ブルグンダー』ではどうだろうか?
『シュペート・レーゼ』だけど、『トロッケン』なのでイイだろう♪

などと、頭はすでに、夜の部へ・・・

で、その期待どうりに、シュウリ貝はバターでソテーされて登場した。



ワタクシは産直で思い描いたとおりに、『グラウ・ブルグンダー』を登場させ、
もちろんソテーの下味にも使用し、マリアージュに華を添えたってわけ・・・



少し甘みはあったけど、コレも一興!
『2008年産』なので、濃厚に色づく、いわゆる『ピノ・グリ』は、
黄金に輝きつつも、実に品性を持って、熟している!

ドイツワインを飲む機会は少ないけれど、こうして開けてみれば、
まあまあどうして、見事な酒躯を魅せてくれるんですね・・・

実に楽しい、ディナーとなったことは、設明するまでもありません。
『バーデン』の『グラウ・ブルグンダー』は優れもの・・・
また試してみましょうぞ!

2010 ランゲ・ネッビオーロ プリンシオット フラテッリ・アレッサンドリア

2013-09-26 23:07:39 | ワイン
バローロ生産地区の最北端のヴェルドゥーノ村のアジェンダです。
『フラテッリ・アレッサンドリア』と造り手の名前もイイとくる・・・



造りはエレガントな伝統派、
すなわち『バローロ』だけれど、薄旨系の最たる所、と来たもんだ♪

コレが実にシックリ来るんです、しかも香りが良くて、
ガツンと来ない、加えて底アジに旨味がたっぷり・・・

まあ年齢のことは、あえて言いたくないのですが、
この年になって、こんな感じのネッビオーロに惹かれることが多くなりました。

コレを、5年放置して、また飲みたい、
そんな気持ちにしてくれる、実にクラシックで、期待値多い『ランゲ・ネッビオーロ』!

美味しいですよ、飲みなはれ♪

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2011 保太郎 ハギーワイン 大和葡萄酒 笛吹市

2013-09-23 11:02:19 | ワイン
ニッポンならではのセパージュだと思います。
笛吹市産プティ・ヴェルドー100%の大和葡萄酒の看板ワイン!

和紙でできたエティケットの左上には、葡萄の葉を錬りこみまして、
いかにもリキが入っておりまする・・・



飲んでみて、ワインも実に素晴しい!
ブラインドで出されたら、おそらく北イタリアの地場品種と答えるでしょう。

『ハギー・ワイン』のお題目の通り『凝縮、複雑、エレガント』を踏襲し、
濃いんだけれど、あと腐れなく、後味サッパリだけれど、含みがある・・・

クイクイィ~~と飲めてしまうんですわ!

その日は、肉食べたい!のオーダー通り、焼肉パーティーとなりまして、
なんとも絶妙の取り合わせとなったわけ!

連休の前段の、絶妙のタイミングでのこの食事!
美味しかった、楽しかった、で満足です。

また一つ、追い求めるべきニッポンワインを見つけました。


1990 シャサーニュ・モンラッシェ ルージュ 1er Cru  ガニャール・ドラグランジェ

2013-09-22 11:10:33 | ワイン
昨晩は『中締めの会』の無事終了の御礼に、
オーナー・シェフ鹿Z君が腕を振るう『アル・Fルノ』さんにお邪魔。



まずはシチリアの『インソリア&シャルドネ』を飲みながら、
『大槌産シュウリ貝ブロードとジャガイモの冷製スープ』
『宮古産秋刀魚のカルパッチョ、青柚子とケーパーのアクセント』を食します。



そして、一息ついたところで、表題のワインを出したわけ。



『ガニャール・ドラグランジェ』はガニャール一族の本家本元とのことですが、
当主が亡くなって以来、今は他の一族に分割譲渡をし始めているとのこと。

実はこのドメーヌは赤ワインにもその実力を発揮し、
見事なヴォルネイやシャサーニュを生産して、
他のガニャール一族と一線を画しているんですね・・・

ですから今回、清水の舞台から飛び降りるつもりで、
この造り手の先代当主の見事な赤ワインの仕込を思い出しながら、
御世話になったオーナー氏と一献を傾けたんですね。

実に見事なシャサーニュ、この世の物とは思えない妖しの熟成香でありました。

スー・ボワに始まって、トリュフ、オレンジのピール、
そしてセミドライなプラムの香気です。

フルーツはネットリと正しく角が取れ、絡まるエキスがたっぷりと口腔を満たし、
見事な余韻がダイナミズムとデカダンスを具現する。

今でしょ、飲むのは・・・
ガニャール氏の叫び声が耳元で聞こえます!

今より前でも、後でもだめ!
絶妙なタイミングでの、超絶感オープン!

ジブンを褒めた夜でもありました(笑)