まだ、クリスマスには間があると言うのに、デパートの中はお正月用品が一杯で、クリスマスの飾りは隅の方へ追いやられている。おもちゃ売り場もさほど混んでいる様子もない。季節の移り変わりの速さに、前倒しするように商戦は行われている。催事場の隣には、酒田の傘福と一緒に、お雛様が飾ってあったような気がするのは、錯覚だったのだろうか。
子供の頃は、お正月の楽しみはお年玉を貰うぐらいで、断然クリスマスの方が楽しかった。三人姉妹でお小遣いを貯金し、三段重ねのクリスマスケーキを近所のお菓子屋さんに注文していた。きちんと三等分出来るように、バラの花やチョコを付けてくれていた。ここのケーキはバタークリームで、クリームは甘く、スポンジは重かったから、三等分された自分の分を平らげるのに、2-3日もかかった。
クリスマスの音が街の中に聞こえてくると、お菓子売り場にサンタの靴が並べられていたのを思い出す。最近ではスーパーでもコーナーを作って並んでいるが、何故子供の頃、あの靴が欲しくてたまらなかったのだろう。母に「中身も少ないし、何で欲しいの。」と言われても、欲しかったのだ。不思議でならない。何故だったのだろう。
子供の頃は、お正月の楽しみはお年玉を貰うぐらいで、断然クリスマスの方が楽しかった。三人姉妹でお小遣いを貯金し、三段重ねのクリスマスケーキを近所のお菓子屋さんに注文していた。きちんと三等分出来るように、バラの花やチョコを付けてくれていた。ここのケーキはバタークリームで、クリームは甘く、スポンジは重かったから、三等分された自分の分を平らげるのに、2-3日もかかった。
クリスマスの音が街の中に聞こえてくると、お菓子売り場にサンタの靴が並べられていたのを思い出す。最近ではスーパーでもコーナーを作って並んでいるが、何故子供の頃、あの靴が欲しくてたまらなかったのだろう。母に「中身も少ないし、何で欲しいの。」と言われても、欲しかったのだ。不思議でならない。何故だったのだろう。