デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

EOS-30Dテスト(その1)の巻

2006年07月16日 21時00分33秒 | Weblog
2006/07/16(日曜日) 曇り時々雨

今日もとても蒸し暑い朝だった。 空はまだ明るい曇り空だ。
雨の心配はなそうだったのでEOS-30Dを担いで近くの川原にテスト撮影に出かけた。
川原までは歩いて6、7分だ。 わずかの距離なのに蒸し暑くて汗びっしょりになってしまった。
現地に着いてみると、ちょっと離れた枯れた草茎にホオジロが止まっていた。
テストモデルに調度いい。 早速狙ってみた。 ところがシャッターが切れない。どうしたのだろう?
ありゃりゃ、 液晶ディスプレイに“CFカードがありません”なんて表示されているではないか!
CFカードを取り付けないで来てしまったのだ。 なんてこった! 汗をかきかき家まで戻った。
CFカードを用意して出かけようとしたら、何かポツリっと頭に当たった。 雨だ、雨が降ってきたのだ。
川原へ行くのを中止して庭でテストをすることにした。 モデルはいつものシジュウカラだ。

シジュウカラはモクレンの木に取り付けたエサ入れにやって来る。
今は木の葉が茂ってとても暗い。
そこで高感度撮影のテストをすることにして、ISO1600で撮影してみた。

↓ 暗い木陰 ISO1600の高感度で撮影したシジュウカラ

カメラ:CANON EOS 30D レンズ: EF 400mm 1:5.6
撮影時刻:09:51 AM 天候:曇り時々小雨
撮影データ: ISO_1600 SS_1/250 f_5.6 評価測光 ワンショットAF  
画像処理: 明度・コントラスト調整   ノートリミング  リサイズ
 
 



↓ エサ入れをカットするぐらいの強トリミングをした画像。

今までのデジスコ画像に比べるととてもきれいだ。 この暗い場所をISO1600という高感度で撮れる
なんて感激ものだ。(実習生のレベルでの話です。念のため)ノイズもそれほど気にならないぐらいだ。
シジュウカラの白い頬が「白とび」せずにふわふわ感が出ていると思う。




今日の高感度撮影テストではそれほどノイズも感じられず(バックにも拠ると思うが)、
きれいに撮ることが出来たのでとても嬉しかった。 
それにシジュウカラの白い頬が白とびせずに撮れたのも感激だった。
やはりCCDサイズの大きさが効いているのかな?

              EOS-30Dテスト(その1)の巻  完         
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一眼デジ・デビューの巻

2006年07月15日 20時52分02秒 | Weblog
2006/07/15(土曜日) 晴時々雷雨・にわか雨

暑い! 暑い! 今日も晴れて、とても暑い日だ。
やっと待望の一眼デジと400mm望遠レンズを手にした。
こんな安物セットだけど、貧乏実習生にはもったいない気がする。
早速マニュアルを取り出して、使い方の勉強をしたがなかなか難しいものだ。

一眼デジにも照準器があると便利という話を聞いた。
工作好きの実習生は早速照準器を取り付けるべく作業を始めた。
途中急に雷が鳴って雨が降ったり、また晴れたり、にわか雨が降ったりで作業は何回も中断したが、
早く一眼デジを使いたい一心で、びっしょり汗をかきながら作業を続けた。

レンズを三脚に取り付ける部品(三脚座)に穴を開けた。
素材はアルミなので簡単に開けることが出来た。



その穴に3mmのネジを切った。 ここに照準器を取り付けるベースをネジ止めする。



三脚座にベースをネジ止めしたところです。



ベースに照準器支持脚を取り付けたところ。 簡単に取り外せるようにチョウネジで取り付けてある。



照準器を取り付けたところ。 照準点は上下方向、左右方向に調整できるようになっています。



望遠レンズとカメラを取り付けたところです。  カメラ:EOS_30D レンズ:CANON EF400mm 1:5.6 



やっと完成しました。 



使い具合を調べているとき、庭の梅の木にシジュウカラがやってきました。
シジュウカラ君をモデルにテスト撮影です。 まだまだ不慣れですから写真の出来は問題外です。
オートフォーカスはとても便利です。 デジスコでは動きの速いこのシーンは撮れなかったでしょう。
                                     (リサイズ処理のみ)



