すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

一体改革の今後は微妙

2011年02月06日 | 政治全般

 日本相撲協会が春場所の開催を断念しました。八百長問題が端を発したことからとった措置に、また理事長が替わるのかと思うと、国会と同じじゃないかと思いたくなる。

 暴力事件や野球賭博など次々に出てくる難問に、北の湖理事長と武蔵川理事長は任期途中で辞任しています。またかと思いたくなるのは私だけでしょうか。

 2002年2月に就任した北の湖理事長から数え放駒理事長で3人目です。当時の総理大臣は小泉純一郎から数え、安倍・福田・麻生・鳩山・菅の6人目だから協会の方がまだマシか。(ネットで調べないと分からないほどコロコロ変わっています)

 その6人目の総理が「集中検討会議」と称し、税と社会保障についての一体改革を6月まで工程表を作ると記事がありました。国の借金が1000兆円に届くところに来て、やっと重い腰を上げそうです。

 年金・医療・介護問題にメスを入れ、少子化や雇用問題の解決が出来るのだろうか。それは消費税を値上げすることと、どう関連するか説明できるのだろうか。

 団塊の世代が年金を受給する問題を間近に控え、医療費や介護費用は増加の一途をたどっています。それにも関わらず37兆円しかない税収に90兆円もの予算を組んでいることが五里霧中ではないでしょうか。

 私は関心を持って見守ろうとしたが、記事には検討会議の冒頭で人選につまずいているようです。与謝野経済財政担当大臣と民主党幹部で意見の食い違いがあるとのことです。

 人選は「仙谷氏の意見に沿った」とか「元自民党時代の税政調査会長が入っている」とかです。こんなことを言っているのであれば、旧自民党時代と何も変わらないのでは、と思う次第です。

 菅内閣が就任して明確な数値を出したのは初めてではないでしょうか。政府として何も決めなければ、菅内閣の政治生命にも関係してくるのではないか。

 前政権の鳩山氏は沖縄米軍基地の移転問題で、移転先を昨年5月まで決めると明示したことが退陣するきっかけになりました。こんなことでまた総理が変われば

 国民は「最大不幸社会」では、と思いませんか!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする