行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ヤツデ、ウド、キヅタの花

2015-11-05 20:00:28 | 花,植物
10月下旬の山道、
ヤツデの花が咲き始めました。
冬の虫たちの貴重な蜜源です。
9~10月に花を咲かせたウドは
黒い果実となっていました。
そして、木に絡まり丈を伸ばしたキヅタが
黄緑色の花を咲かせていました。
この3種、いずれもウコギ科、
花がよく似ています。


ウコギ科ヤツデ属の常緑性木本ヤツデ(八つ手)、
葉は名の通り掌状、7つまたは9つ(奇数)に裂けます。
花は球状の散形花序に小花がたくさんつき、
さらにその球状散形花序がいくつか集り大きな円錐花序を形成します。
晩秋から冬にかけ、散形花序は上から順番に花を咲かせます。
写真は10月29日、一番上の花序の花が開き出しています。


その球状散形花序を大写しにして見ました。
ヤツデは同一の花で雄性期と雌性期があり、
写真上は雄性期の花、雄蕊が長く伸びています。
やがて雄蕊が落ち、雌蕊が伸びた雌性期の花になります。


まだ咲く前、蕾のヤツデの花(10/23)。


ウコギ科タラノキ属のウド、
多年生の草本です。
熟するとこんな真っ黒な果実ができます(10/29)。
この果実一粒に白い種が5つ入っているそうです。


まど青い実と花(10/15)。
花には雄花、雌花があるようです。、


咲き始めのウドの花と蕾(9/10)。


ウコギ科キヅタ属キヅタ、
常緑性のつる性木本、
花の形はヤツデやウドによく似ています。


他の木や崖などに気根を出し、這い上るように伸びます。
紅葉、落葉するブドウ科ツタ属ツタがナツヅタと呼ばれるのに対し、
常緑性であるところからフユヅタとも呼ばれます。
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