行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ニリンソウとヤマエンゴサク

2019-04-12 20:00:57 | 花,植物
マクロレンズを片手の丘陵の山道、
ニリンソウとヤマエンゴサクが並んで花をつけていました(4/5)。
一週間ほど前、3月下旬に来た時にはまだ花茎も見られなかったので、
あっという間の開花です。


ニリンソウ。
キンポウゲ科の多年草、
春先に花をつけ、夏には葉も含め、地上からすべて姿を消す
スプリング・エフェメラルと呼ばれる植物群の一つです。


4月ごろ葉の中心部から花茎を伸ばし、花をつけます。
白い花弁のように見えるのは萼片が変化したもの、
花弁はありません。


花茎を伸ばし、一輪がまず咲き、
少し遅れて二輪めが咲きます。
通常1本の茎から2輪の花をつけるので二輪草、
まれに1輪、3輪のものがあります。


ヤマエンゴサク(山延胡索)。
ケシ科キケマン属の多年草です。
この草もスプリングエフェメラルの1つに数えられています。


花は茎の先に総状花序を作って咲き、
咲きはじめは淡い紅紫色、山野の小さな花です。


花弁は4個で外側に2個、内側に2個。
基部が袋状の距になって大きく後ろにつき出て、
愛らしく、海の妖精クリオネを思い出します。
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