すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

対岸の地震ではないよ

2011年02月25日 | 市政・市制・市勢

 「災害は忘れたときにやってくる!」2月22日(火)にニュージーランドのクライストチャーチで大規模な地震が発生し、多数の日本人も巻き込まれました。

 映像から伝わる被害状況は、建物が一瞬にして倒壊するようなまさに地獄絵図の様相です。時が経つにつれて被害の状況は鮮明になり重大さが増してきました。

 昔ながらの街の様相は面影がなく、廃墟の残骸を表わしています。必死の人命救助活動は行われていますが、生存可能性が低下するという72時間が過ぎました。

 マグニチュード6.3の直下型地震は今日現在で死者は114人、行方不明は200人くらいと混乱が続いています。日本人の犠牲者はまだ判明していません。

 宮城県沖の地震は過去数回発生し、前回はマグニチュード7.4でした。私が経験した1978年6月12日の地震から33年目を迎えます。

 前回の地震は前々回から41年目に発生しています。平均で37年おきに発生している宮城県沖地震は、いつ発生してもおかしくない状況です。

 クライストチャーチで崩れた残骸の鉄筋をみると細く、少ないと感じました。岩沼では来年度から新設される「住宅リフォーム助成制度」が始まります。市が住宅補修に補助を出すのです。

 元来、住宅リフォーム助成制度は地域振興の意味合いが強く、地元企業が請け負った場合にのみ支出されるものです。詳細な内容は今議会で詰めていくものと思います。

 災害に備え助成制度を有効に活用するなどし、有効な対策をしなければなりません。また、行政に様々な提案をしていくことは、災害を最小限に押さえることが出来ると思います。(たぶん?)

 クライストチャーチで起きたことは、我々にとって忘れそうだった地震災害の記憶を取り戻してくれた気がします。一刻も早いライフラインの復旧や被災前の生活を取り戻すことを願うばかりです。

 大地震は宮城県民にとって、対岸の火事ではない。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする