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Yukiの英語学習、読書記録、日常を書いたブログです。

辞書と日本語~国語辞典を解剖する~

2024-09-11 14:37:45 | 本-その他
図書館から借りた『辞書と日本語~国語辞典を解剖する~』を読了。
企画から用例集め、校正、印刷など、辞書を1冊作るのにどれだけ手間暇がかかったか改めて理解できました。
最も興味を引いたのが収録語について。『広辞苑』のような中辞典と『三省堂国語辞典』のような小辞典と比べてももちろんですが、小辞典同士てもどこにウェイトを置くかはそれぞれ異なるようです。
本書でも触れられていますが、私も冒頭にある凡例はほとんど読んだことがありません。辞書の特徴や使い方をきちんと説明しているだけあって、そこを読まなければ100パーセント活用は難しいとのこと。時間が合えば読みたいと思います。
ただ、内容そのものは良かったのですが、2002年発行の本書はちょっぴり古臭さを感じました。たとえば「フロッピーディスク」なんて出てくるけれど、10代~20代の若い世代は聞いたことも見たこともないでしょうね。今ではスマホアプリでも辞書が引けますから時代を感じます。
本書を読んでいるうちに、中辞典『大言海』を買おうか迷ってしまいました。図書館で現物を見たいのですが、Yuki地域の図書館には置いてないらしく、隣の地域にある図書館まで電車で行こうと考えています。『大言海』よりも規模の小さい、文庫化された『言海』も出ているそうなのですが、虫眼鏡が必要なくらい字がかなり小さいそうです。1人で『言海』を編集してしまった大槻文彦氏には頭が下がります。




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