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我流ゴルフ理論(5)頭の残し方

2010-02-09 09:44:55 | 我流ゴルフ理論
「頭を残す」は、はっきり言って間違ってます。右肩の上の方、スイングプレーン上の手とクラブがダウンスイングで下りて行く方向と逆に持って行くのです。つまり、残すのではなく、積極的に右上に傾けるのだ。(私は右利きです)

一番良い例は、セベ・バロステレスとフレディ・カプルスです。(正面から連続写真を見ればよくわかります。フルスイングであればどのプロも同じ傾向にある) インパクトでは、頭が右足の上近くまできております。残そうとして出来上がるポジションではなく、(無意識であっても)右上に引っ張って行っているから出来る形だと思います。

左足を踏み込み、左腕を反時計回りに捻りながら下ろしてくると、よっぽど体が柔らかいか、抜群にバランスが良くない限り、アドレスで作った軸は左に持って行かれます。このカウンターとして重たい頭を逆方向(右上)に持って行く事で、バランスが上手く取れます。

また、突っ込みたがる右肩を押さえる事にも繋がり、自然にインサイドからのダウンスイングとなります。

結果的に頭が残っている形となり、インサイドからのプレーンに載る事になり、インパクトで何の小細工をしなくても良いので、思い切ったリリースが出来る様になります。リリースの強さは、インパクト時のグリップと右耳の距離で測れる感じです。なぜ頭でなく、右耳かと言うと、ダウンして行くグリップに対して顔を右向き(クローズ)のまま残せるからです。

ダウンスイングは、究極的に捻り戻りながらの振り子の動きで、弧の中心は頭であるので、左に踏み込む勢いで引っ張られない事を考えなければならないのです。

頭は残すものでは無く、インパクトでは右上に踏み込むのです。(頭を踏み込むは妙な表現だと思いますが、ダウンでの力の入れ方は、左足への踏み込み、左腕の引き下ろしなので、それに拮抗するために踏み込むという感覚が、シンプルで体が素直に対応します)

尚、この頭のポジションはパットでも非常に有効です。アドレスは変えずに、頭を右上からつり上げられている様な感覚を作っておいてパット中ずっと保持しておくと、特にインパクトでリリースする感じが強く意識出来ます。