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YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

グリーンカード更新

2013-08-24 12:33:59 | 雑記
6月に中国、日本出張で入国した時に、移民官から早急のグリーンカードの更新をアドバイスされた。今秋に切れる事は認識していたのだがすっかり10月だと思い込んでいた。確認してみると期限が9月12日になっている。

グリーンカード更新は2回目なのだが2年前に家内がやっており、随分簡単になった記憶があったので少し気が抜けていた様だ。

休暇等で動きが遅くなったりしたが何とか7月31日にオンラインでファイルした。申請料 $365、Biometrics と呼ばれる犯罪歴等を調べる料金 $85 の合計で$450 で、2年前と同額であった。

申請受理の連絡(I-797C ) と同じ I-797C ではあるが "Notice of Action" が 郵送されて来た。(既に記憶が怪しいが、最初の I-797C にサポートドキュメントの提出が要求されいて、パスポートのコピーを郵送したような覚えが)

Biometrics (指紋採取)は8月23日午前9時指定、デトロイト市 U.S. Citizenship and Immigration Services 内にある Application Support Center に指紋採取と新しいクリーンカード用の写真撮影に昨日行って来た。

家内の時もそうだったが全然空いており、手続き自体は5分程で終わった。

新しいカードが届くまでに1-9ヶ月と言われた。家内の時は手持ちのカードに半年延長のシールが貼られたのが、私のカードは角が欠けており、剥がれそうな気配があるので延長シールは貼れないと言われてしまった。

9月に切れるし、新しいカードが届くのに最長で9ヶ月も掛かったら、その間アメリカ入国(イコール出国)が出来なくなる。

10年前の様にパスポートにテンポラリー永住ビザを押す処置になるのだろうと思って聞いてみた所、Application Support Center は指紋採取と写真撮影をする外注なので、U.S. Citizenship and Immigration Services に問い合わせてくれとの事。

U.S. Citizenship and Immigration Services 同じ建物内にあるので、そちらの受付で事情を説明した所、直ぐにアポが取れた。

手続きは簡単で、その場で一年有効の押印付き永住ビザのスタンプをパスポートに貰って帰ってきた。(下の写真がそれ)古いカードは没収された。

家内の時は1ヶ月も経たないで新しいカードが届いたので、このテンポラリービザを使う機会は少なそうだ。


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"Green Card 更新" (8-18-2011)



リースしていた Toyota Highlander を購入

2013-08-13 20:16:02 | 雑記
家内の 2011 Toyota Highlander SE 4X4 の2年リースが切れるので買換えを検討していたのだが、結局はリースしていた車を買う事で決着した。

私の猛烈にハイブリッドに乗ってみたい気分と家内の四駆 SUV の希望を両立さす為に、Toyota Highlander ハイブリッドに決め打ちであった。

謎のハイブリッド熱のせいで代表格であるプリウスも真剣に調べたのだが、サイズが小さいのと四駆が無いのとやっぱりカッコが悪いので断念。サイズが大きい Prius V を好きになろうとしたのだが、やはり自分に嘘はつけない。

Toyota Highlander ハイブリッドを考え始めたキッカケは、ガソリンが高騰した時でもあり長く乗ればハイブリッドで車体価格が高くなった分をカバー出来る計算があった。メカ的にも、ドライブシャフトを使った四駆ではなく後輪はモーターのみの駆動で、実質は FF 車(だから燃費もより良い)であるというハイブリッドの利点を最大限に利用した四駆 SUV である事で、俄然興味が湧いてきた。

電気自動車には懐疑的だが、ハイブリッドの将来性は高いと考えているので自分で乗ってみておきたいと言う真摯な気持もあった。

早速試乗に出かけたのだが、慣れないせいかエンジンとモーターの切り替えが非常に不自然に感じた。レンタカーでプリウスを運転した時は感じなかったので、V6 エンジンと車体が重たいのが聞いているのかもしれない。試乗して気持が冷めてしまった。

