湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

楽しさとともに反省もあり、反省とともに楽しさや進歩や成熟もあり

2011年01月30日 | MTB

お天気最高だった!そしてとても寒かった!!

 でも体を動かしはじめればやはりお山のなかは温かかった。ロードで舗装路を走るキンキンとした寒さはまったく感じられない。この時期のMTBは素晴らしいなと、この冬何度思ったことだろうか。 



 今日は仲間8人とお山のなかで遊んで来ました。うちひとりはランニングでお見送りに来てくれたyuki3110さん。てっきり自転車でお見送りに来てくれたのかと思っていたら、ランで来たとのこと。聞いてかなりびっくりしてしまいました。


yukiさんはその後、1本目の山道の終わりまでランで同行。ありがとうございました!



 いつも楽しいMTBだけれども、今日は反省点もいくつか。まずはわかりにくい分岐で後ろをしっかり確認しなかったこと。「ここ左で~す!」と声だしして、後ろでも「左です!」という声が聞こえたのでそのまま行ってしまったら4人目以降は少し距離が開いていたようで間違えて右に行ってしまっていた。携帯に電話して、正しいコースに復帰してもらったのだけれども、とくに人数が多めの今日のような日は、分岐ではしっかり止まってメンバーを確認しないといけないなと思った。えっと、無駄な労力を使わせてしまいすみませんでした。

 分岐を越えたあと、後ろの仲間がなかなか来ないので来た道を走って戻ったら、3番手を走っていたモリさんが倒れていた。普段ならシャッターチャンスとカメラを出すのだけれども、思いのほか痛そうでそんなことはすっかり忘れてしまった。とくに難しい場所ではなかったのだけれども、わずかな根っ子にはじかれて転倒したしまったようだった。以前僕も本当になんてことないギャップにはじかれて1~2mだけれども斜面を転落したことがあるのだけれども、そんな感じの転倒だったようだ。幸い大きなケガではなかったけれども、後ろと距離が開いてしまったときは早めに戻ったほうがいいと思ったのがふたつ目の反省。ここで戻っていなければ、後ろがさらに離れていると気づかなかったわけだし。

 でも今考えればやはり写真は撮っておくべきだったかな。いや、あの、その・・・(笑)



 2本目の山道は少し課題が多い。そしてだからこそ楽しかったりする。



 陽射しが射し込み、冷たい風が遮られた山のなかはとても穏やか。



 前回、転倒した場所を下りきるけんけん。今日はだいぶ慣れた感じでしたね!



 が、同じ場所で山道は久し振りのモリさんが転倒。バランスよく下ってきたので、これは全然問題ないと僕らも本人も感じていたのだけど、最後の最後でハンドルとられちゃいました。
 転倒の瞬間、左の膝を土に強く打っていた上に、すぐには起き上がれなかったのでかなりヒヤッとしたのだけれども、膝よりも1回目の転倒で痛めた左の肩、腕のあたりをさらに痛めてしまったらしかった。さらにブレーキレバーのピンのようなものが抜けて逆方向に開いてしまった。ディスクブレーキの知識がまったくない僕は一瞬、なんであんななっているのにワイヤーが切れてないんだ?なんてとんちんかんなことを思ったのだけれども、さすがにその疑問は心の中にとどめておいた。

 このあと僕らはとりあえず一度山から下りて、最寄のショップに向かったのだけれども、知らず知らず最近以前より「乗る」ことを重視してしまっているのかもしれないとやはりまた反省した。僕自身、以前より「乗る」ことへの欲が出ているのは間違いないのだけれども、山のなかで一番大事なのはもっと別のことのはずだ。もちろん乗れたほうが楽しいし、ある程度怖かったり痛い思いをしないと上達しないのも事実なんですけど、仲間が大きなケガとかしたらやっぱり嫌ですものね(^^;



