その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

雪中行軍

2015-02-09 12:01:13 | 暮らし

雪深い山形県では、キャベツは木に成る

昨日「へら鮒釣り」で遊ばせて頂きましたので、薪ストーブに火を入れて、今日一日の遊びを考える。台所のキャベツも無くなってしまったようなので、まずは裏の『キャベツの木』から「雪中キャベツ」を収穫し、ひとまずオッカーのご機嫌伺いからいたしましょう^^;
恒例となった温泉巡りは午後の予定に取っておいて、さて、午前中は何をしたものか…ふと、『第2サティアン』の脇から点々と延びる『にゃんこ先生』の足跡が気になり、彼の縄張りを確認する「かた雪渡り(歩き)」をやってみようと考えたのであります。


目標は「林」…概ね往復2kmの行程です。

いくら「かた雪」と言えども、途中、水路にハマっては一大事でありますから、久し振りに「カンジキ」を着け、『第3次越冬隊・雪中行軍』の開始であります。「さくら」には、行程が長過ぎるので隊長のみの単独行ではありますが…。足跡を見失ったら、子どもの頃マブナ釣りをした「林」を目指し、篠竹でも採ってくれば良い…目標・目的はフレキシブルに対応することにしましょう。


目標物(建物)を結んだラインは水路を示している^^;

白い雪の上に残された『にゃんこ先生』の足跡は、突然『ケンタ』の家の前で「泥足」に変わる…何故?な~はっはっはっは!!!おデブの『にゃんこ先生』は、用水路にハマったらしい。余程冷たかったのか、泥足で辺りを一周した痕跡が残っておりました。他人(猫)の失敗は実に愉快であります。自分自身もこのように「かた雪渡り」をしていて、田んぼの用水路にハマったことがありますから…長靴に冷たい水が入ると、そりゃ~飛び上がるほど冷たいですから^^;
この日は、冷たくて『ケンタ』の家の前を通って、彼のネグラに帰った模様であります。しかし、一旦途切れたと思った『にゃんこ先生』の足跡は、次の目標地である「林」の方へ続いておりまして、幹線水路の水門脇にも、やはり大きな穴が…もしかすると、雪の下に生き物の気配を感じて掘ったのかも知れません。(要事後観察!)


黒井堰の脇道を「セキレイ」が道案内をしてくれました。

他人(猫)の失敗を笑うと災難は自分に降りかかる…自分こそ幹線水路に落ちないように、夏場の記憶をたよりに歩けば、セキレイが道案内をかって出てくれました。ノロマな『夢屋国王』がカメラを向けると先へと飛び去り、追いかけると飛び去り…何度か繰り返しているうちに、子どもの頃、夏休みには毎日のように通った「林」に到着しておりました。


「黒井堰分水地」…今ではコンクリート護岸で魚も釣れません。

「黒井堰」…米沢藩9代藩主「上杉鷹山」の治世…普請奉行「黒井半四郎」の一大灌漑事業の成果であります。米沢市窪田町の「千眼寺裏」の最上川から取水し、窪田地区に水を供給するとともに、高畠町糠野目地区で最上川を「大樋」で横断し、福沢地区まで水を届ける全長32kmに及ぶ大工事であります。ここは、さらに流下する水を「鬼面川(おものがわ)」に抜く分水地であります。子どもの頃は、まだ未整理地で「サワグルミ」の木などが生い茂り、コイやマブナ、ナマズが居着く格好の釣り場だったのですが…^^;

帰り道は、米沢市の矢野目という集落を抜け、カンジキは手に持って帰って参りましたが、約2時間の行程でありました。『にゃんこ先生』の縄張りの西限は、概ね『メイブ製作所』の辺り…本日の探索行軍の成果は以上であります。
『キャベツの木』から収穫したキャベツは、夕方、千切りキャベツとしてオッカーが調理…「お父さん、甘い!掘るの大変だったでしょう?」…彼女は『キャベツの木』の秘密を知らないのであります。目出度しめでたし^^;

コメント
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