その後見積もりを見て一辺に凍り付いてしまった。車体が $47,890 なのは知っていたが、値引きが $1,000 でローンの金利が 5.9% 、頭金無しの72回(6年)ローンの毎月の支払いが $810.66 !!!!!!!!!!  (ハイブリッドで2つのグレードが設定されているのだが、実質はリミテッドしか選択肢がない)

という事であっさり断念。

ローン終了が近づいていたので関連書類が送られてきており、選択肢の中にリースしている車をそのまま買い上げるオプションがあり、税金等全て込で $26,153.38。24,000 マイル(約 38,000 キロ)と走行距離も少なく、Kelley Blue Book で調べてみても、最低でもその位の価値はある。自分できちんとメインテナンスも行ってきているので、2年落ちの中古車としては最高級である。

その上 $26,000 で買える車は高が知れているので、新車病に罹りつつあった家内はちょっとガッカリしていたが、購入を決定。中古車のローン金利は高くなるので現金払いにした。( Saving Account の金利は現在 0.05% )

購入直後にフロリダ休暇で 2,500 マイル走ったのだがこれまで通り快適であった。


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"2011 Toyota Highlander SE 4X4 リビュー" (7-31-11)
"2011 Toyota Highlander SE 4X4" (6-26-11)

アシアナ航空214便着陸失敗

2013-07-10 06:43:56 | 雑記
私は軽度の航空機事故フェチである事は以前にも書いた。

今回のサンフランシスコでの事故は機体もほぼ全部残っているし、レコーダーも早々と解析されたりして、事故調査と言う意味では比較的簡単で、早くに正確な結論が出そうなので、あまりそそられない。

ただ、事故直後から映像を熱心に見ているのだが、どうしてもエンジンがひとつしか見当たらない。胴体の右側に焼けただれたのが一個あるだけだ(多分右側のエンジン)。左側のエンジンはどこに行ったのであろう。

誰も話題にしないので、私が単に見逃しているだけなのだろうか?

映画スターウォーズのエピソード I のレースのクラッシュシーンの様に転がって何処かへ行ってしまった?それともこのエンジンは壊れて散乱した?

当初の予想としては、尾翼と同時に防波堤にぶつかって海に沈んでいるのではとも思ったが、状況的にはちょっと違う様な感じだ。

それにしても気になる。


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Air France Flight 447 (5-29-11)


枯れた竹林

2013-06-23 15:24:24 | 雑記
今週は日本なのだが、地方を列車や車で移動すると枯れた竹林を目にする機会が多い。放置竹林と呼ばれ、問題になっているらしい。

そもそも、竹(そしてササも)は二次肥大成長をしないので草に分類され、約120年周期(ササは40-60年周期)で一斉開花して枯れるらしい。

枯れた竹が倒れているので放置竹林と気付くのだが、全体が倒れているわけでなく立っている竹もある。そう言われてみると、立っていても茶色っぽい。立ち枯れ状態なのかもしれない。(周期が違うのが混在している所もあるのだろうか?)

枯れても葉も茎も腐敗しにくそうなので、放置されたらそのままの状態が長く続きそうだ。

竹は成長が早いので(一晩に1メートルも伸びる)、爆発的に広がりそうなイメージがある。一度繁殖すると120年もそのままで、一斉に枯れて放置竹林となるのだろう。

自閉症と環境要因

2013-05-05 08:21:45 | 雑記
"Autism Linked to Environmental Factors" (WSJ 5-4-13) のでは、環境要因、特に大気中の金属とディーゼル排ガスに妊婦がさらされると(どのレベルかには言及無し)、自閉症の子どもが生まれるリスクが 30-50% 増えるそうだ。ハッキリした結論は出ていないが、ある種の殺虫剤でもリスクが高まる可能性も示唆してある。

