巨樹、巨木巡礼

僕が訪ねた大きな樹を紹介していきます。

曽根飛鳥神社の樹叢

2006-11-05 | 三重県

 

国道42号線は尾鷲の市街地を越えると直ぐ山の上へと登ってしまう。

曽根飛鳥神社の有る賀田湾へは42号線の矢の川トンネルを出て直ぐの賀田口信号を左折、道なりにどんどん山を下り突き当たりの海岸沿いを右折するとじき飛鳥神社の樹叢が見えてきてそれと解る。

社叢の手前に左へ入る道があって、目の前に巨大な楠が聳えている。

 目通り幹周11.5m、樹高30m、推定樹齢1000年の大物、巨大な天を掴むこの楠の手は葉をいっぱいに繁らせて若々しくさえ見える。

飛鳥神社参道入口の鳥居横に巨杉が立ち、少し進むと参道の真ん中に巨大なクスノキとスギが二本並び立っていて、その他シマクロキ、バクチノキ、ムクロジ等の亜熱帯性と温帯性の植物が鬱蒼と混在しており、神社樹叢そのものが三重県の天然記念物として指定されている。

角の取れた、丸い石で石垣を積んでいるのはさすがに海岸線に有る神社だと関心してしまう。

社殿への門をくぐると殆ど倒れるばかりに前方に傾いた楠の巨木が眼に入る。

まるで二本足の怪獣が大地を踏みしめて立っているように見えるのは根元が二本に分かれているからで面白い樹姿です。

一部、湾の海の上にも枝を伸ばしたこの神社の杜は里山育ちの僕には凄く新鮮な鎮守の杜に見えた。

撮影2006.8.15

MAP

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。