今度はお隣の屋根に止まりました。 照準器での狙いはばっちりです。  (リサイズ処理のみ)



さぁ、これで照準器も取り付け完了だ。
一眼デジの使い方を真面目に勉強して一日も早く素晴らしい写真が撮れるよう頑張ろう。
でも、学科苦手の実習生にはちょっと荷が重いかも知れない。
一眼デジ派の諸先輩方、ご指導をどうぞよろしくお願いいたします。

                    一眼デジ・デビューの巻 完


 
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ホオジロのデジスコ撮影実習の巻

2006年07月11日 19時43分10秒 | Weblog
2006/07/04(火曜日) 晴

川原でセッカの飛来を待っていたとき、遠くで聞きなれた野鳥の鳴き声がした。
その方向を双眼鏡で確認したらホオジロが枯れた茎に止まって囀っているのが見えた。
なかなかいい景色に止まっている。 デジスコを担いで急いで近づいた。
そのとき、ホオジロが止まっている茎にもう一羽の野鳥が止まった。
「おぉー、珍しい! 同じ場所に二羽のホオジロが止まったぞ!」
ちょっと遠かったけど、デジスコを向けてピントを合わせた。 そしてびっくりだった。
枯れ茎の高い方にはスズメが止まっていて、下にいるホオジロを威嚇しているのが見えた。
急いでピント調整をしてシャッターを切った。


後から飛んできたスズメが前から止まっていたホオジロに“いちゃもん”をつけている。



スズメはすぐに飛び去った。 ホオジロは「あぁー、びっくりしたよぉ!」と言ってるみたいだ。



やがて飛び去ったホオジロはしばらくして別の草茎に止まって囀り始めた。



今までは小さな橋が架かっていて、人通りがあった川原の道も、今はその橋が撤去されてしまい、
人通りはない。 周りの川原には葦や雑草が生い茂り、野鳥達にとっては天国だろう。
いやいや、ただ一人デジスコを担いで歩き回る暇人がいる。
野鳥達にとってはさぞかし迷惑なことだろう。 なるべく気をつけるようにしよう。

               ホオジロのデジスコ撮影実習の巻 完

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セッカの飛びもの撮影実習報告

2006年07月09日 19時06分47秒 | Weblog
2006/07/04(火曜日) 晴

ここ二日ばかり晴の日が続いている。
今日はセッカの飛びものを狙ってみようと、近くの川原に出かけた。
セッカの巣では雛が孵っているようだ。 親鳥がせっせとエサを運んでいる。
草の茎に止まって、あたりの様子をうかがっている。
飛びもの撮影実習にはもってこいだ。 


ちょっとシャッターを切るのが早すぎた。 次のシャッターでは画面にはいなかった。



これも早すぎた。 翼が開いていない。 しかし次のシャッターでは画面にはいなかった。



画面の隅っこに写っていた。 強トリミングで中央に持ってきた。



これも画面の隅っこに写っていた。 強トリミングで中央に持ってきた。



遠くに止まっているのを狙ってみた。 これも強トリミングで中央に持ってきた。



翼を打ち上げたところが写った!



翼を打ち下ろしたところが写った!



なるべく早いシャッターを切ろうと感度をISO400に上げて撮影した。
感度を400に上げてもシャッタースピードは1/500秒ぐらいしか切れない。
また、小さなセッカの翼の動きは速いのだろう。
どの画像もブレブレだ。
それに感度をあげたため、画像は大荒れだ。 更に強トリミングが追い討ちをかける。
デジスコで飛びものを撮るのは難しい。
更に実習を重ねなくては!

デジスコ: KOWA 664ED(30倍) + FinePIX E550
サイクル連写機能で撮影

                 セッカの飛びもの撮影実習報告 完

 
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水場にやってきた野鳥撮影実習の巻

2006年07月09日 08時10分26秒 | Weblog
2006/06/28(水曜日)

今回の遠征実習報告もようやく終りそうだ。
キクイタダキ撮影実習の報告から始まって今回で7回目の報告だ。
もう少しで終るから我慢して見てね。

水浴びが大好きなウソさん。 とても楽しそうに水浴びをする。



びっしょり濡れたウソ君。 本当に水浴びが好きなんだねぇ!