一方で、妊娠前や初期に鉄分を取るとリスクが 40% 減るとも書いてある。

ちょっと驚いたのは、遺伝要因が 35-60% となっている事だ。遺伝子とかの特定はされてない様だが、遺伝的要素は高そうだ。(以前、自閉症のエントリーで中川先生からコメントを頂いたが、遺伝というより家庭環境という要因もありそうなのだが、それには触れられていない)

現在の結論としては、複合要因であるとしか言えないのが現実の様だ。

一番驚いたのは下のグラフだ。125人に1人と思っていたのだが、現在は88人に1人、それもたった4年で大幅(と言っても良いと思う)に増加している。自閉症の事に興味を持ち始めた頃は、一般認識が拡大した事で認定されるケースが増えているという事も言われていたが、もうそんな話ではないと思われる。

1% 以上もの子どもが自閉症である事実には言葉を失ってしまう。未だにそのメカニズムがハッキリと解明されていない事も歯痒い限りである。

事後的にも、アメリカは早期発見と治療法が確立されて来ているが、日本ではなかなか制度の整備が進んでない様だ。

アメリカ(というか外国)に住む日本人の場合、自閉症の症状のひとつである言語障害を外国語環境ということで見逃す場合もあるようだ。日本人的な感覚で、親の我が子に対する贔屓目、ちょっと変だなーと思っても様子見をしたり、最初からそんな事は無いと否定してしまう人も少なく無い。明らかな症状が出ていても専門家ではない他人が、診断を進めるといったアドバイスを言えるものでもない。早期治療がその子の将来に大きく影響するだけに、発見の遅れは悲し過ぎる。

原因解明や予防確立にはまだまだ時間が掛かりそうなので(個人的には決定的な原因の究明は不可能な気がする)、正しい認識(早期発見、早期治療が最も肝心である)が広まる事を望むばかりだ。




関連エントリー いろいろな貴重なコメントを頂いているので、そちらをお見逃し無く

自閉症とワクチン (1-12-11)
自閉症 (10-1-10)

コメ

2013-04-05 22:17:37 | 雑記


コメに掛かる関税は従量税、つまりキロ当りで決まっているとの事なので実体を反映しているとは言い難い様だが、農産物の輸入関税はそれにしても高い。就業人口が2%で平均年齢66歳の日本農業をどうしていくのか、私には見当もつかない。

コメの輸入についてはウルグアイラウンドで風穴が開き、高関税から徐々に下がって最後は自由化の段取りになっているとずっと思っていた。

輸入は出来る様になったものの、高関税とミニマムアクセスだけでお茶を濁しただけになっていた様だ。今後、TPP のなかで農産物の輸入は避けて通れない問題であろう。

安いアメリカ米がどっと入ってくるかもという心配がいつも取りざたされるが、アメリカのライスファーマーはコメ作りから離れつつあり、供給不足さえ心配されている。穀物の値段がインフレ気味だが、コメの値段はここ数年安定しており旨味が無い。元々、手間が掛かるし機械への投資大きいし、不作となった場合に値崩れがトウモロコシ等に比べて激しいらしい。

先祖代々コメ作りをしていても、一度トウモロコシに転作したら、多少値上がりしても米作に戻るという人は少ないとの事だ。




Adenoma

2013-04-01 18:44:15 | 雑記
先週の Colonoscopy (大腸内視鏡検査)の時に摘出したポリープの結果が届いた。Adenoma (腺腫性ポリープ)だそうだ。良性で癌の心配はないとの事で一安心。

兄弟や子どもも、この種のポリープが出来る又は大腸がんになる可能性が高いので、40歳で Colonoscopy (大腸内視鏡検査)をする事を推薦していた。ここまでいたって健康なので自分に癌は関係無いと思っていたが、母、そして母方の祖父母が癌で亡くなっているので、考えてみれば素質はある。

8歳と12歳の娘にはキッパリと、40歳になったら Colonoscopy (大腸内視鏡検査)を受ける様にアドバイスしておいた。(親としての義務を、無責任に果たしている達成感あり)

