知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

選挙を振り返って。

2012年12月17日 | スキルアップ
今回の選挙では、いろいろ考えるところがありますが、
 民主党がひどかった
という点では、国民の一致する見解だと思います。

ここまですごい減らし方というのは、
 記憶がない。
小選挙区の恐ろしさ。

あとは、投票率が6割にも届かなかったこと。
これも、惨敗の要因として大きいと思います。

前回の選挙でも、投票率が6割程度であれば、
 自民の議席は大幅に増えていた
はず。

今回は、さらに、民主党の不人気が追い風になったということ。

ただ、驚いたのは、維新。
関西地区ではやはり人気があるようです。
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/kaihyou/ya27.htm

ただ、マイナス要因は、太陽の党との合併でしょうか。
これで、ブランドイメージが悪くなってしまったようです。

 若い。
 新しい。
 既得権益がついていない。
 行政改革。
 脱原発。
この辺のところを強調して、みんなの党と組んだ方がよかった。


こんなふうになってしまったのは、
 12月解散。


これは読めない。

ブログでも書いたように、絶対粘ると思っていました。
惨敗は目にみえているので。
国会で、安倍氏も驚いて、聞き返して強調していたのは、
 ラッキー
という感じだったからだと思います。

 筋を通すと、解散すべき。
 党首としては、ねばるべき。

筋を通したかったということでしょうか。

これで、焦ってしまったので、太陽の党との合併。
焦ったのは、太陽の党も同じだったと思います。
このブログを1年後に読み返したら、太陽の党ってなんだっけ?
ということになりそうです。
すでに、減税日本、国民の生活は第一ってなんだっけ?ということになっています。

維新は、
 比例では、自民に次いで2位。

橋下看板で比例復活当選も多い。

これは、参議院選挙でタレント議員を持ちだす理由と同じ。


ということは。

来年の参議院選が勝負ということになります。

参議院選挙は、
 政党のイメージ
がダイレクトに票に反映する。

そのため、
 これからの「党」の運営が議席を決める。

仮に、参議院選挙で維新が躍進することがあれば、
 いくら3分の2で再議決が可能といっても、
 そうそう再議決はできない
ので、
 発言権が増す
ことになります。

再議決、再議決ということになれば、
 国民の民意を無視している
と批判されるからです。

 参議院選挙は、なんのためにやるんだ。
 参議院などいらないではないか。
そういう声が必ず起こる。

個人的には、参議院などいらないと思っていますが…



そういうわけで、維新はこれからが大切ということだと思います。

ただ、個人的には、
 大阪を立て直す
ことが、
 一番の宣伝になる
と思います。

大阪に、海外から人モノ金が流れるようになり、
 日本で一番クールな都市だ
 日本のシンガポールみたいだ
という「イメージ」が出来上がれば、
 他の都市の人間もそういう風になれたらいいな
と思うからです。


橋下氏の言動ややりかたは批判されることも多いですし、
あまり尊敬できるタイプではないですが、
 地方分権

 規制緩和(小さな国家)

 競争主義
という3つの考えには賛成です。

個人的に、僕は合理主義タイプの人間なので、
 結果さえ出してくれれば、その人がどういう人だろうが重要ではない
と思っています。

政治家の結果は、
 国民が快適に暮らせるようにすること
 (行政サービスの費用対効果を高めること)
です。


自民も民主も大きな国家。
国民から税金で取り上げ、
 公共事業(人かコンクリートかの違い)で、大幅にばらまこう
というわけですから。

ただ、これは、
 これからの時代にはそぐわない。

200兆円の公共事業を本当に実行すれば、
 長期国債の利回りは上がる
おそれがあります。

インフレターゲティブも、
 生保、年金、老後の資金、貯蓄
といった国民の計画を狂わせるおそれがあります。

民意ならば、仕方がないですが。
ただ、残念ながら、4割の国民は選挙に行っていません。

会議では、定足数というものがあり、3分の2くらいに設定されることが多いと思います。
66%

今回の選挙は、59%代。


*****
いずれにせよ、コントロールできない領域なので、受け入れざるを得ないわけです。
そこで、
 コントロールできるどんな状況でも生き残れるだけのスキルを磨いておく。

日々研鑽。

知的に成長し続けること。
重税政策(社会保険料も上がり続ける予定)や、インフレが起きたり、住宅ローンの金利が上がっても、
 なんとか耐えうるように、スキルを貯めておく。

 すべての資産は奪われるおそれがあるが、
 頭の中のモノまでは奪われない。
 (ユダヤの格言)。

この格言はこれからの日本国民にも当てはまると思います。
コメント
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