最終日の主な仕事は、案件の議決です。平成21年度の決算審査(9件)、国に対する意見書(2件)、亘理名取の首長に対する決議文(1件)、市民からの請願(1件)、そして議員の行政調査した報告(4件)は、全て可決しました。
昨日、ブログに掲載した意見書「尖閣諸島で生じた問題の早期解決を求める意見書」も可決されましたが、これまでの過程は茶番だった。 文面を掲載します。
尖閣諸島は、日本固有の領土である。中国漁船の違法操業は領海侵犯であり、決して許されるものではない。中国の圧力と思われることで、船長を処分保留したことは大いに遺憾である。
この問題が長期化することは地方経済が疲弊している中、日本経済のみならず国際社会の混乱を招くことになる。
他国からの侵略を許すことは独立国家としての主権を失うことになり、他国からの領海侵犯を排除することが独立国家の主権を保つことになる。
よって、国においては、尖閣諸島で生じた問題の早期解決を求める。
岩沼市議会の意見書は壇上(議長の前面)で意見書の説明をします。この場を離れ自席に戻ったところで、質疑が始まります。質疑は飯塚悦男・高橋孝内・渡辺ふさ子議員がしました。
飯塚議員は「早期に解決する」とある具体的にどうするのか。自衛隊の派遣は考えているのか。
高橋議員と渡辺(ふ)議員もいろいろ質問されたが、、、覚えていません。ただ、答弁は「話し合いが大切だ」と申し上げ、武力を行使することは考えておりません。質疑が終わり、討論に入ります。
初めに反対討論では布田一民議員が「文面の中に国家を守るとか、領民・漁民を守ると明記すべき」また、「排除は武力行使につながるのでこの文字を出してよいのか、アジア諸国で協議するものであり岩沼市議会が出すものではない。弾圧的な意見書は良くない」そして「日本で中国の子供たちがいじめにあっている、私は全ての子供たちを守りたい。各市町村が意見書を出せば中国の子供達はいじめられる」と、最後に反対する。と結びました。
中国で日本の子供がいじめに会っているとは聞いたが、中国の子供が日本でいじめに会っているなんて聞こえてこない。そう思いませんか、そんなこと言ってられません。そしたら、
賛成討論は渡辺真多議員です。「船長は圧力により日本の主権を侵された。中国は拡大政策をとっている。近隣のフィリピンやベトナムも日本を見ている。尖閣問題は日本の威厳も尊厳も失われる」と賛成しました。
次の反対討論は高橋議員が「外国との交渉事であり、慎重にすべきだ」と反対しました。賛成討論は無く採決になりました。昨日まで賛成と言っていた方も反対しています。
賛成者は大友、酒井、私、渡辺(ふ)、国井、長田(忠)、宍戸、加藤、渡辺(真)、梶谷議員の10人でした。反対は渡辺(邦)、布田、櫻井、佐藤、森、高橋、飯塚、長田(雅)議員の8人で、賛成多数で可決。
この案件以外すべてが、全会一致で可決されました。私が提出した意見書のみ反対した方は、一党独裁ならぬ多数派工作メンバー(2会派)の面々だけでした。昨日の議運で賛成の意向を示した議員は数人居たのです。 採決の結果、議会では
私のことを煙たがる議員が、多く居る証しです!