YS Journal アメリカからの雑感

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日本政府のアフガン支援

2009-11-13 10:09:48 | 雑記
オバマ大統領の訪日を前に(書いてるうちに着いちゃいましたけど)、日本政府は$5Billion(約4500億円)のアフガン支援を決めた。名目はインド洋上のアメリカ軍への給油補給支援打ち切りの代替だそうだ。

これまでもアフガン支援に$125Million(約110億円)の支援を行っている。問題はこの支援がどのように使われているかを日本政府は本当に理解しているのだろうか。表向きはアフガンの治安、つまりアフガン警察の強化に当てられている。では、これらの日本の支援で活動しているアフガン警察は何をしているかというと、China Metallurgical Groupをアメリカ陸軍第十山岳部隊と一緒に守っているのである。

China Metallurgical Groupはアフガンにとって、$3.5Billion (約3000億円)の海外からの最大投資案件である。カブールの南で銅鉱山を開発している。世界最大級の埋蔵量があるらしい。今場所は元々アルカイダが軍事訓練をしていた場所にあるとの事。

アフガンにとっても民間経済の復興は重要で、海外からの投資は貴重なのは理解出来る。でも中国がアフガンには、人(軍隊)もお金(投資以外の)も出していないのに、アメリカと日本で守ってあげる必要があるのでしょうか。

その上オバマ政権がアフガン戦略決めてないのに、$5Billion(約4500億円)はオバマ大統領訪日のお土産にしては破格過ぎるのでは。