無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

大荒れ

2010-12-05 17:05:12 | 動物・自然
土曜日、庭にチューリップの球根を植えるつもりでいた。前日から、とんでもない嵐になったので、取りやめにする。女性建築士のNさんから見学会のお誘いがあったので、厚かましくも車で連れて行って貰うことにした。東北電力経由の見学会で、木造2階建て住宅リフォームの高断熱高気密、オール電化のヒートポンプ式の暖房付き、場所は鶴岡市の鼠ヶ関だった。私はこのヒートポンプに興味があったのだが、暖房を体感するのには、もってこいの天候である。



参考になったのは、ハニカム型のブラインドだった。

Nさんは、鼠ヶ関を由良のすぐ隣と勘違いしていたらしい。新潟県との県境だと思い出すと、一気に急ぐのを止めた。Nさんの車は新車で、エコポイントに間に合わせたのだそうだ。カーナビが付いているのに、私は間違った近道を教えてしまい、到着時間は益々遅れることになる。さて、その新車が、大荒れの国道7号線を走ると、大変なことになるのだ。

日本海の海面が、ワラワラと盛り上がり、高波は押し寄せる。波の花は飛ぶ。波の花と言葉で書くと美しいが、海水で出来たちょっと茶色の泡である。それがひらひらと、時にはバスケットボールを越すほどの大きさの物が飛んでくる。ついでにゴミも一緒に飛んでくる。



荒れ狂う日本海を撮りたいと、帰りの道でカメラを向けた。
「車を止めようか、窓を開けて撮したら。」とも言われたが、ドッコイそうは行かなかった。



東映の映画の始まりを思い出させる波飛沫。



ザッパ~~ン!ザッパ~~ン!と高波が道路を襲う。
もう少し荒れると、道路は通行止めにもなる。



ワイパーは、雨の為ではなく、波の為に動かしている。
「Nさん、ごめんよー。新車が錆びてしまう。」と謝りながら、温海のダイゴで、フランスパンを買った。
ここのバタークリームは、特別に美味しい。最近は胡麻味、キャラメル味、チョコ味、マンゴー味も並んでいる。

カーナビの行き先が、海岸通りを示すので、そのまま由良から湯野浜に抜ける事にした。
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加茂水族館

2010-12-05 15:42:17 | 動物・自然
海岸沿いに由良から湯野浜に抜ける途中に加茂がある。ここには古くから加茂水族館があった。子供の頃に一度改築しているが、それでも古い水族館だ。客足が落ちて、ジリセンになっていた時、水族館に勤めているある男性が、誰も考えたことのない水族館造りを始めた。それが世界一のクラゲの水族館だった。海で出会うと、一番に毛嫌いされる動物だが、実際見た目は美しく、種類も多く、実態を究明するのはこれからの未知の生物だ。



「クラゲの水族館になってから、行ったことある?」「うんん、いつでも行けると思って、行ってない。」と言う会話から、ついでに寄ることになった。吹き飛ばされそうな車のドアを閉めて、水族館に向かう。噂では、老朽化したので、立て替えの話しも出ているらしい。
土曜日とはいえ、こんな悪天候では、お客も来ていないだろうと思ったら、どんどんお客が入ってきた。子連れよりも、大人が多い。入場料は、大人600円だった。



マニュアルを読まずにカメラを振り回す私にとって、暗い水族館の中は、写真を撮るのが難しい。動く物はぶれる。



動かない物は撮れる。



アオリイカがこっちを見てやってきた。ああ、今年はアオリイカを食べてなかった。



動かない物は撮れる。でっかいヤドカリ。



相変わらず、動く物はぶれる。
しかし、女性2人は、魚をみて「美味しそうだ。」と会話する。



動かないのは撮れる。



海草にぶら下がっているのは、鮫の卵だそうだ。



動くアジの群れ。



静かなるイソギンチャク。



利巧なタコ。そういえば、ワールドカップの勝敗を全て当てたのは、パウル君だったかなと言う会話から、サッカー好きの彼女から「この間、死んじゃったでしょ。」と聞いて、私は驚く。10月27日のことらしい。このタコも大きかった。



さて、地下のクラゲの展示室に向かう。



もう綺麗。可愛いとしか言いようがない。



このブースは、比較的明るかったのだが、他の暗い場所では、なかなか映らなかった。



↓あの憎たらしいエチゼンクラゲでさえも、美しかったのだが。



私が撮すとぶれる。
もっと活発に動くクラゲは、私の1回のシャッターで、4回ヒラヒラを移動させていた。



これは、綺麗に発光させていたクラゲ。
そうそう、ノーベル賞を受賞した下村博士も、加茂水族館にお出でになっていた。



アマゾンの淡水魚は、とにかくデカイ!



売店では、クラゲをモチーフにしたお土産で溢れていた。
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