無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

建築を取り巻く状況

2007-10-14 16:19:32 | 建築・都市・港
姉歯事件が発端で、建築基準法が改正になり、6月20日から施行になった。この大幅な改正は、建築業界に大きな波紋を呼んでいる。建築物を建てるには、事前に確認申請と言う手続きが必要になる。今回の改正はこの確認申請の手続きが非常に面倒になり、物件に寄っては仕事量が5倍に、構造計算を含む場合の手続き費用も、驚くほど増額した。確認申請を降ろす日数も、ほぼ2倍になったが、降りてくれれば良しとしても、受付さえして貰えない物件も出て来た。

改正の説明会の時でさえ混乱が生じたが、現実はもっと厳しくて、6月20日以降の確認受付から、建築を取り巻く状況は2ヶ月停滞したと言われている。改正に伴い、国交省はパブリックコメントを受け付けたが、全国で同じような不満が続出している。笑い話だが、国の建物の許可申請(民間の確認申請と同じ)も、長い間ストップしており、工期内に間に合いそうにもない。勿論そんな事になれば、補助事業で動いている物件には大きな問題が生じてくる。国の省庁内でも問題視されているが、国交省の冬柴大臣は某建設団体の席上で、改正基準法の緩和はしないと断言した。よって、早々に改正の改正は行われないだろう。建築確認を受け付ける民間も行政も、実は非常に困っている。この事が原因で、日本のGNPは、恐らく大幅にダウンするだろう。都会だけの景気回復は囁かれていたが、額の大きな建築業界に於いて、全国的に景気が落ち込むとすれば、国力もまた落ちて行くだろう。大臣のメンツもあるだろうが、局長クラスの通達で、確認の動きを緩和させなければ、建築業界の明日はないと言われている。


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アル・ゴア氏のノーベル平和賞

2007-10-14 15:57:23 | 建築・都市・港
今年のノーベル平和賞が、アル・ゴア氏に決まった。地球温暖化問題は、人種には関係なく動植物をも含めた大きな問題である。危機を訴え、回避するには何が必要かを説く為に映画を携え、世界を回った事が評価された。今ではDVDも出回っており、誰でも簡単に「不都合な真実」を見る事が出来る。

そんな折り、下のご案内にも書いてあるとおり、山形県建築士会の女性部で、講演会の中で映画を上映する事にした。予算が少ないので、何とかDVDを上映できないかと企んだが、数人が集まって鑑賞する訳ではないので、正規のルートで上映する事にした。その費用が20万円を超えるのである。従っていつもは無料の講演会が、会費を頂いて行う事になった。同時に講師をお迎えして、地元の森林の資源を活かした建築の話も行う予定である。もし、建築や地球温暖化に興味のある方が居られたら、近くの女性建築士に話して頂きたい。チケットが出来た様だが、下の振り込みの方法を取ると、余計な出費が絡みそうなので、直に建築士から受け取れればと思う。勿論、当日会場に来て頂ければ、入場は可能なので、どしどし参加して頂ければと思っている。
コメント (2)
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講演会のご案内

2007-10-14 15:41:08 | 建築・都市・港
女性部委員会秋季講演会『地球温暖化Stop!!』
~今、私達にできること~]

○会 場:『山形国際交流プラザ』4階 第1、第2研修室
     山形市平久保100番地 TEL.023-635-3100
○日 時:平成19年11月24日(土)
 PM1:00~    受付・会場
 PM1:30~1:35 開会挨拶、講師紹介
 PM1:35~2:30 講演会『地元の木で家をつくりませんか』
            ~身体にいい家は、環境にも優しい~
            講師:長谷川敬アトリエ 代表 長谷川 敬(ひろし)
 PM2:30~2:40 休憩
 PM2:40~4:40 『不都合な真実』上映
 PM4:45      閉会
○対 象:どなたでも
○入場料:500円
○申込方法:入場ご希望の方は、希望枚数・氏名・住所・連絡先TEL・E-mail をお書きになり、11月9日(金)までにFAX かメールにてお申込ください。
 後日、振込先を同封してチケットを郵送いたします。



○その他:無料託児室あり(要申込 締切10/31)
      託児対象:6ヶ月~小学校3年生まで
○主 催:(社)山形県建築士会女性部委員会
○申込先:女性部委員長 守屋 由美
      TEL0238-85-2540
      FAX0238-85-3054
      E-mail:moriya37@silk.plala.or.jp

<講師プロフィール・上演作品紹介>
◇長谷川 敬(ひろし)<建築家>
 1937年東京に生まれ、東京都国分寺市で一級建築士事務所長谷川敬アトリエ主宰。長年にわたり、無垢の木材、土や漆喰の自然素材を使った木造住宅の設計に従事。平成8年には「東京の木で家を造る会」の設立に参加。地元の木を使い、森林を育て、都市と山を繋いで環境を守りながら再生可能な家作りを目指す。近くの山の木で家をつくる運動「NPO緑の列島ネットワーク」初代共同代表。最近は、木の家造りを幅広く基礎から学ぶ年6回の連続講座「近山スクール東京」の運営にも力を注いでいる。
 設計した住宅は山形県内でも、鶴岡市三瀬の林業家の木を使った家が酒田市で、地元の林の木を使った土壁塗りの農家が東根市でそれぞれ建てられている。

◇不都合な真実
 アル・ゴア元副大統領が地球と人類の未来を予見する驚愕のドキュメンタリー。社会通念や誤った認識に警鐘を鳴らし、地球温暖化が現実問題であることを知らしめるメッセージ。ゴア氏の語る“不都合な真実”を聞き、地球を守るためにすぐに行動を起こさねばならない。すべての人が生き方を変えれば、それが問題の解決策となる。

2007年09月25日(火)講演会 戻る タイトル一覧 RSS ログ検索 過去ログ 管理者用
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