あっ、カヤクグリさんだ!  あまり長くは水浴びしない。 もっとゆっくりしていきなよぉ!


「深いのかなぁ!?」と心配そうに水場をのぞくおキクさん。



「これからお風呂に入るんだからのぞいちゃだめだよ!」とでも言いたげな、おキクさん。



やんちゃ坊主のヒガラ君。 水浸しになって喜んでいるよ。


おしゃれなルリビ君。ちょっと気取ってポーズを取ってるみたいだね!



ちょっと控えめなルリビさん。 やっぱり可愛いなぁ!



たくさんの野鳥がやって来る水場。 ウソやヒガラが一緒に水浴びをする。
このときは二組のウソ・ペアーが水浴びをしていました。



この日はいろいろな野鳥が入れ替わり立ち代りやってきた水場。
狭い水場に一度にやってきたときはどの野鳥を撮ったらいいのか迷ってしまうほどだった。
夢中でシャッターを切っているうちに時間はどんどん過ぎて、楽しかった遠征撮影実習は終わりに
近づいた。   さぁ、そろそろ撤収しよう。 ご同道くださったRさん、ありがとうございました。

そして
長編の遠征実習報告にお付き合いいただきました皆様、大変お疲れ様でした。 
ご清聴を心から感謝したします。 ありがとうございました。

                   富士山・奥庭遠征実習報告 全巻の終わり 



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一眼デジでルリビタキ撮影実習の巻

2006年07月08日 21時24分08秒 | ルリビタキ

2006/06/28(水曜日) 晴

冬の寒い時期、近くのフィールドで見かけたルリビタキにまた会えた。
どこか遠い国へ渡ってしまうのだろうと思っていたが、ここにいたのかぁ?! 久しぶりだねぇ。

お立ち台に止まってくれたルリビ君をパチリ。(借用一眼デジでゲット 以下同じ)



おっ、振り向いてくれたぞ! カシャッ、カシャッ!(シャッター音 軽快だね!)



あっ、ルリビさんだ! ピピッ!(これでピントぴったりだ、すごぉい!) そしてカシャッ!



あっ、向きを変えたよ! これだって、ピピッ! カシャッ! だ。 どんなもんだい!(なんちゃってぇ) 



友人の一眼デジをお借りして「一眼デジ撮影実習」をすることができた。
そして一眼デジの素晴らしさにびっくりだった。
ピピッ!と音がして一瞬で合うピント。 あのデジスコのピント合わせの苦労がうそのようだ。
カシャッ、カシャッ、カシャッ・・・と軽快なシャッター。 パチリ~、パチリ~のまだるっこい
デジスコシャッターとは段違いだ!

貴重な体験ができて良かった。 ありがとうございました。
(本当は寝た子を起こすようなもので、ちょっと・・・)

                   一眼デジでルリビタキ撮影実習の巻 完

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ホシガラス撮影実習の巻

2006年07月05日 08時12分18秒 | ホシガラス

2006/06/28(水曜日) 晴

ここのポイントではカメラマン同士で「ホシガラス、見たぁあ?」と聞きあうことがよくある。
たぶんホシガラスはウソやメボソやおキクさんより、姿を見せる回数が少ないのだろう。
12時を回った頃、何か大きな野鳥が林の中を横切った。
あっ!と思うまもなく、目の前にホシガラスが現れた。  デジスコでは大きすぎて入り切れない。
たまたま持ってきたFZ10があったので急いで持ち直して撮影した。 
ホシガラスは水場にちょっといただけですぐどこかへ飛んで行ってしまった。


初撮りではないが、お立ち台のホシガラスが撮れて嬉かったよ。 (FZ10+2.2xテレコン)



1時半過ぎにまた現れた。 木の枝に止まってくれた。 ラッキー! (FZ10+2.2xテレコン)



目の前の水場に降りた。 大きすぎて画面いっぱいだ。 かろうじて尻尾まで入った。



ホシガラスは早朝に姿を見せるという話を聞いていた。
昨年来たときも到着直後のまだ薄暗いときに姿を見せたきりだった。
それが今回は昼過ぎ、それも時間を置いて二度も姿を見せてくれたのだ。
FZ10も手元にあったことも幸いした。
あまり鮮明な画像ではないが、適当な大きさにゲットすることができて嬉しかった。

