知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

You Tube的メディア

2012年12月23日 | スキルアップ
今日は、久々に休みにして、自宅でYouTubeを見てました。

You Tubeは、当初から著作権問題があり、
ダウンロードを規制する法律も施行されました。

ただ、You Tubeの最大の魅力は、
 メディアのグローバル化。

いくら、日本で規制しても、あまり実効性がないのではないかと思います。
音楽ソフトの売上げ低下は、著しいわけですが、将来的には、
 音質が良い物をこちらでダウンロードできますよ
というビジネスにつなげていくことになるのかもしれません。

グーグルも買収した後のビジネスモデルは、まだ固まっていないと思います。

広告が入るようになりましたが、スキップ機能があるのと、
 そもそもYou Tubeを見る人は広告を嫌う
ので、あまり効果が期待できない。


You Tubeは、自分の動画を投稿するというものよりも、
 グレー(ブラック)の動画をこれいいよ
という感じで使われているわけです。

 投稿された方も、CMになるから、いいでしょう(MV)
というレベルから、
 削除依頼というレベル
まで、さまざま。

商品は削除、フリーで配っているものは黙認という傾向があるのかもしれません。


You Tubeで紹介され、ヒットすると、多くの人に認知される。
そこから、ビジネスに持っていけるかどうか。
それとも、一過性の話題で終わってしまうのか。

You Tube自体は、ツールですが、
 メディアが一部の大企業から、個人レベルに広がった
という意味では、非常に大きな意味があると思います。

自分で見たいコンテンツを検索してみる時代。

番組編集を自分の興味にあわせて、自分で作り替えることができる。
歌番組を、自分の好きな歌手だけで編集できるようなもの。

大学教授やコンサルタントのセミナーも検索で聞けたりする。

新たな時代を感じます。


インターネットの時代は、ロングテールの時代。
多様化がどんどん広がる。
少数派の権利の保障と通じるものがあります。

今までは、「マス」メディアの時代。
 
 まぁ、多くの人は、こういうのが好きなんだよ。

多くの人と、興味がずれていたり、価値観が異なったり、
知的レベルが異なってくると、
 メディアがあわなくなる。

ただ、それしかないなら、仕方がない訳です。
今でも、地方に行くと、NHK、フジ系、日テレ系、TBS系くらいしかなかったりするところも。

これからの時代は、
 ネットでどんどんコンテンツが楽しめる
ようになっていく。

視聴率の低下は、メディアに不満を持っていた人が、
 自分でコンテンツを探すようになった
ことにも原因があると思います。


ちなみに、「Jay Chou」 をよく聞いています。
アジア圏では、有名なアーティストですが(ジェットリーなどハリウッドスターも評価している)、
日本ではあまり知名度が高くありません。ソニーと契約しているにもかかわらず。
映画でも、日本版は、ジェイ・チョウの曲が差し替えられるなんてことも。

こういう日本のメディアでは見ることのできないアーティストの曲も、
 最新版も含めて聞くことができる
というのは、何とも幸せなことです。

今では、アマゾンと同じように、中国のネットショップからCDが買え、
 1週間くらいで届く。送料も600円くらいと比較的安い。
(ヤマトなどが中国に進出して成果を出しているので、今後はさらに早く、安くなる可能性が高い。)


つまり、見方を変えれば、日本のメディアやアーティストも、
 コンテンツを売ろうと思えば、売れるということ。

きっかけは、You Tubeかもしれない。
キャリーぱみゅぱみゅも、You Tube で、しかも海外で火がつき、紅白にまで上り詰めました。


また、You Tubeの好きなところは、
 ビジネスにつなげず、純粋に公開している人
もいるということ。

これが、魅力なんだと思います。

ピアノを演奏したり、ライブやったり、セミナー収録したり、
DJやったり、映像を編集したり…

好きだからやっているという人がいる。

これが、ダニエル・ピンクのいうモチベーション3.0。


これからの時代は、
 あまりお金を使わなくても楽しめるフリーコンテンツが充実していく。

教育にしても、娯楽にしても、趣味にしても…

収入も上がらない。アジア標準に下がっていく。
物価なども均一化していく。
(海外ではCDがかなり安い。)

そういう時代をどう楽しむのか?

金融不安、不況、崩壊、軍事衝突…

メディアは、あおってばかりですが、
 そんなにつらいことばかりではない
と思います。

現に、ネットで今までだったら、考えられないことができるようになっているわけです。
どうせ、そういう時代になるのであれば、
 よい面に目を向け、ツールを使いこなし、自分の残りの人生を楽しむ。

その方が、得です。
1月にフィリピン、9月に台湾へ行く予定です。
格安航空券の関係で一時期よりずっと安く旅行ができます。
円は若干安くなっていますが、それでも、130円の頃を思うと高い水準です。

人は、なぜ生きるのか?

 与えられた時間を精一杯楽しむため。

そのために、働く。
自分の職責を全うし、誰かの役に立ち、お金をもらう。
お金はサービスの交換のためのツールにすぎない。

そのツールをうまく使えば、
 与えられた時間をより楽しむことができる。

政治家や官僚が自分のことしか考えていなくても、
 与えられた時間を楽しむことはできる
はず。

自分のできることをやる。
コントロールできることに集中する。
努力して、かつ、楽しむ。
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