湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

夏の課題、ようやくひとつ完了

2010年08月04日 | MTB
 その昔、MTBの本を読んだとき、ここはいつか行ってみたいと漠然と思ったコースが6つあった。そのうち今まで出かけたのは3つ。残りの3つは行こうと思いながら、なかなか実現できなかった。とくに今回のコースは、去年一昨年とムーンライト信州の指定券をとっておきながらモチベーションが上がらずに出かけるのをやめてしまったところ。そんななかなか行けなかった場所に、今日ようやく行ってきた。

 朝4時から舗装路を走り、ダートを走り、登山道を押し担ぎ、最寄駅から4時間弱かかって標高差1600mの峠に着いた。少し頑張って予定していた時間より早く峠に着いたので、そこから標高差350mの山頂へも迷いなく登れた。

 山頂に着くと、冬に2回頂上に立ったことのある懐かしい山が目の前にどかんとそびえていた。そして遠くにはアルプスの山々。やはり峠だけではなく、山頂まで登って良かったと思った。

 途中の小屋で補給したこの山域の名水を飲みながらパンをひとつ食べてから山頂をあとにして、自転車をデポした峠に戻った。そして峠からはいよいよダウンヒルなのだけれども、標高差300mほどの乗車率はとても低い。ほとんどが押しと担ぎだ。

 温泉で汗を流してからは、森のなかのジープロードの下り。結構がれていたり荒れているところも多く、かなり脳ミソがシェイクされた。そして舗装路に出てからは、信州の夏だなぁと思わされる景色と空の色のなかを、1時間に1本くらいしか電車の来ない小さな駅まで気持ち良く下ったのだった。