 で、山を降りるときにさらに反省なんですけど、なるべく最短距離でショップに向かおうとしてはじめての山道を下っていったら(もちろんかなりゆっくり)、最後は少なくとも僕らの才能ではどんなに練習しても、どんなに良いMTBに乗っても下れないような崖のような斜面を自転車を担いで下るはめになってしまった。途中で後ろ(上)を振り返ったらかなり距離(というか高さ)が開き、腰をひいてMTBを担いだり手に持ったりする仲間の姿が・・・。そのあとは「すみません」を連発しながら、おいおいこんな場所に下りてきちゃったよという場所まで歩いて下ったのだった。いやいや、ホントすみませんでした。

 さらに山を降りてきてからはそこにいた人たちに「ちょっとトラブルがあって知らない道を下ってきたらここに出ちゃいまして。すみませんが、通らせてください」と恐縮しながら敷地の外に出させて頂いたのだった。僕的には結構面白かったんですけど、やっぱりあまり良くないことですよね。あんなに若い、年頃の女の子と口をきいたのは久し振りのことで、おじさんはさらにどきどきしてしまいましたよ。

 残念ながらショップでもブレーキレバーはなおらなかった。なかなかないトラブルなので、まぁ致し方ないですね。



 その後はちょうどお腹のすきはじめた時間だったので、みんなでゆうき食堂へ。少し並んだけれども、モリさんは驚くべきことに初ゆうき食堂らしいし、藤之助さんもけんけんも前回楽しみにしていて食べれなかった鬱積があったので、並んだ甲斐ありました。しかしゆうき食堂相変わらずすごい盛りだったなぁと書きつつ、モリさんと知り合ってから“盛り”とか“森”と打ち込もうとすると“モリ”と変換されてしまって困っているんですとどうでもいいことを告白してみたり・・・。森戸海岸って打つと「モリと海岸」とかになってひとりパソコンの前でちょっと照れてみたり・・・。おいおい。

 ゆうき食堂の外のベンチですっかり満腹に、そしてすっかり体を冷やしたあとは、渚橋近くの喫茶店に移動して自転車談義。いろいろ考えさせられる有意義な話が聞けました。今日はJoeさんのゲストということで、バイシクルクラブの編集長ともご一緒させて頂いたのですが、なるほどなぁ、それはひじょうにわかりやすいなぁと感じる話が聞けたりしました。MTB、自由な感覚の楽しい遊びだけれども、それだけに守っていかなくてはならないマナー(常識)や責任があると最近あらためて考えることが多いです。ここらの自然を楽しむ人、たとえば10年前と比較してもかなり増えていますからね。yukiさんも“ラン”という違った視点からいろいろ思うところがあったみたいです。あまり考えすぎたらつまらなくなってしまうかもしれないけれども、しっかり考えないと楽しさも進歩も成熟もないと思います。

 コーヒーのあとは集合場所に戻って再び自転車談義。せっかくあたたまった体がすっかりまた冷えてしまったけれども、楽しかったです!ここでモリさんはJoeさんに痛めた肩をテーピングしてもらっていました。Joeさんいると、何かトラブルあったときにすごく心強いですね。

 と、そんなこんなでいろいろありましたが、ご一緒して頂いた皆さんのおかげで今日も楽しい1日を過ごすことができました。JoeさんモリさんBABUさん藤之助さん、けんけん、バイシクルクラブの今坂編集長、yuki3110さん、ありがとうございました!

 そうそう、残念だったのはmasaさんが足首挫いて参加できなかったこと。久々一緒に走れるのを楽しみにしてたんだけどなぁ。具合良くなったらまたご一緒しましょう! 
 


 みんなと別れてからは、僕はもう1本山道を走ってから400ブルベ(豊橋→鎌倉)のゴールになっている稲村ガ崎へ。小雪舞うなか、16時45分に稲村ガ崎に到着したのだけれども、残念ながら仲間はすでにみんなゴールして撤収したあとでした。この時点でゴールしていないのはあと2人とのこと。僕はブルベは走ったことがないのだけれども、参加者もスタッフも本当にすごいなとこのときもなんとなく頭が下がる思いでした。



 いつまでも自転車を楽しんでいきたい。なぜかそんなことをあらためて感じた帰り道でした。