今回の低気圧と一緒に飛んできた黄砂は酷かった。雨が泥水となって降ってきた。窓硝子も青空駐車の私の車も、見事に黄土色になっていた。黄土色という名は、この黄砂から来たのじゃないのと思うほど、アスファルトの道路も黄土色に染まった。
お彼岸の墓参りも雨の中だった。車を動かそうとして、自分の目を疑った。フロント硝子は何とかワイパーで汚れも落ちるが、両サイドの窓がまったく見えない。雨の中、水道からのホースを伸ばして、汚れを落とさねばならなかった。天気の良い彼岸には、散歩がてらの墓参りで大勢の人で賑わう寺町も、この雨では駐車する車も少なかった。こんな雨だからと理由をつけて、墓参り以外の外出を止めることにした。
次の日も雨だった。せっかくの連休なのに、これではイカンと思い立ち、山に水汲みとフキノトウを採りに出かける事にした。田圃のあぜ道のフキノトウは、もうすっかり花を咲かせている。少し標高を稼がないと蕾のが採れないと、鳥海山の麓に向かうことにした。真っ黒な雨雲が鳥海の姿を隠す。西風が強いので、雲の流れも速い。雨の切れ間に車を降りて、フキノトウを摘んだ。そばにあったタラノメは、まだまだ硬い。それでも半月もすれば、すこしづつ山菜も顔を出すだろう。
ガソリンスタンドへ寄ると、長蛇の列だった。ガソリンを入れる人が並んでいるのではない。洗車場が混み合っているのだ。黄砂は、いくら洗っても、またすぐに汚れるだろうにと思っているのは、私だけかな。
お彼岸の墓参りも雨の中だった。車を動かそうとして、自分の目を疑った。フロント硝子は何とかワイパーで汚れも落ちるが、両サイドの窓がまったく見えない。雨の中、水道からのホースを伸ばして、汚れを落とさねばならなかった。天気の良い彼岸には、散歩がてらの墓参りで大勢の人で賑わう寺町も、この雨では駐車する車も少なかった。こんな雨だからと理由をつけて、墓参り以外の外出を止めることにした。
次の日も雨だった。せっかくの連休なのに、これではイカンと思い立ち、山に水汲みとフキノトウを採りに出かける事にした。田圃のあぜ道のフキノトウは、もうすっかり花を咲かせている。少し標高を稼がないと蕾のが採れないと、鳥海山の麓に向かうことにした。真っ黒な雨雲が鳥海の姿を隠す。西風が強いので、雲の流れも速い。雨の切れ間に車を降りて、フキノトウを摘んだ。そばにあったタラノメは、まだまだ硬い。それでも半月もすれば、すこしづつ山菜も顔を出すだろう。
ガソリンスタンドへ寄ると、長蛇の列だった。ガソリンを入れる人が並んでいるのではない。洗車場が混み合っているのだ。黄砂は、いくら洗っても、またすぐに汚れるだろうにと思っているのは、私だけかな。