これで大腸がんは暫く心配無いが、胃とか肺とかのスクリーニングはどうするのだろう?(アメリカ人の同僚は50になると必ず勧められると言っていたが、今回、自分で言わなければやってもらってなかった可能性もある?)まあ、胃がんは切っちゃえば治癒しそうだし、肺がんは見つかった時は手遅れというイメージがある。

今週は定期検診の一環として血液検査もするのだが、血糖値にコレステロール、あちこちガタがきているのは仕方ないと諦めている。


関連エントリー

Colonoscopy (大腸内視鏡検査) (3-25-13)

Let me know of any concern

2013-03-26 23:18:21 | 雑記
勤務先のメールサーバーが Notes から Outlook に切り替わった。いろんな事情があり、いろんな事がスムーズにいかない。問題の一つが会議室の予約機能が使えない事だ。取り敢えず、紙のスケジュール表に予約を書き込むという原始的な方法で運用する事になった。

そのお知らせメールの最後に "Let me know of any concern" とあり、この "of" にすっかり考え込んでしまった。

もし、私が書くとすれば絶対にこの表現にはならない。かと言って "Let me know any concern" とはせず "Let me know if you have any concern" としただろう。

書いた本人とは話せなかったが他のアメリカ人に聞いたところ、私の表現でもOKであるとの事。ちょっとホッとしたものの、この期に及んで、こんな所でつまづいている自分の英語センスの無さと不勉強が情けない。

泥縄式に "know" と "know of" の違いを調べてみた。

"I know him" は彼を個人的に知っていると言う意味で、"I know of him" だと彼の事を聞いたことがあると言うニュアンスになる。よって "I don't know him, but I know of him" という文章が実際に存在したりするらしい。

で、"Let me know of any concern" であるが、このメールでお知らせるスケジュール表への書き込み方式の運用はシンプルであり疑問の余地が全く無いと思われるが、それでももしなにか問題点があるようだったら知らせてね、という力強いメッセージになっている。

意図的ではないが、英語オタンコナスに対しても力強いメッセージになった。

書き手は、私の深い失望と英語への新たな勉強意欲(ホンマかいな)を喚起した事を未だ知らない。

Colonoscopy (大腸内視鏡検査)

2013-03-25 19:16:36 | 雑記
Colonoscopy (コロノスコピーが英語の発音に近いと思われる)大腸内視鏡検査を、University of Michigan の Medical Procedure Center で受けてきた。

特に悪い所はないのだが、昨年母が癌で亡くなったし、年だし、便秘も気になるので、先週の検診(簡単な問診、触診、血液検査)の時にスクリーニングをお願いしたら、今日空きがあるとの事で、トントン拍子で検査を受けれる事になった。(便秘と大腸がんの関係は無さそう)

点滴から入れる軽い麻酔で何だかウトウトしているうちに終わってしまった。チェックインからディスチャージまで一時間半くらい。麻酔をするので検査後12時間は運転等が禁止されており、仕事はお休み。(送迎の運転手必要)検査後は少しフラフラする位で至って普通で運転も出来そうだった。帰りがけに運転手をやってくれた家内とランチを食べてきた。さすが、午後はテレビを観ながらウトウトしていた。

基本的に健康で処方薬の服用もしていないので、準備は前日の一日のみ。昼から下剤を飲み始めるので、前日午後は休んだ方が安心かも。(たまたま日曜日でラッキーだった)前日の朝食以降は固形物が食べれないのだが、粉末の下剤をゲータレード(G2指定)に溶かしたものを飲むし、水分をガロン以上取れとの指示なので、空腹感も特に無し。

当日の朝には便が完全に水状になるのが理想だが、私の場合やや不完全な感じ。但し、"The quality of the bowel preparation was excellent" というコメントが検査実行書(?)にあった。(この実行書に写真が3枚あったのだが、内壁が綺麗に見える前処理良好状態であった)

