2019/10/18(金曜日) 雨
ベローズを使って気圧計を作ろうとしているのだがなかなかうまくいかない。
一応、全体を組み立てて動作させてみるのだが、まったく指針は変化なしで
動作しているのかしてないのかさえわからない。
そりゃそうだ。
メーカー製の気圧計(アネロイド型)を見てみると指針は一点を指したまま
全く変化しない。
平常時の大気圧はある値を示したままほとんど変化しないんだろう。
そこで気圧計が収まるケースを買ってきて(100円ショップの人形ケース)
それを気密容器にして空気を吹込んだり吸い出したりしてテストしてみた。
すると気圧計の指針は気圧の変化に追従して動くのが確認できた。
しかし指針は低気圧から高気圧に変化したときに動く場合と、逆に高気圧から
低気圧に変化したときの動きとに差があり、停止位置がずれてしまう。
これはベローズのごくわずかの変化で指針を大きく動かすために振れを増幅
する機械的なリンク機構ががうまくないんだろう。
やっぱり気圧の変化を検出するには軽量な電気的メカニズムを使用するしか
無いだろう。
ベローズの変化をリンクで結合したシャッターの動きに変換して電気出力として取り出す。
シャッターの動きはごくわずか(数分の1mm程度)でも大きな出力電圧を得ることができる。
こうすると、光源のLEDと光センサのCdSとは直立して取り付けて
その間にシャッターが入って光線を遮断するようにしなくてはならない。
今までのように底板に平らにリンクを取り付けた構造では具合が悪い。
サブシャーシで嵩上げしてリンクを取り付けてみた。
これで指針方式も光センサー・シャッター方式もできるかもしれない。
先ず指針方式を組み立ててテストしてみた。
気密ケースに入れてテストしてみる。
リンク形式を変更したからか、指針の動きはスムーズになった。
しかし相変わらず低気圧 → 高気圧のときの指針の戻り位置と、高気圧 → 低気圧のときの指針の戻り位置が
ずれる。 (ヒステリシス現象)
これはリンクの結合ピンのガタ、取り付けピンのガタが原因かもしれない。
でも以前のヒステリシス現象よりも改善されていると思う。
そんなテストの様子を動画でご覧ください。
さぁ、次は光センサー方式で実験してみよう。
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