ずいぶん昔ですけど,東京で桜を見た後で,
長野更埴市の杏(アンズ)の里まで杏の花を見に行ったことがあります。
その記憶から,ソメイヨシノ桜より遅く咲くと思いこんでいた杏ですが,
実際はソメイヨシノより若干早く開花するようです。
稲城中央公園に何本か植えられている杏の木,
ほぼ満開に白い花を咲かせていました(3/20)。
咲く時期は桜とほぼ同じ,
同じバラ科の花であり,梅,桜,杏の見分け方難しいものがあります。
桜の花はサクランボから想像できるように花柄が長く,
そして花弁の先が少し割れます。
杏は枝から直接咲くように花がつき,
そして花弁は梅と同じように丸みがあります。
咲く時期画がほぼ同じ,桜と杏ですが,
花のつき方,花びらの形で区別がつきます。
むしろ,遅い梅との区別が難しい杏です。
メジロが2羽来て,花蜜を吸っていたこの花,
遅咲きの梅と思いましたが,
この時期(3/20)に咲いているので杏でしょうか。
杏のほうが,梅に比べ,
萼片の紅がより紅い傾向があるようです。
この花の萼片もきれいな紅色,
やはり杏と思われます。
梅にウグイスならぬメジロ,
桜にもメジロが来て花蜜を吸う姿,よく見られます。
杏の花蜜も同じくメジロの好物のようです。
必死に花の中に嘴を入れていました。
嘴が花粉で汚れています。