結果は 6mm 程度のポリープが一個見つかり摘出、そして病理検査に回すの事だった。結果が adenomatous tissue (腺腫性ポリープ)であれば5年後に再検査、hyperplastic polyp (過形成性ポリープ)であれば10年後だそうだ。結果は2-4週間後との事。

50歳で、男性の25%、女性の18%にポリープが見つかるそうだ。

検査が終わった後に、腹を揉んで空気を出せ(つまりおならをしろ)と言われる。後で調べてみると、空気で腸を膨らませながら視ている。たいした空気は出なかったものの、少し腹が張った感じがあるくらいで痛みや吐き気という事はなかった。

後は結果を待つばかり。

American President !?

2013-02-21 00:06:29 | 雑記


コネチカット州の小学校での乱射事件の後、ホワイトハウスは銃規制にご執心である。

アメリカではまだ過半数が、個人が銃を持つ事を憲法上の権利だと考えているので、銃規制論者は銃を毛嫌いしているくせに、必ずと言って良い程、自分たちも銃の事を理解しているが規制が必要でしょうという論法を展開する。

オバマもご多分に漏れず、銃規制が盛り上がってきたこの時期に、キャンプデイビット(大統領週末用別荘)では射撃を楽しんでいるというコメント付きでこの写真(撮影日は昨年の誕生日)を公表している。

射撃の専門家のコメントとして、散弾銃なのにライフルの様に構えており、何発か撃つと右手が銃身に近過ぎるので熱くて持っていられなる位置であると指摘されている。(その上、クレー射撃にしては狙いが低過ぎるし、動きが無さ過ぎる)シューティングベストを着てないのも不自然との事だ。宣伝用に撮影されたというのが丸出しである。(もっとらしくすれば良いのにというコメントもあった)

写真を見た瞬間に素人の私でも分かる位、とにかく格好が悪い。本人はシャープシューター気取りなのであろう。銃に対する理解などひとかけらも無いのだろう。憲法学者のくせに、憲法上の銃を持つ権利を説明としてハンティングに反対している訳ではないと、トンチンカンな事を言っていただけの事はある。

格好悪いと言えば、投球する姿も見難いものである。"Throwing like a girl" と皮肉られていたが、それでは女の子が可哀想だ。長年やっているバスケットはまあまあだが、その他アメリカンっぽいスポーツはどうも苦手の様だ。


東京の郊外って意外と住みやすいかも

2013-01-04 23:15:53 | 雑記
昨年11月に日本出張をした際に、東京町田市の妻の実家にお世話になった。鶴川団地である。家内が生まれた直後に抽選に当たり分譲を購入しそのまま住み続けている。

昔読んだ大藪春彦の小説で主人公がコジュケイを撃ちに鶴川の丘陵地に行くという表現があり、昔は人も住まない様な所だったのだと妻をからかったが、25年前も既にずいぶん開けていた。

何気ない世間話で、近所の物件が480万円で売れたと言う話になった。3DKで約50平米、安いなーと言うのが正直な感想であった。(改装をしているともう少し高くなるようだ)

既に築40年以上経っているので間取りや天井の低さに古さを感じる。(売り出した時の宣伝文句が「100年持つ」だったらしい。維持管理も行き届いている)

周囲は落ち着いており、建物も適当なスペースが確保してあり、南向きの3階のベランダからは、右に丹沢そして富士山、左に横浜のランドマークタワーが見え、環境は悪くない。
但し、小田急鶴川駅からちょっと遠く徒歩だと25分くらい掛かる。東京に出るにも横浜に出るにも実質一時間以上掛かるので、通勤には不便ではある。

出張帰りに成田で購入した文芸春秋12月号に世代間格差特集があり「マイホーム資産価値がゼロになる日」という三浦展のレポートが載っていた。その冒頭に埼玉狭山市の3LDK、52平米の中古マンションが390万円と言う記述があった。

