無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

師走の街

2007-12-16 18:39:36 | 社会
まだ、クリスマスには間があると言うのに、デパートの中はお正月用品が一杯で、クリスマスの飾りは隅の方へ追いやられている。おもちゃ売り場もさほど混んでいる様子もない。季節の移り変わりの速さに、前倒しするように商戦は行われている。催事場の隣には、酒田の傘福と一緒に、お雛様が飾ってあったような気がするのは、錯覚だったのだろうか。

子供の頃は、お正月の楽しみはお年玉を貰うぐらいで、断然クリスマスの方が楽しかった。三人姉妹でお小遣いを貯金し、三段重ねのクリスマスケーキを近所のお菓子屋さんに注文していた。きちんと三等分出来るように、バラの花やチョコを付けてくれていた。ここのケーキはバタークリームで、クリームは甘く、スポンジは重かったから、三等分された自分の分を平らげるのに、2-3日もかかった。

クリスマスの音が街の中に聞こえてくると、お菓子売り場にサンタの靴が並べられていたのを思い出す。最近ではスーパーでもコーナーを作って並んでいるが、何故子供の頃、あの靴が欲しくてたまらなかったのだろう。母に「中身も少ないし、何で欲しいの。」と言われても、欲しかったのだ。不思議でならない。何故だったのだろう。
コメント (4)
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