その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

小さな幸せ

2015-02-04 12:07:54 | 夢屋工房

2年前に撮ったタチツボスミレです。

フランス人経済学者ピケティ氏の著書「21世紀の資本」が売れている。資料の真偽は別にして、「株式や預金といった資本収益率(r)が、経済の成長率(g)を常に上回っており、資本を多く持っている人ほど収入が増えて格差が広がる。」という主張は、素人ウケする素材の提供の仕方であります。マルクス・エンゲルスの「資本論」が、上部階級と下部階級の闘争で歴史を紐解いたとすれば、ピケティ氏のそれは、20世紀後期から現在に至る構造を紐解いてくれているようにも思えるのであります。(←ペテン師経済学者の見解には注意が必要です。)
経済のグローバル化であるとか国際競争力という名の下に、『夢屋国王』の出稼ぎ先のお給金は、少しずつ確実に目減りしております。経済成長率が低下し続けてくれたお陰で、幾ばくかの預貯金も10年前とさほど変わらない価値を持ち続けておりますが、老後の蓄えは如何ほどあれば良いのかなどと、そろそろ思いを馳せるお年頃なのであります^^;


今夜は、ふきのとうの天ぷらをいただきました^^;

またも出稼ぎ先の飲み会であります。ちょいとばかりメンタルヘルスの研修を受けて、「肉体労働」と「頭脳労働」といった切り分けから、「精神労働」などという新しい切り口を教えていただき、サービスを提供する側の感情を上手く捉えた表現だとひとり納得する『夢屋国王』であります。
社会の費用調達機能と所得の再分配機能を合わせ持つ「租税」であるから、富裕層への課税強化と貧困層への分配は適正に行われなければならないのでありますが、ある一定の「富」を確保するために、さらに貧困層から収奪されているような気分になるのは私だけでしょうか?これから結婚、出産、子育て、教育といった社会の礎を築くはずの若者層に希望を与えられないような社会で良いのでありましょうか?(←今夜の夢屋国王は、お酒の影響で脳みそが活性化しているようです^^;)
さて、春の訪れを告げる「ふきのとう」(栽培モノでしょうけれど)の天ぷらを頂きながら、「小さな幸せ」を感じる庶民派の『夢屋国王』でありますが、はい、巻頭画像の「タチツボスミレ」の花言葉も「小さな幸せ」なのであります。
若者に希望という光と老人に安心という名の幸せを願うのであります^^;

コメント
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