湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

テレマークスキー、再挑戦できるかな

2011年01月05日 | 山・山スキーなど
 少し体調を崩して自転車を控えていた去年の11月から12月にかけて、MTB以外にこの冬楽しみたいなぁと思っていたのがテレマークスキーである。

 僕はスキーをはじめたのも遅いし、まったくの自己流の滑りなので技術的にはお恥ずかしいような滑り方しかできないのだけれども、実践重視でゲレンデや雪山に何度か通ううちに、過酷な条件の場所でなければ、滑り止めのシールをつけて雪山を登り、山頂や稜線からスキーで滑降してくる(なんとか下りてくる)山スキーをとりあえずは楽しむことができるようになった。ただ踵が完全に自由なテレマークスキーは、ゲレンデでは不器用なターンをこなせるようにはなったもののゲレンデを離れた場所ではまったくうまく滑れるようにならなかった。ものすごく条件の良い場所ではなんとかターンできるのだけれども、ちょっとでも雪質が悪かったりしたらもうまったくのお手上げだった。

 そのテレマークスキーにこの冬またチャレンジしてみたいなと去年の暮れ頃から少しずつ思うようになった。そんなわけで2010年も残るはあと数日という日に久々に東京の登山ショップに出かけてテレマーク用のプラブーツを物色したのだけれども、僕が考えていたブーツはどうしても2つとも足の形に合わなかった。インソールを変えてみたり、靴下を厚手のものから薄手のものまでいろいろ履き替えながら時間をかけて試してみたのだけれども、違和感は最後まで消えず、店員さんに申しわけない気持ちになりながら、そしてそれ以上にプラブーツを購入できなかったことに落胆して鎌倉まで戻ってきたのだった。それまで使っていた革靴だと安定性に欠けて、やはり滑降が難しいのだ。

 もっとも、昔のテレマーカーはみんな革靴で滑っていたわけだし、もう少し頭を使って根気よくしっかり練習すれば僕だって革靴でそこそこ滑れるようになるだろうと、以前練習してもなかなかうまくならなかったことは棚にあげて、革靴で再チャレンジしてみようと気持ちがまたふつふつと生まれてきた。それにうまく滑れなくても、スキーを履いて雪山に出かけるのはただそれだけでわくわくする楽しいことなのだ。

 というわけで、そんなに出かけられないと思うけれど、この冬はテレマークスキーも何度かは楽しめればと思っている。自転車に乗っている分昔より体力はあるだろうし(そう信じたい)、MTBでのバランス感覚も少しは役に立つだろう(そう信じたい)。目をつむれば、雪山特有の濃い青空の下、華麗にテレマークターンを決める自分の姿がまぶたの裏に浮かぶ今日この頃である。

 ま、実際は転倒ばかりで雪まみれになるんだろうけど・・・


この革靴で再チャレンジ。


針の木岳を目指してシールで登る。このときは学生時代の自転車仲間との山スキーだった。


同じく山スキーで北アルプス・柳又谷源頭を滑る。このときは白馬岳~雪倉岳~朝日岳~蓮華温泉~金山沢を巡る2泊3日の充実の単独スキーツアーだった。ちなみに顔のモザイクは鼻水が流れ落ちた鼻の下がひどいことになっているからです。