                      ホシガラス撮影実習の巻  完

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ウソ撮影実習の巻

2006年07月05日 06時48分31秒 | ウソ

2006/06/28(水曜日) 晴

昨年の夏、友人に案内されて初めてここに来たとき、初めてみたウソ。 今年もまた会えた。
ウソは水浴びが大好きみたいだ。 たびたび姿を見せてくれるがすぐ水浴びをしてしまう。


なかなかいいところには止まってくれない。 やっと木の枝に止まったところをゲットできた。



友人からお借りした一眼デジで撮影したウソ。
相当のトリミングをしてあるがこんなにきれいな画像だ。 デジスコ実習生にはちょっと癪だなぁ!?
   (CANON IOS_D20 400mmズームレンズ  画像は約70%表示(約30%カットのトリミング)



ウソの若鳥。 



ウソのメス。 すぐ水場に飛び込んでしまうのでなかなか撮れなかった。 やっと撮れた一枚だ。
でも、木陰で暗くてピンボケになってしまった。 強力補正をかけて救済した。



水場に4、5羽のウソが一緒にやって来ることがある。 夢中で水浴びをするので見ていても面白い。
だけどびっしょり濡れた、ぼさぼさ羽毛のウソさんたちはモデルにはならないなぁ。

                        ウソ撮影実習の巻 完

追記

貴重な一眼デジをお借りして実際に撮影してみた時の感想です。

1. 重い! 高性能なレンズを何枚も組み合わせているのだろう! こんなに重いとは!
2. 早い! シャッターの作動の軽快なこと! 軽く押しただけでカシャッ!、次次とカシャッ!だ。
3. ピントぴったり! ウソに合わせて半押しすると即座にピピッ! もうピントが合ってる。 びっくりだ!
4. 画像の鮮明なこと! 撮った写真をPCで見て感心した。 質感が違う! きれいだ!

貴重な体験をさせていただきありがとうございました。 

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カヤクグリを初見・初撮りの巻

2006年07月01日 11時05分37秒 | カヤクグリ
2006/06/28(水曜日) 晴

ポイント到着は8時50分頃だった。 カメラマンが5、6人ぐらい、三脚を構えて待機していた。
私たちは挨拶を交わしてから、小さな声で「何か来ていますか?」と尋ねた。
「朝のうちは色々きたよ。 今はちょっと休憩かな?」と教えてくれた。
その間もヒガラが何羽も水あびにきていた。 やや、間をおいて色いろな野鳥が姿を見せ始めた。
スズメのような色をしたやや大きめな野鳥が姿を見せた。 「あれは何というやちょうだろう?」と
思いながらシャッターを切った。


「あれはカヤクグリというんだよ」と隣のカメラマンが教えてくれた。
何とか撮れた一枚。 カヤクグリは初見・初撮りだ。 嬉しいよ! 




おぉーっ! いい所に止まってくれた!  「飛ぶなよぉ!」と念じながらシャッターを切った。



↓ 当日持参したFZ10+2.2倍テレコンで手持ちしたカヤクグリ。 ボケボケ写真だけど参考に。

時刻_9:37 SS_1/160 f_2.8 ISO_200 補正_-0.66ス スポット測光 ズーム_90%(焦点距離_374.1mm)
テレコン合成焦点距離_823mm(35mm判換算)   ノートリミング   明度・コントラスト調整 


↓ FZ10+2.2倍テレコンを最大ズーム(合成焦点距離924mm相当)で撮影した画像

時刻_14:25 SS_1/80 f_2.8 ISO_200 補正_-0.66ス スポット測光 ズーム_100%(焦点距離_420mm)
テレコン合成焦点距離_924mm(35mm判換算)   ノートリミング   明度・コントラスト調整




カヤクグリは大きな体をしているので、キクイタダキのような敏捷な動きはしない。
じっくり狙えばもっといいシーンが撮れたかもしれない。
今回はキクイタダキに心を奪われてしまった実習生にはそのような余裕はなかった。
あまりきれいな写真は撮れなかった。 次回は頑張ろうと思っています。

                   カヤクグリを初見・初撮りの巻 完



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