2日目メインの見学会で、十和田市現代美術館にバスで移動する。
西沢立衛+妹島和代の作品である。
白いキューブと硝子の渡り廊下で繋がれており、一つ一つの空間が広さも高さも、置いてある角度も違うので、全景を撮っても面白くなかった。
実際に目で見た印象の方が良い。
この美術館が置かれている通りは、日本の道百選にも選ばれた通りで、旧陸軍の門から建物までの通路だったらしい。現在は官庁街になっており、敷地が空いた時に民間で計画されるのを嫌って美術館にしたらしい。
壁画も作品の一つである。
入り口付近の集合場所に向かう。
ポール・モリソンのオクリア
玄関脇にあるチェ・ジョンファのフラワーホース
玄関から入ってすぐのホールの床も、作品の一つだそうだ。カラーテープで貼ってある作品で、汚れないようにとビニールが敷かれている。
ジム・ランビーのゾボップ
雪国にこの外壁の納まりで良いのか少し不安。内部には、結露受けのような窪みがあった。
見る角度によって、表情を変える建物。
中にぶら下がっているのが、スゥ・ドーホーのコークアンドエフェクト
殆どの作品は、外部から見えるし、撮影も可能なのだが。
館内の撮影は禁止なのだという。
ならば、中庭なら良いのかと思ったら、注意された。
館内の作品には手を触れてもいけないのだと言う。
触っても良し、フラッシュを焚かなければ撮影も可能の外国の美術館に比べれば、なんとけつの穴の小さいことと感じる。
左がオノ・ヨウコの念願の木。歩いている中庭が三途の川。
上部に見えるのが、森北伸のフライングマン・アンド・ハンター
それなら、もっときめ細かく外部から撮してくれば良かったと思う。
この6角形も作品の一つ。アナ・ラウラ・アラエズの光の橋。
この巨大な赤蟻は見事だった。夜になって歩いたら、面白いだろうな。
ここが美術館の最尾で、やっぱり馬のモチーフがあった。
通りの向かい側に移る。
R&Sieのヒプノティック・チェンバー
キノコのアミタケのように見える。内部はカッパドキアの地中都市。
この2つのキューブは、片方がトイレで片方が車庫だった。
このニョロニョロも一緒に、インゲス・イデーのゴーストアンノウンマス
男子トイレに入る。
窓の上から何かが覗いている。
外に出てみると・・。
草間弥生の愛はとこしえ十和田でうたう。
きのこもカボチャも、犬も、床も、みんな水玉模様。
この床の水玉模様で、ケンケンパーが出来れば面白いと思った。
最近の子供達は石蹴りが判るだろうか。
かぼちゃの中に入ることが出来る。
かぼちゃの中は真っ暗
遠くにニョロニョロとトイレが見える。
なんて青い空なんだろう。
この日は台風で和歌山は大変だった。
普通のカーポートに、膨らんだ車があった。
エルヴィン・ヴルムのファットカー
後ろももっちもち
ファットハウス。ふくらし粉で膨らませたような家。内部に入ることも出来る。
広い歩道には、馬の蹄鉄の跡が。
一見柔らかそうで、実は固いリュー・ジャンファのマーク・イン・ザ・スペース
勿論、座ってみる。
車止めにも、馬のモチーフが。
蔵のオブジェの廻りにも、蹄鉄の模様で囲まれている。
馬の蹄鉄の語りの立体案内板
面白いと触ってきた。
この通りは、赤松の緑と、桜がとても綺麗なのだそうだ。
歩道の敷石にも、松の模様があった。