三浦展には「東京は郊外から消えていく! 」等の著作があり、高齢化社会における魅力的なコミュニティ作りを最近のテーマにしているようだ。

東京の郊外の中古マンションや団地の価格が、手頃を通り越して随分安くなっているのには驚いた。一方で郊外といっても十把一絡げにはならないのではとも感じた。

鶴川団地のなかは、初めて足を踏み入れた20数年まえから変わっていない。従来からの商店街は寂れていたが、周囲は開発が進んでおり、車が必要だが利便性は高い。やはり、東京だけでなく横浜にも近く東海方面に開けている地の利がある。

アメリカに帰ってきて、今回フィニッシュした地下室の面積を平米に換算するとちょうど51平米であった。エンターテイメントセット、テレビ、ソファを入れたが、未だに娘たちがジムの様に使っている。

東京郊外の中古マンション、団地もお手頃になっているが、やっぱり私は、アメリカそれも中西部の田舎があっているとつくづく思う。

愚図の大いそがし

2012-12-26 02:35:13 | 雑記
最近、自分が本質的に怠け者である事に気がついた。そう考えると必然なのだが、仕事でずっと忙しい状態を経験した事がない。無意識に自分の本質にあった仕事の組み立てをして来ているのかもしれない。

この2ヶ月ほどブログ更新が減ったのは、これまでの人生で一番忙しく働いていたからだ。(大したことをしていたわけではなく、いろんな偶然が重なったのと、兎に角出張が多かった)

そんな状態で、歯を抜いたり、家の改修などをしていたので、公私ともに大忙しであった。

始まりは11月の日本出張。訪問先が多くて、いろんな人と(日本人ばかりでなく、ドイツから日本出張に来ていた日本語を喋るフィリピン出身の人とか、しゃぶしゃぶの好きな英語の下手なドイツ人とか)いろんな打合せを、北は茨城(宇都宮の方が北か?)から南(西?)は鳥取まで行った。アメリカに帰る飛行機の中で打合せメモを整理していた時に、既に詳細が記憶から欠落しているのに気が付いた。

今回の出張で、生まれて初めて茨城県に足を踏み入れた。ランチの時に地元の方と「大津浜事件」(江戸幕府が開国する40年前に異国人(イギリス人)が上陸した)の話となった。尊皇攘夷が水戸藩で芽生えるきっかけとなる日本史上でも重要な出来事である。大津浜には、捕らえた水兵と地元民が相撲をとった記された石碑があるらしい。

成田空港で買った吉村昭の本「冬の鷹」が良かったので、蔵書の中から「桜田門外の変」を引っ張り出して読み直し、改めて幕末、明治維新に思いを馳せてみた。旅をしない私にとって、出張であっても初めての地というのは刺激的なものだ。

日本は計10日、間の週末は町田にある家内の実家にお世話になった。近所にある日帰り温泉「湯快爽快」に連れて行ってもらったのだが、無料送迎バスなどもあり、本当に便利であった。のんびりお湯につかるだけなら、本格的な温泉場まで出かける必要がないのが助かる。普通のお風呂、温泉、サウナがあり、料理もそこそこ美味しいし、なにより清潔なのが良い。散髪だって出来る。マーケットとしては老人層を狙っているのだろうが、アメリカから忙しない日本出張をする日本人にとってもドンピシャコンセプトである。(それとも私が只の老人という事であろうか)

日本出張後半は、松葉ガニの美味しかった米子で締めくくり。

アメリカに帰ってきたのは Thanksgiving の前日で、4連休は完全に時差ボケで、家族の大顰蹙をかった。

12月に入ってからも、メキシコそしてアメリカ国内日帰り出張(飛行機も有り運転も有り)連発で、その間に歯を抜いたりしてヘロヘロであった。そんな中で、改修の最終段階である全室内のペイントが行われた。自分で塗るわけでは無いが、家具を各部屋の中央に寄せなくてはならない。出張日の早朝や夜な夜な、結構重い家具やピアノを動かしたりしていた。

