今回の熊野巨樹ドライブの最終目的地がここ。
七里御浜野続く海岸線を走る国道42号線、帰りがけのルート上にあるこのイブキの巨木を見逃すわけにはいかない。
紀勢本線紀伊市木駅付近にある下市木信号を右折して踏み切りを渡り、しばらく進むと前方にそれと解る緑の塊が見える。
1段低い所に保育園の園舎があってその裏の空き地にこのイブキの幹がうねっている。
時期が良かったのか、空き地には野の花が咲き乱れ開けたロケーションにこのイブキのがその樹冠を広げている。
元々、この土地はつくり酒屋で下市木の庄屋をつとめていた大久保宗悟氏の屋敷跡で、このイブキだけが残ったもののようです。
掲示板には樹齢推定600年、樹高12.8m、目通り幹周5.45m、三重県指定文化財と記されている。
多くの支柱に枝を支えられてはいるものの樹盛良好、うねりながら上に向かう幹がなんとも印象的な巨木です。
撮影5007.5.3