YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

ホタル

2010-07-09 11:53:25 | 雑記
うちの裏庭は、秋は紅葉、冬には鹿が出没するのであるが、この時期はホタルが見れる。

日本のホタルは、沢や川に生息していると思うが、アメリカ中西部のホタルは種類が違うみたいで、特にそんな水環境がなくても生息出来るらしい。地ホタル(?)という感じであろう。光り方も違う。日本のホタルは、ぽっと優しく光って、明暗同じ間隔で繰り返す感じなのだが、うち(?)の地ホタルは、短く鋭く光って、長いお休みという感じである。

6月中旬から夏休みが始まり、すっかり宵っ張りになってしまった5歳になる下の娘は、裏庭のホタルを見るのが大好きで、食事もお風呂も済ませた後、東部時間の西の端なので、9時を過ぎてようやく暗くなると、家中の電気を消してママを誘って、しばらく眺めている。

アメリカではホタルを見る事は珍しくなく、私が車で移動する中西部ではどこでも見れる。インディアナの田舎道を走っていると、ホタルの集団を見れる事もあり、蛍光色の固まりが浮かんでいる様な光景も見た事がある。

車のフロントガラスにも良くぶつかる。当たった瞬間にパッと光ったかと思うと、そのまま平べったく死骸(というか体液だけになって)がへばりつく。夜の田舎道はヘッドライトに誘われるのか、ホタルだけでなくその他の昆虫も一杯出現し、車のフロント側はヘッドライト、グリル、グラスと虫だらけになる。グラスの汚れは、ウインドーウォッシャー液を使うと、落ちないばかりか、逆にワイパーで引き伸ばす事になり、一層前が見難くなる。

ド田舎育ちなので、小さい頃は、自然のままの小川が近所にあり、ホタルは普通に飛んでいた。竹箒でとった事もあるし、蚊帳を吊って寝るとホタルが蚊帳にとまっている事もあった。そんな小川も段々と整備されてるにつれて、ホタルも見なくなった様な気がする。珍しい物でもなかったので、記憶さえもあやふやである。

妻や娘達にとって、ホタルは眺める物であるようで、一度、私が2,3匹捕まえて部屋に入れると、虫という感覚(間違ってはいないのだが)があるらしく、怖がって逃げ回っていた。妻は、虫という事で噛まれるとか、光るので熱いのでないかという恐怖があったそうだ。(子供もママが怖がるので、同じ反応だった)

なかなか風流な裏庭なのだが、ホタルの季節は、蚊の出る季節でもある。アメリカの蚊も日本のとは違うようで、炎天下でもくわれる事がある。家の中に入る時があるのだが、金鳥の蚊取り線香も効きが悪い様な気がする。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