無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

黄砂

2010-03-23 22:34:21 | 動物・自然
今回の低気圧と一緒に飛んできた黄砂は酷かった。雨が泥水となって降ってきた。窓硝子も青空駐車の私の車も、見事に黄土色になっていた。黄土色という名は、この黄砂から来たのじゃないのと思うほど、アスファルトの道路も黄土色に染まった。



お彼岸の墓参りも雨の中だった。車を動かそうとして、自分の目を疑った。フロント硝子は何とかワイパーで汚れも落ちるが、両サイドの窓がまったく見えない。雨の中、水道からのホースを伸ばして、汚れを落とさねばならなかった。天気の良い彼岸には、散歩がてらの墓参りで大勢の人で賑わう寺町も、この雨では駐車する車も少なかった。こんな雨だからと理由をつけて、墓参り以外の外出を止めることにした。

次の日も雨だった。せっかくの連休なのに、これではイカンと思い立ち、山に水汲みとフキノトウを採りに出かける事にした。田圃のあぜ道のフキノトウは、もうすっかり花を咲かせている。少し標高を稼がないと蕾のが採れないと、鳥海山の麓に向かうことにした。真っ黒な雨雲が鳥海の姿を隠す。西風が強いので、雲の流れも速い。雨の切れ間に車を降りて、フキノトウを摘んだ。そばにあったタラノメは、まだまだ硬い。それでも半月もすれば、すこしづつ山菜も顔を出すだろう。


ガソリンスタンドへ寄ると、長蛇の列だった。ガソリンを入れる人が並んでいるのではない。洗車場が混み合っているのだ。黄砂は、いくら洗っても、またすぐに汚れるだろうにと思っているのは、私だけかな。

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レジ袋

2010-03-23 22:01:07 | 社会
スーパーに行くのに、マイバックを忘れた時など、ヒヤッとする。5円を払ってレジ袋を買うのも馬鹿らしい。レジ袋は有料でも、ダンボールの箱は無料なので、品物が多い時にはそれに詰め込んでくる。レジ袋を無くすことが、本当にエコに繋がるのかは、どうも釈然としない。我が家では、生ゴミの小分けや母のオムツの廃棄用に使っている。それが足りなくなるので、レジ袋とそっくりのビニールの袋を多量に買うことになった。なので捨てる袋の枚数が減ったと言う事はない。

私のエコバックは柔らかな比較的薄い生地の物を、普段持ち歩いているバックの中に入れている。それでも場所は塞がる。店名の着いていないレジ袋を折りたたんで入れておき、何度も買い物の時に使う方が、場所も取らずに便利でもある。TVのニュースで、あるスーパーでは、近所の買い物客がいらなくなったレジ袋や紙袋を持ち寄り、自由にお使い下さいとしてワゴンに入れてあった。これは、本当の意味でのリサイクルだと思う。なかなか好評だったのも頷ける。


ある日、いつものようにト一屋へ行くと、買い物カゴがレジで真っ赤な物に変わっていた。つまり買い物の時の緑色と、レジで支払いが終わった時の赤とは、違う色なのである。これはマイバックを持って買い物をするようになって、万引きが増えたからだろうと思う。カゴの色が変わったのは、ト一屋だけではなかった。エコの弊害が出たのだろう。そんな世の中になったのだと、心に重い物を抱えたような気になった。
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