9月に改修作業が始まってから断続的に12月までやっていたので、この3ヶ月寝室にリビングの家具が鎮座してたり、ベットではなく床に引いた布団で寝てたりして、兎に角落ち着かなかった。基本的に家にいる家内は、アメリカ人の大工2人が出入りするのに精神的に疲れていた。

クリスマスツリーも飾れないので、娘達はサンタが来ないのではないかとやきもきしていたが、代用にポンセチアの鉢植えを置いたので、プレゼントはちゃんと届けられた。

で、やっとペイントも終了し、目出たくクリスマス休暇となった訳であるが、まず家具をもとに戻す作業が有り、その上、フィニッシュした地下室の調度しなくてはならない。クリスマスイブに IKEA で散財し、クリスマスイブとクリスマス当日、IKEA の出張組み立て作業員に成れるくらい家具の組み立てをしていた。

でも、まだ家の中は片付いていない。


愚図の大いそがし」は、昔読んだ記憶が微かにあるコラムのタイトル。調べてみると著者は山本夏彦であった。本の内容も著者の事もすっぽり抜けているのだが、「愚図の大いそがし」の文言だけを鮮明に覚えている。

Hangmu Style

2012-12-10 19:04:27 | 雑記


Danger Zone を紹介したときに、 Top Gun 映画の冒頭シーン、空母甲板での実写と思われるクルーたちのアクションが余りにカッコ良くて密かに練習している事を告白した。

中国軍が、公式映像に Top Gun の一部を無断で使っている事で、中国にもこの映画のファンがいるのを知り、自前空母(といってもロシアから買っているのだが)の甲板で Top Gun の冒頭シーンに出てくるクルーたちのアクションのようなものをやってくれればと面白いと、不真面目に考えていたら、本当にやらかしてくれた。

上の写真は、公式に公開されたものであるが、どう考えても Top Gun のまねであろう。(というか、アメリカ式の模倣だろうが、必然的にこうなるのかも)

中国語で空母を Hangmu と読むらしい。PSY の Gangnam Style に引っ掛けて Hangmu Style と称し、ネットでこのポーズを取るのが流行っているらしい。

Top Gun と Gangnam Style の節操のないハイブリッドに中国を感じる。

それにしても背中の漢字がお茶目だ。


関連エントリー

中国の空母 (8-11-11)
Danger Zone (2-28-11)
GANGNAM STYLE (9-30-12)



中国のカタパルト技術に興味があったのだが、どうも離陸は先端の傾斜に頼っているようだ。日本のニュースでは着陸のほうが話題になっていたので、ワイヤーに引っ掛けて止めるの方がむずかしいのかも。

日本にも、2,3隻(空母って、隻って数える?)欲しいところである。


異国情緒と叶わなかった恋と

2012-12-08 11:42:28 | 雑記
旅行する趣味がないので、トロピカル系のリゾートに行った事がない。(そのうち家族旅行でカリビアンクルーズとか行くかも)

感覚的に一番近いのが、出張で行くメキシコだ。

メキシコにはハシエンタと呼ばれる昔のメキシコ荘園をそのまま使ったり、模したりするホテルが多い。プールを囲むように建物があり、熱帯風の木々が生えていたりして、南国リゾート風になっている。建物やドアが意味もなく物々しかったり、天井からファンがぶら下っていたり、タイルがふんだんに使ってあったりして、意味もなく豪華な雰囲気になっている。

言葉(スペイン語)が全く理解出来ないので、いやがうえにも異国情緒満点となる。

そんな風情の中で去就するのは、日本にいた頃に思いを寄せた年上の既婚女性への叶わなかった恋とも呼べない自分の心の片隅にある甘酸っぱい追憶である。

異国情緒溢れるバカンスの同伴者は、やはり訳ありの女(ひと)でなければならない。

慣れないテキーラを飲み、ちょっぴり酔っ払ってホテルのベットに倒れ込んだりした時は、部屋の中でその女(ひと)がなぜか裸で恥じらいながらも奔放にしている幻想に包まれる。