今夏、沢登り4本目。丹沢・某沢。
その少し変わった名前になんとなく興味を惹かれて、いつか登ってみたいと思っていた山。その山に突き上げるような沢はないかなと調べてみたら、ものすごく魅力的な沢がちょうど見つかった。先日の小川谷廊下ももちろん素晴らしかったのだけれども、天気と水量が今ひとつだったこともあり、存分に美渓を堪能とまではいかなかった。かといって、同じ沢にもう一度足を運ぶよりは、他の沢で少しでも経験値をあげておきたい。紹介されることの少ない沢だけれども、技術的にはさして難しくないらしく、また人もあまり多くないらしい。そうなれば、行かないわけにはいかないだろうとまたしてもどんどん気持ちが。。。
車の入れないダート林道のアプローチをどうするかは少しだけ悩んだ。距離6.5km。最初はMTBでとも思ったのだけれども、そのためだけにわざわざMTBを積んでいくのも面倒に思えた。MTBを使えば、復路の選択肢が減ることにもなる。結局、走ることに決めた。
目的地まで標高差300m。川沿いの林道を走る。エメラルドグリーンの水に気持ちが昂揚する!
いくつかのトンネルを抜けながら、300mの標高差を稼ぐ。ひとつのトンネルは真っ暗で、ヘッドランプが必要だった。大丈夫だろうなんて、ザックの中に入れたまま走っていたのだけれども、途中で見事に何も見えない真っ暗闇になった。慌ててザックをおろして手探りでヘッドランプを取り出した。
林道アプローチを終えて沢に降りたのだけれども、どうやら入渓地点を間違えたようでいきなり巨大な2つの堰提に阻まれた。鉄梯子みたいなのがついていないかなと期待したのだけれども、ない。難しいところはほとんどないはずの沢なのに、ちょっと難しい斜面を攀じ登らざる得なかった。
その後、正しい地点から再び入渓。初っ端から水の色も沢の雰囲気も素晴らしい。
この水の廊下を、自分の目で見てみたかった!
明るい沢だ。
ジャブジャブ水の中を進んでいけるのは、時期的に最後かもしれないので、とにかく積極的に、そして無駄に水の中を進んでいく。
ただ全身濡れるのはちょっとためらわれたので、ここはへつった。もちろんそういうのも楽しいのだけれども。
次々とかわる飽きさせない景色。そしてどこまで行ってもきれいな水。そんな沢をひとり占め。楽しくて仕方ない。
あまり危険のなさそうな、絶好の天然ウォータースライダー。この前の小川谷廊下でもそういうところはあったのだけれども、難しめの沢ということでそれなりに緊張感もあったため、試しはしなかった。でも、あのときより気温が低くなっているにもかかわらず、今回は立ち止まらざる得なかった。そして、
身軽になって流れに腰を下ろした。
思ったよりも力強い水流にすぐに体を押され、あれよあれよとゆるいナメ滝を流されて、気づいたときには滝壺に全身どぼん。鼻の中に水が入り込む、ツーンという懐かしい感触。
こんなにも楽しく、爽快とは思わなかった!来年は暑さの一番きついときに是非ともまたやってきて、この沢で遊びまくろうと心に決めた。
甲武信ヶ岳への釜ノ沢東俣も美しい沢で有名だけれども、個人的にはこちらのほうがこじんまりとして飽きさせない楽しい沢のように感じた。
標高があがり、そろそろ水流細くなるかなと予想していると、こんなに立派な滝があってびっくり。そして感嘆。
ただ、極力水のなかを歩いてきたからか、後半はかなりばてていた。
とくに荒れた沢のツメはきつかった。さらに途中コースを逸れてしまったようで、登山道に出るまでにまた消耗。歩きやすさを求めて、小さな尾根にのってしまったのが良くなかったようだ。
尾根道に出てからは、歩きと小走りでいつか登りたいと思っていた目的の山頂へ。展望のない山頂だったけれども、少し下ったところで展望が開けた。
下りはしっかり走るつもりだったのだけれども、思っていたより道が悪くて、そんなには走れなかった。そして、終盤はかなりばてた。なんでこんなに?と思ったけれども、こんな感じで20km以上も行動すればバテて当然という気もした。でもそれだけ充足感も大きい山行になった。
その少し変わった名前になんとなく興味を惹かれて、いつか登ってみたいと思っていた山。その山に突き上げるような沢はないかなと調べてみたら、ものすごく魅力的な沢がちょうど見つかった。先日の小川谷廊下ももちろん素晴らしかったのだけれども、天気と水量が今ひとつだったこともあり、存分に美渓を堪能とまではいかなかった。かといって、同じ沢にもう一度足を運ぶよりは、他の沢で少しでも経験値をあげておきたい。紹介されることの少ない沢だけれども、技術的にはさして難しくないらしく、また人もあまり多くないらしい。そうなれば、行かないわけにはいかないだろうとまたしてもどんどん気持ちが。。。
車の入れないダート林道のアプローチをどうするかは少しだけ悩んだ。距離6.5km。最初はMTBでとも思ったのだけれども、そのためだけにわざわざMTBを積んでいくのも面倒に思えた。MTBを使えば、復路の選択肢が減ることにもなる。結局、走ることに決めた。
目的地まで標高差300m。川沿いの林道を走る。エメラルドグリーンの水に気持ちが昂揚する!
