知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

ミッション・ビジョン・バリューから学ぶ。

2023年04月11日 | スキルアップ
起業する際に、
 ミッション・ビジョン・バリュー
を明確にするように指導されます。

ミッションは、
 企業の使命、何のために存在しているのか(企業の存在意義)
です。

コア・パーパスも同じようなイメージです。

 お金を稼ぐだけなら、その事業でなくてもよい。
何か、お金以外の何か目的があって、その事業で起業することにしたはず。

そういう「何か」がないと、くじけそうになったときに踏ん張れない。


ビジョンとは、
 事業の展望、未来像、数年後どのようになっていたいか
です。

 将来、こうなりたいから、頑張ろう。
スタッフみんなが奮い立つようなそう思える展望(夢)が必要。

ベンチャー企業は、
 上場して、そのときに大金を手にして、連続起業家になってやる
という強い思いで、劣悪な労働環境を乗り越える。

名著「ビジョナリーカンパニー」のBHAGもビジョンに位置づけられると思います。
BHAG (Big Hairy Audacious Goal) とは、
 会社を次のレベルに引き上げる、人を奮い立たせるような長期の目標
のことです。
 社運をかけた大胆な目標
と訳されることがあります。

目標を達成するには、長い時間、お金、労力(チームのモチベーション)を必要とする。

BHAGを達成するには、
 みんなが達成困難だけど、みんなが頑張れば、なんとか達成できると信じる
必要があります。

この思いが限界を押し上げ、チームの大きな前進に挑戦する。

BHAGには、
 目標志向型 定量(202X年までに売上げ〇億円)
       定性(202X年までに△ができる企業)
 競争型   202X年までに売上本数で打倒□□株式会社
 ロールモデル型 202X年までに成功している■■株式会社のマーケティングを徹底的に模倣する
 内部変革型   202X年までに▲事業から△事業の売上比率を逆転させる
に分けられるとのこと。


バリューとは、
 企業が共有する価値観、行動指針
のこと。
そのなかでも最も中心的な価値観が、コアバリュー。

どうやって、ミッション(使命)を実現するのか。

企業によっては、
 利益至上主義
 成長主義(利益をすべて投資する)

 軍隊式(指示の貫徹)
 みんな仲良く(サーバントリーダーシップ)

 徹底的な実力主義
 サポート+システム重視
 調和型(バランス重視)

 仲良く楽しみながら成果を出す(プライベートも会う)
 仕事は仕事で、プライベートは関与せず

これらは、
 企業の価値観のもとに成り立っている
わけです。

企業の価値観が合っていれば長く勤めるし、
 合わなければすぐ辞める
ことになります。

採用の際には、
 企業の価値観をきちんと伝え、
 合わない人がそもそも応募してこないようにする
ことが大切。

お金をかけて採用し、トレーニングしても、 
 合わないことを理由に、辞めてしまう
ので、
 すべてが無駄になる
からです。


そして、これらのミッション(コアパーパス)、バリュー(コアバリュー)、ビジョン(BHAG)を決め、
 ビジョンを実現するための具体的な計画
が4つのピースとして、
 事業構築の核となる
ということです。


この4つのピースは、
 全ての組織に通じる
と思います。

組織は、何らかのミッション(使命)があるから集まり、構成される。組織が存在する理由。
なんとなく居心地がよいのは、自分に合っているからで、コアバリューが同じ。
何か達成したいビジョンがあり、長期的にみんなで頑張ろうと思える。
そのために、具体的な計画を立て、実行する。


政党も本来は、こういう感じで成立しなければならない。

そして、政党政治は、
 国民がビジョン(BHAG)やコアバリューを同じくする政党を選択する。


立憲民主党と共産党が
 同じように思えていた
のは、
 コアバリューが同じ
だからです。


ダブルスタンダード。
他人には厳しく、自分には甘い。
自分の時はスルーし、責任を取らない。
何でもヒステリックに騒ぎ立てる。

左翼メディアも同じ価値観の持ち主です。

中には、
 目的が手段を正当化する
というマルクス思想を平気で口にする人もいる。
 労働者の解放のためには、資本家を武力で駆逐することも正当化される
という共産主義革命は、まさに目的が手段を正当化すると言うこと。
日本共産党も、共産党革命の不破発言を取り消していない。


前回の衆院選から維新が躍進し続けているのは、
 吉村知事のソフトなイメージ
のほか、
 立民とは異なる保守的な思想

 既得権益を廃し、無駄を省くという改革
が大阪を中心に受け入れられているからです。

少なくとも、大阪市と大阪府の二重行政による無駄は削減されている。
この無駄には、既得権益がいっぱいあって、自民党と共産党の支援者が、補助金を失い、苦しんでいる。
学校の統廃合も、教職員や関連業者にとっては、失業の危機です。

県議会や市議会の議員には、
 こういった既得権益で仕事をもらっている人達の応援
がかなりある。

だからこそ、維新は、自民党と共産党に目の敵にされているわけです。

一般の市民からすれば、
 無駄を省いて税負担を軽くして欲しい
という思いなので、
 削減に成功した維新に支持が回る。

国政でも、
 自民や共産にお願いしていたら、負担が大きくなることは明白である
となれば、
 既得権益を廃して、国民の負担を軽くする
という政策が受けるのは当然。

民主党が政権を取った際も、
 仕分け作業で無駄を省く
といっていたわけですが、
 自治労などの公務員から支援を受けていた民主党には、無理だった
わけです。

維新は、
 徹底的に公務員にも切り込む
と謳うことで
 上級国民を嫌っている一般国民を味方に付ける
ことができるわけです。

自民党については、
 麻生、二階、森など長老組が、実質的に政党を仕切っていて
 高市議員のような優秀な議員はいても力を発揮できない。
 安倍亡き今、長老を押さえ込むことができる人はいない。
とし、
 自民党=国民の敵、親中二階
とレッテルを貼ることで、
 打倒長老という競争型のBHAGを設定する
ことができる。

これで、
 自民党の支持を失わせる
ことができるわけです。

 高市議員は好きだけど、財務省系の岸田、財界系の麻生、親中の二階・林は大嫌い
という保守系の人は多いので、
 若い世代を中心に、自民党を改革するためにも、一度は痛い思いをさせるべきだ
という気運を高めることができる。

かつて日本新党が躍進した際、
 自民にお灸を据えたいが、社会党は嫌だ
という世論を味方に付け、
 第三の選択肢
となりました。

これと同じ。

 高市議員は、自民党の長老や親中派の二階、茂木に邪魔され、冷遇されている
という今回の奈良知事選挙をうまく利用することで、
 自民党=二階の証拠とできる。

確かに、
 自民党の長老は、日本のがん細胞である
と思います。

その切除のために、
 若い世代を中心とした政治が必要だ
とし、 
 その顔に吉村知事がなる
というのが、
 維新の今後の戦略となる
と思います。

この若返りのほか、地方政党から国政へ向かう唯一の政党であるため、
 地方自治(地方分権)をコアパーパスに掲げる
ことで、 
 高級官僚による腐敗した政治の改革につながる
という効果にも言及できる。

弁護士の吉村知事や今回当選した弁護士の奈良県知事を中心とした若手政治家の活躍によっては、
 維新が自民を駆逐する可能性はある
と思います。

そのためには、この戦略に合わない鈴木宗男議員をなるべく表に出さないことも大切ですが、、、
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