まゆみ(檀,真弓)の実,秋の季語になっていますので,
晩秋が旬だと思いますが,年が明けても実をつけていました。
初夏に緑白色の小さな花をつけますが,
まゆみはなんといってもその実が美しく魅力的です。
写真は1月4日のものですが,この時期でも旬のピンクの花のようにきれいです。
じつは,このピンクの花のような部分,実を包んでいた皮なのです。
赤い実がこの皮の中に4つほど入っており,
11月ごろにはじけて出てきます。
従って,写真は,実がはじけ出た後の「まゆみの実の皮」というべきかもしれません。
まゆみはニシキギ科の落葉低木,漢字で檀あるいは真弓と書きます。
檀は栴檀(せんだん),白檀(びゃくだん)そして女優の檀れいの檀(だん)です。
ちなみに,檀れいの本名は「まゆみ」とのこと,
芸名の由来は本名をもじって,この植物から引用されたものだそうです。
真弓はこの材質が強く,しなりがよいので,
弓を作るのによく使われたところからの名です。
これも余談ですが,阪神タイガースの監督は真弓明信です。
北風に微笑み返しまゆみの実
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます