すとう功の周回遅れ

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議会不要は国会から?

2011年02月09日 | 政治全般

 今国会の最大の懸念は来年度予算が成立するか、しないかです。衆議院で過半数を持つ民主党にとって参議院は過半数を野党に握られています。いわゆる「ねじれ国会」現象です。

 衆議院で予算案が可決しても、参議院で否決されれば再び衆議院で2/3の議決があれば予算は成立します。民主党政権にとって衆議院は2/3に足りません。

 そこで取りざたされているのが、野党との連立を新聞は書き立てます。自民党か公明党と連立を組めばすんなり可決、また社民党と組むことにより衆議院で再議決が可能となります。

 子供手当などの法案成立は大幅な修正が必要であり、税と社会保障を巡る一体改革は与野党協議もままならない状態です。報道を通し国民に伝わってくる議論の経緯は、断片的であるから段々関心が薄くなる。

 党首討論は所用があり、国会中継を見ることが出来なかった。菅首相は「協議を」谷垣自民党総裁は「解散を」と主張したらしいが歩み寄りはなかったのだろうか。世界がグローバル化する中にあって予算成立は必然の結果である。

 報道に出てくる文字は「瀕死」「背水」「集中砲火」「後退」そして「苦しい弁明」とあります。いずれも日本の国会や政治が対象です。なんと情けない国政になったのか。

 国債の格付けランクが下がったことは、このテイタラクな国政に意味を持っているからでしょう。お陰で余波は市議会にまで連鎖し、議会なんか要らないと各地で声高に言われる始末。三権分立と二元代表制は違うのに

 ほくそ笑むのは将軍様ならぬ、自治体の首長だけ!

コメント (2)
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