いくつかのトンネルを抜けながら、300mの標高差を稼ぐ。ひとつのトンネルは真っ暗で、ヘッドランプが必要だった。大丈夫だろうなんて、ザックの中に入れたまま走っていたのだけれども、途中で見事に何も見えない真っ暗闇になった。慌ててザックをおろして手探りでヘッドランプを取り出した。
林道アプローチを終えて沢に降りたのだけれども、どうやら入渓地点を間違えたようでいきなり巨大な2つの堰提に阻まれた。鉄梯子みたいなのがついていないかなと期待したのだけれども、ない。難しいところはほとんどないはずの沢なのに、ちょっと難しい斜面を攀じ登らざる得なかった。
その後、正しい地点から再び入渓。初っ端から水の色も沢の雰囲気も素晴らしい。
この水の廊下を、自分の目で見てみたかった!
明るい沢だ。
ジャブジャブ水の中を進んでいけるのは、時期的に最後かもしれないので、とにかく積極的に、そして無駄に水の中を進んでいく。
ただ全身濡れるのはちょっとためらわれたので、ここはへつった。もちろんそういうのも楽しいのだけれども。
次々とかわる飽きさせない景色。そしてどこまで行ってもきれいな水。そんな沢をひとり占め。楽しくて仕方ない。
あまり危険のなさそうな、絶好の天然ウォータースライダー。この前の小川谷廊下でもそういうところはあったのだけれども、難しめの沢ということでそれなりに緊張感もあったため、試しはしなかった。でも、あのときより気温が低くなっているにもかかわらず、今回は立ち止まらざる得なかった。そして、
身軽になって流れに腰を下ろした。
思ったよりも力強い水流にすぐに体を押され、あれよあれよとゆるいナメ滝を流されて、気づいたときには滝壺に全身どぼん。鼻の中に水が入り込む、ツーンという懐かしい感触。
こんなにも楽しく、爽快とは思わなかった!来年は暑さの一番きついときに是非ともまたやってきて、この沢で遊びまくろうと心に決めた。
甲武信ヶ岳への釜ノ沢東俣も美しい沢で有名だけれども、個人的にはこちらのほうがこじんまりとして飽きさせない楽しい沢のように感じた。
標高があがり、そろそろ水流細くなるかなと予想していると、こんなに立派な滝があってびっくり。そして感嘆。
ただ、極力水のなかを歩いてきたからか、後半はかなりばてていた。
とくに荒れた沢のツメはきつかった。さらに途中コースを逸れてしまったようで、登山道に出るまでにまた消耗。歩きやすさを求めて、小さな尾根にのってしまったのが良くなかったようだ。
尾根道に出てからは、歩きと小走りでいつか登りたいと思っていた目的の山頂へ。展望のない山頂だったけれども、少し下ったところで展望が開けた。
下りはしっかり走るつもりだったのだけれども、思っていたより道が悪くて、そんなには走れなかった。そして、終盤はかなりばてた。なんでこんなに?と思ったけれども、こんな感じで20km以上も行動すればバテて当然という気もした。でもそれだけ充足感も大きい山行になった。