巨樹、巨木巡礼

僕が訪ねた大きな樹を紹介していきます。

紀宝町 神内神社(こうのうち)の神楠、他

2011-02-22 | 三重県

そこは原始の空気と光に包まれ、時が停まったかの様な錯覚に陥るほど強烈な神の意思を強く感じる場所、まるで此処は別世界の入り口でも有るかの様・・・・・。

<神内神社付近を遠望するとこんな岩が見えるがこれが磐座(いわくら)だろうか??>

この地は熊野の自然崇拝の一環、社殿のない磐座をご神体とする神社でその原始信仰を色濃く残して、7ヘクタールにも及ぶという社叢は余りにも強い個性で迫りくるものを感じる。

国道42号線、三重県最西端の町、紀宝町鵜殿より県道141号線で山手に向かい約3km神内小学校を越え、子安神社への案内板の有る岐れ道につく。

右手脇道に進み小川沿いを暫く進むと子安神社とも呼ばれる神内神社参道前につき、目の前に小さな石の鳥居が有る。

何でも無さそうな小川沿いの短い参道を進めば大岩が現れ、その大岩を引き裂いたような岩の間の参道を進めば目の前には「子安の宮」と書かれた

神門(拝殿)??その奥にも真新しい板垣と拝門に囲まれた磐座(いわくら)、しかし正面からは全容を見ることは出来ない。

神門(拝殿)脇には涎掛けがびっしりと吊り下げられまるで涎掛けの壁に成っていた、勿論「子安の宮」として信仰され祈願されて居る証だろう・・・。

板囲いから見上げるとこんな感じで・・・

ちょっと登って見下ろせば・・・・・大岩が目の前に・・・・細部までは見えない。

参道途中から原始、神の杜を見ると別世界の空気が流れるのを感じる。

大岩を神の手で鷲掴みしたようにさえ見える神楠の木。

それはまるで強烈な神の意思でも有るかの様です。

蛸足の様でもあり・・・

磐を破り、磐に根を張り、磐と共に生きる・・・・・

根元に対して主幹が余りにも華奢に見えるのはカメラレンズのせいだけでは無い。

なんとも強い意志をこの累々とした樹塊の根元に感じる。

根元にある大穴を妊婦や若い女性がくぐると、子宝を授かり、安産間違いなしといわれているようで社叢全体は

三重県の天然記念物に指定されています。

参道、鳥居脇には

ホルトノキの古木が石を抱き込んで 「子守の木」と呼ばれているようです。

撮影2008.12.7



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4 コメント

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蛇頭岩 (神奈備)
2012-02-22 09:34:40
神内神社の写真見せて頂きました。木々の間から頭を出している巨石の写真、素晴らしいですね。小生も探しに行きましたが残念ながら見つけることができませんでした。陀頭岩と言うそうです。見る角度によっては蛇頭の横顔に見えるそうです。
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コメントありがとうございます。 (ぺん)
2012-02-23 07:50:50
神奈備さんって、あの神社専門HPのあの神奈備さんですか??。
僕もよく神社には行きますので結構見せて戴いてます。
あの岩、陀頭岩でしたか??
あれは神社への進入口の有る県道をそのまま少し進んだ高みから撮影したものです。
多分そのポイントからしか見えないとおもいますよ。
コメントありがとうございます。
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Unknown (&oh)
2012-06-13 22:47:44
神内神社、去年7月に行きました。同じ日花窟神社にも行きました。

とある本で知って行ってみたくなったのですが、原始神道の香り漂う素晴らしいところでした。

ただ、磐座に圧倒されて、森の方はあまりよく見ませんでした。

いずれまた行ってみようと思っているので、その時また改めて森の方を見てみようと思います。
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Unknown (ぺん)
2012-06-14 16:27:20
&ohさん、コメントありがとうございます。
この神社は磐座もさることながら、奥に続く原始の杜は圧倒的な迫力で鬼気迫るものがありますよ。
是非又行って原始の力に包まれてみてください。
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